えちまにはかた

2018/12/12

枕崎~稚内まで3000キロ列車旅 その4 萩~竹野

今回の旅は駅から歩ける温泉付ビジネスホテル。
昨夜は露天風呂もあった。

3日目。 7:44東萩発益田行に乗る。雨だ。しかも風まであって寒い。





毎日学生が乗ってる。
でもガラガラで、座れないわけじゃない。
学生は8時半までにいなくなる。
左側の席で落ち着く。ずっと海沿いに走る。
8時前なのに暗い。
奈古駅で高校生全員降りた。

残されたのは、一両目にひとりと2両目に私達ふたりだけ。



海沿いに時々小さな集落がある。旧道しかない。国道からも離れてる。
バスもないだろう。JRの駅までも遠い。店らしいものもない。
どうやって暮らしてるんだ…
大阪へ出ようとしたら、一体何時間かかるんだ。

若いヒトは出ていくだろな…
「地方創生」ていっても、どうする気だ…

今日は風がある。暗い海やなあ…





8:55益田駅着。ちょっとした町かな。
ローソンでランチを買う。
鳥取で少し時間があるが、2時を過ぎる。

今日は但馬牛の夕食付温泉だから、ランチは簡単に済ます。

9:22益田発。米子まで長いぞ。3時間半だ。
景色見て、本読んで、ブログ書いて、ランチして、うとうとして。
これが退屈しないから不思議だ。


何年か前、宮古島で益田の山好きの人と話した。
宮古島で登山靴で半島の先まで歩いてるのは、そんなヒトと私達だけ。

益田の近くの三瓶山、いい山だと話してくれた。
それから登りに行った。確かにいい山だった。
田中陽希も登ってたなあ。
旅先での山情報は貴重だ。

あの頃は南西諸島にハマってた。
マイルが貯まってたので、どうせなら遠い所で使おうと。石垣、宮古、奄美。いい旅だったよ。




益田までは各停ディーゼル。
益田からは電車、しかも快速。2両だけど。停まらない駅もある。

益田から、浜田、江津、大田。とんでもない田舎はなくなってきた。米子に近づくからなあ。
乗客も増えてきた。30人は乗ってる。

出雲駅から米子までは各停になる。

米子駅で乗換。向いのホームに停まってる鳥取行に乗る。

境港、行ったなあ。水木しげるロード歩いたなあ。

大山が見えるはずだけど、残念、雲の中。




14:35鳥取駅着。少し時間がある。
鳥取は町だ。駅にドトールがある。ちょっと休憩。
15:19鳥取発 浜坂行に乗る。
あともう1回香住で乗換たら、今日のミッションクリア。


うれしい。空が青くなってきた。
あっ! 虹だっ🌈!  走る列車の窓から写真を撮るのはけっこう大変なんだよ。
よく見ると、虹が二重になってるよね。外側に薄いのがあるよね。






餘部鉄橋。
なんだけど、鉄橋の上を走ってると、高さが伝わらん・・・
すごく高いんだよ。昔、強風で事故があって、この高さから列車が落ちて死者が出たんだよ。
その鉄橋の上にある餘部駅。







17:18竹野駅着。宿から迎えの車が。
やった〜温泉宿で但馬牛や〜!

やっぱ、一泊二食付は落ち着くなあ。
温泉に浸かって、外へ夕食に出かけなくていいんだもんね。



今日は三日間で一番長い間列車に乗ってた。
乗り換え時間含めて10時間。少なくとも、8時間以上は乗ってたぞ。飽きないもんだ。



鈍行で移り変わる集落を見ながらゆったり走るからこそ、気が付くことがある。
県境を越えると、雰囲気が変わる。
山口では、家の瓦は赤茶色。島根に入ると、瓦は真っ黒だ。
山口のガードレールは黄色だ。これは以前車で走って、知ってた。

観光地ばかり回ってると、気が付かないことってあるよ。



海外でも、国境を超えると、国の雰囲気って変わるよね。
 


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