山小屋の朝は早い。
4時前から、みんなごそごそ起き出す。
さあ、あるもの皆着こんで、頂上に登る。気温10℃。さぶっ!
雲海だ!
ん?!富士山だ!
雲海に浮かび上がる御嶽山と乗鞍岳。
感動の瞬間だ。
頂上には50人以上の人。歓声が上がる。
これが2936mから見るご来光だ。
時間は5時前。
宝剣岳とはるか向こうに空木岳。
宝剣岳と三ノ沢岳。
どっちに登ろう・・・
ナナコが足の小指を骨折したらしい。
チャイを追っかけて転んだらしい。
松葉づえで不自由な生活らしい。
それなら、早く帰って助けてやろう。
となると、時間の短い宝剣岳に登ろう。
あのとんがった先に登る。
登るより、反対側に下るのが危ないらしい。
ヘルメット持ってない・・・
山小屋で一緒だった埼玉の山ガールと一緒に。
富士山が、がんばれ!って言ってる。
とりあえず、無事山頂制覇!
振り返ると、歩いてきた道が見える、って気持ちいい。
駒ケ岳と中岳はトラバースして宝剣岳を目指した。
でも大変なのは、ここからだった。
今回の山旅で初めて見たエーデルワイス。
がんばれ!って言ってくれてる。
これって斜度何度?!
ひとつピークを越えても、又次のピーク。
何度登ったり下ったりしたことか。
あともう少しってゆう所で、彼女が転倒!
滑り落ちた!
びっくりした。頭を岩にぶち当てた。
ヘルメットかぶってた・・・よかった・・・
手の甲を擦りむいただけで済んだ。
それにあと数メートル落ちたら崖だった。
ヘルメットをかぶってなければ、流血だったろう・・・
背中が寒くなった。もし落ちたら・・・私たちが助けないと・・・
ここからはもう大丈夫、ってゆう所まで無事降りた。
よかった~って抱き合った・・・
振り返って宝剣岳を眺める。
よく頑張った・・・怖かったよ・・・でも、私は楽しかった。
そこから極楽平までは天国のような道だった。
空木岳への分岐点を経て、千畳敷へ下る。
千畳敷まで無事に戻ってきた。
右が宝剣岳。あの稜線に沿って登ったり下ったりした。
ロープウェイで千畳敷カールにだけやって来る観光客もいっぱいいる。
この前で記念撮影してる。
写真だけ撮るなよ。
宝剣岳に登ったヒトだけが記念撮影していいんだぞ。
危ないんだぞ。怖いんだぞ。滑落してケガした人いるんだぞ。
私は撮っていいんだ!
3000m近い高所の空気の薄さでしんどかった。
二日でたった5時間ほど歩いただけなのに、中身の濃い登山だったな。
楽しかった。
帰路についてびっくり。途中の SA 。なんなんだ! この暑さは!40℃あるぞ・・・
アホとけむりとめーちゃんは、高い所が好きだ。
涼しい所へ行きたい・・・帰りながら思った・・・
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