民宿政所を8時に出発。
初めてお日様が顔を出しました。なんか、うれしい。
今日は最後の山歩き。がんばる気まんまんです。
ばあちゃんが見送りに。いつまでも手を振ってくれました。
おにぎり弁当にこんなお手紙が入っていました。
静かなお客様か・・・なにしろ8時に寝ちゃったからなあ。
ばあちゃん、お元気で。
三浦峠まで、3時間? そんなにはかかりませんでしたよ。
石畳は滑りやすいので、歩きにくいんです。
下りより,登りの方がましかな。
こんな山の中にお屋敷があって、これはその防風林だとか。すごい木ですね。
五百瀬小学校の子供達が書いてくれた手書きの看板にほっとします。
「山道はむりをしない」 その通りです。
三浦峠、1080m到着。
ここからは、長いですが下りと平坦のみ。
五百瀬の集落が見えます。あんな下から登ってきました。
ばあちゃん、頂上まで来たよ。
これ、ちょっとこわいでしょ。
鹿の毛がいっぱい、と思ったら、蹄のついた足、肋骨、頭・・・
誰にやられたんだろ・・・クマ?!
あちこちにクマ目撃情報とかクマ出没とか書いてた・・・こわいな・・・
鈴をチロチロ鳴らしながら・・・
下りの途中,二人の男性に会いました。月に二回、登山道を見て歩いてくれている。
じゃまな枝を落としたり、危ないところがないか調べて歩いてくれている。
この人たちのおかげで、安全な登山が出来るんだ。
地下足袋をはいて、腰には大きなナタを下げ、クワをかついで。
なんとこのじいちゃん82歳。
私もまだまだがんばれる。
クマにも何度も出会ったって。クマに出会った時の心得、教えてくれた。
貴重な楽しいお話、いっぱい聞けた。ありがとうございました。いつまでもお元気で。
結局,今日も5時間ほどかかって、西中バス停。
ところが、2時のバスが来ない。
電話してみると、手前でがけ崩れがあって、バスが通れなくなってると。
今土砂を退けてるけど、時間がかかってるって。そんな・・・
あと9キロ、2時間ほど歩くか・・・とあきらめて歩き始めると
電話があって、十津川から私たち二人のためにバスを出してくれると。
やっと来たバスに乗るも、私の携帯がない!
でもバスは大きくてUターンはできない・・・
車掌さんが飛び降りて走って戻ってくれた。そんなこんなでハプニングがあったけど、
無事,昴の郷に到着。
でも、そこが目的地ではありません。
最終目的地は、果無峠への登山口。以前そこから歩いたので。
この橋、ぐらぐら揺れたよ。パパ、へっぴり腰でかっこわる〜い!
十津川温泉が見えた。
源泉掛け流しの平谷旅館。古びた感じのいい宿でした。
夕食もごちそうでしたよ。あまごの塩焼き、焼きたてのアツアツでした。
三日間いっぱい歩いて、いろんな景色見て、ばあちゃん、じいちゃんに世話になり、
最後には温泉とおいしい料理。幸せというものです。
四日目。
朝から大雨。いいよ、今日は帰るだけだもん。おかげで庭の水やりの心配しなくて済んだ。
なんとも達成感にあふれて、新宮発の日本一長い路線バスに乗って帰って来ました。
熊野古道歩きが終わるのは、さみしいな・・・次はどこ行こ・・・
天満橋から海沿いに歩いて、和歌山へ。
紀伊路、中辺路、大辺路、伊勢路、雲取超え、小辺路。とうとうみんな歩いちゃったよ・・・
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