鯖街道を歩く。
小浜までJRではなく、難波から高速バスに乗る。
時間はさほど変わらないし、料金は電車より安いのだ。
乗り換えもなく、座ってのんびり行ける。
3時間半のバス旅は快適であっという間に小浜駅。
12時過ぎ。まずは腹ごしらえ。
おいしくて安い海鮮の店を調べておいた。
「かねまつ」
かねまつ丼1200円。
ウニやイクラまでのってる。
たっぷりのイカの下にもぶつ切りの鯛やマグロやブリがいっぱい。
おいしかった。しかもあら汁はおかわり自由。
鯖街道は地図がない。
駅前の観光案内所でも、詳しくはわからない。
隣の交番へ。
地元出身のお巡りさんが親切だった。
まずは鯖街道の起点をさがす。
いずみ商店街に鯖街道プレートがある。これだ!
いずみ商店街は、鯖を売ってる店が一軒あったが、シャッター街だった・・・
京は遠ても18里。72キロか。
午後1時過ぎ、出発。基本的には国道27号線を歩く。
街道は国道27号線にかわってしまっているが、なるべく側道をさがしたい。
横にそれると、のどかな田舎道だ。
国道に戻れば、車がびゅんびゅん走ってこわいしうるさい。
今日は昼出発なので、とりあえず15キロ。
15キロぐらい大したことない、と思ってたけど、けっこうしんどかった。
もう田植えが終わってる田んぼもあった。早いね。
途中、側道にそれたものの道がわからない。散歩しているじいちゃんに聞いた。
「鯖街道を歩いてます。熊川宿へ行きたい」と。
75歳ぐらいか。私もそちらへ行くから、と一緒に歩いた。
じいちゃん速い。もう15キロ近く歩いて疲れてるわたし達より元気だ。
こちらへ行きなさい、と分かれ道で別々の方向へ。
川の向こうから、いつまでも手を降って合図して教えてくれた。
とうとう別れ道。大きく手を降った。「ありがと~!」聞こえたかな。
旅先のちょっとほっこりする出会いに感謝。じいちゃん、ありがとね。
5時、熊川宿の古民家民泊に到着。
平日だからか、誰も歩いてない。静かな古い町並みを歩く。
お泊り処 勘兵衛。
古民家を改造した民泊で、地元の20人ほどの高齢者が交代で世話をしている。
70歳の M さん、鯖街道にまつわるいろんな話を聞かせてくれた。
桂小五郎の奥さんは小浜の人で、里帰りをしては、一日で京へ戻った、と。72キロだよ。一日で…織田信長が浅井長政に裏切られて、京に逃げ帰る時に休んだ番所の話。
木の芽峠のじいちゃんにも会ったそうだ。
街道を歩くわたし達には、なかなか興味深いお話だったね。
部屋にはコタツがあった。入ると気持ちいい。寒いんだ。一泊二食8000円。
部屋にテレビがないし、お風呂に入ったら、10じ過ぎに寝た。
明日は早起きして、25キロ歩く。
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