えちまにはかた

2024/08/22

これが雲海だっ!

ホテル野迫川の朝。

アラームは4時半! 「行けたら行く」じゃない! どうしても行くのだ。

ムクッと起きて顔も洗わず、バイクに飛び乗る。真っ暗だ。

雲海景勝地まで30分。あ、鹿だ! わあ、いっぱいいる。帰りにはサルもいた。当然、クマもいるわな…

あたりが薄明るくなってきた。



あっ!見えたっ! 雲海だあ!

スペインカミーノフランセーズを早朝歩いてる時に観たなあ。

あとは北海道か。早朝黒岳に登る時観た。

いつでも観れるってもんじゃないんだそうだ。


すごいなあ。キレイってゆうのか。幻想的ってゆうのか…

しかも、少し待ってると御来光だ。山の端から昇る朝日。そうは見れるもんじゃない。

アマチュアカメラマンがひとりいた。








野迫川村…何をかくそう、私は生まれて3歳まで、祖母に預けられて、この野迫川村で過ごした。

3歳からは、祖母が私を連れて大阪へ出て来て一緒に暮らした。
ばあちゃんは、私に弟ができて、母が仕事を辞めたので、野迫川へ帰って行った。

だから私は、ばあちゃんっ子なのだ。それ以降、毎年夏休みのほとんどを野迫川村で過ごした。

野迫川、高野山は私の庭なのだ。

この雲海ポイントは、私のばあちゃんの家(今は廃屋だが)からほんの少ししか離れてない。
田舎の人は、雲海なんて興味なかったんやろなあ…


標高は1000m。気温は20℃を切った。寒い。メッシュのジャケットの上にカッパを着る。

宿に戻って、温泉に飛び込む。あ〜って言っちゃうよ。

美味しい朝ごはんをゆっくり食べて、さ、ぼちぼち帰ろか。アマゴの一夜干し、へえ珍しい。おいし。



立里の荒神さん。ここも小さい時、村の人に連れられて来たことある。軽トラの荷台に乗って。

寄ってみよ。こんな遠かったかなあ。山道をどんどん上っていく。


こんなとこやったかなあ。なにせ、60年ほど前だ。
え? これ、しんどいやん。




紀伊半島といえば、山深いこの景色だ。


又走って早朝に来た雲海ポイントだ。

あらら、これがあの雲海の景色か…

日の出から少しずつ消えていくとは聞いていたが…




今回のミッションは、実家の墓参りと、高野山を歩き回ること。野迫川温泉で汗を流して、アマゴとカシキ鍋を食べること。

早朝の雲海を観ること。野迫川公民館でグランフォンドのポチッすること。


それにしても…なんでこんなとこ…野迫川村公民館…

ここへチャリで来いってか。無理だよ… 



さ、ミッションは全てクリアして、無事帰れそうだ。

冨貴経由を帰り道に選んだ。これがとんでもない山越えルートで、細いガタガタ道。

ってゆうか、昔はこの道が普通だった。免許取り立てで初心者マークつけて、この道を野迫川まで走ってた私はすごいよ…


五条まで下ると、暑い…暑すぎる…

37℃…暑い、しんどい… たまらずマックで休憩。

ゴールデンパインフラッペ。これ美味い。でも高いな。490円。




無事帰宅。暑さにやられた。

玄関開けると涼しい。エアコンは29℃設定でつけていった。

さ、汗だくだ。シャワーして洗濯でもするか。



夕食はさっぱり冷製パスタ。
と思ったけど、細めのパスタが無い。稲庭うどんだ。

材料はこれだけ。
キノコのマリネは作って冷ましておく。
トマト、大葉、シーチキン。

ニンニク、めんつゆ、オリーブオイルで。


さっぱりして美味し〜


それにしても…なんて暑いんだ…

涼しい高野山、野迫川がなつかしい…エアコン無しだよ…

また行こ…




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