サンチャゴ巡礼カミーノ北の道の旅。
なんだけど、どうも去年の巡礼旅より、宿が高くつく。予約できるアルベルゲが無く、ホテル、ペンションになる。アルベルゲの個室は40€ほどで泊まれたのに、今回は70,80…
コロナが過ぎ去って、巡礼者の数がすごく増えてるらしい。予約せずに歩くのは心配だ。
疲れ果てて宿に着いて、空いてないからあと5キロ歩く、とか絶対に無理だ。
巡礼者にはホテルよりアルベルゲの方が洗濯もできるし、自炊もできる。
四国の遍路宿もなかなか予約がとれなくなってるそうだ。外国人も急増してるからなあ。
四国もダメか…こうなったら小豆島だ。といっても、小豆島の宿もとれにくくなってる。しかも高くなってるし。
まっつんちに泊めてもらうしかないな…
で、今日からしんどい3日間だ。
距離が長いので、朝食は宿でしっかり食べて出よう、と。でも、巡礼者用のアルベルゲではないので、朝食は8時からだと。8時？ 遅い…去年は宿をほぼ毎日暑い6時半頃出発していた。今日は8時半になった…
まずは巡礼路に戻って、黄色矢印を探す。
あった！ よし、今日もがんばる！
海沿いリゾートに別れを告げる。帰りにもう一回寄ってもいいな…
スペインのカミーノは常に西向いて歩くので、朝、出発した方向を振り返ると必ず逆光なのだ。
今日は朝からいいお天気だ。うれしい。
ここまでもけっこうな登りだった。
牧場と海… 牛、馬、羊…
サンチャゴまで787km。遠い…
いいんだ。今回はたどり着けなくて。
ちょうど疲れてのどが渇いた所にこんな親切な女性。「お茶飲んで休んで行きなさい」と。英語で。英語につられて…
紅茶と手作りのチョコケーキ。知り合いが京都でレストランをやってる、と。
donativo と書いてある。いくらでもいいから寄付するのだ。2€おいた。それと、さをりのミサンガをプレゼントした。
ひと休みさせてもらって、又がんばろう。
デカい。ピレネー犬だ。
今日の途中の唯一の街、オリオ。
フランス人の道と違うところ。サンジャンからの道は途中に小さい村をいくつも越えて行くけど、北の道は、街は標高ゼロに近い海沿いにしかない。それ以外は標高の高い山の中で、ほぼ休めるカフェがあるような街は無いのだ。しんどい坂道を上ったり下ったり…カフェもバルも無く…
オリオ、けっこうな街だ。
まだ、今日の宿泊地まで5キロ以上ある。しかも、しんどい登りもある。
わかってるんだ。ビール飲んじゃダメなんだ。わかってるのに…あとで坂道がしんどいから…
口が勝手にゆってしまった…
「ドス、カーニャ！」………だって、ワインはダメだよね。食事にジュースはないよね。水…？
くそう！だからビールはダメなんだって。この坂道、めっちゃキツい…心臓破りだ…
無事峠を越えた！
わぁお！ すごいっ！
浜に出てみると、サーフィンしてる人、海に入ってる人…
23km。平地ならどってことない距離なのに。
あんなにキツいアップダウン。フランス人の道には無かった…
がんばりました！ 明日も今日と同じぐらいハードなんだよね…足、大丈夫かな…
ところで、阪神…強過ぎませんか？ 勝ち過ぎだよね…なんかこわい…
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