大阪から兵庫県へ行くなと。東京では外出するなと。
埼玉、神奈川、千葉、山梨から東京へ行くなと。
そんな中、いいお天気で私は、バイクで奈良から大阪南部、和歌山を走り回った。
まずは「さをりの森」へ。
空コーンがたまってきた。
なんと、あれだけ何十台も織り機が並んでるのに、誰も織ってない。駐車場も空っぽ。
今までにそんなことは一度もなかった。コロナの影響なんだな・・・
ちょこっと糸を買って退散。社長には会わなかった。
話すと長くなってお暇しにくくなる。社長、体に気をつけて元気でね。
Nさんにストレッチ糸の使い方をちょこっと教えてもらえてよかった。
「森」は和泉にある。そこから南へ走る。
目指すは和歌山。
和歌山ラーメン人気ランキング1位のこってりラーメン。
う~ん、おいしかったけど、いつもの店の方が好きだな。
和歌山のギャラリーで亡くなったお友達のご主人の回顧展が開かれる。
奥様はずいぶんやせてた。そりゃあ、そうだろうね。
ご夫婦には5年前の夏、礼文島で初めて会った。
ペンションう~に~に一緒に泊まっていて、翌日一緒に桃岩遊歩道を歩いた。
それから、年賀状を出したり、時々お便りしていた。
なのに、ご主人が急に亡くなった。肺がんだった。
今日回顧展をみせていただいて、ちょっと感動。
こんなにすごい人だったんだ。お上手なんて言葉では・・・
多版多色木版。なんて大変なんだ。
シルクスクリーンとも違う。
一枚に何十枚もの木版を彫るらしい。
ちょっと説明していただいても理解できないほど、
一枚を仕上げるのにすごい手間がかかるのだ。
そんな人とは知らず、私も絵を描いてます、なんて絵手紙のお便りを出したもんだ。
和歌山新聞に載っていた記事。
礼文島はご夫婦で気に入って、その後何度も行かれたようだ。私たちとおんなじだ。
ご夫婦で旅をされて、あちこち歩いて・・・私たちみたいな毎日を送ってらした。
なのに、急にご主人が亡くなった。
まだまだ行きたい所もあっただろう。まだまだ描きたい絵もあっただろう。
無念だっただろう。
生きる意味もなくただ生きてる年寄りはいくらでもいる。
こんなに生きがいに満ちて、まだまだこれからも、ってゆう人が死んでしまう・・・
しかもまだ70歳にもなっていない。
神様はなんとかできないのか・・・
私だって、いつそうなるかわからない。
パパが死んで私がひとりになるかも。私が先に死んでパパがひとりになるかもしれない・・・
今生きていることに感謝しなければ・・・
「月並みだけど、元気出してね」と、
麻で織ったスカーフをプレゼントしてギャラリーをあとにした。
ここまで来たら和歌山城に寄って帰ろう。
マリーナシティが見える。
800本の桜があるようだ。「桜まつり」の提灯がかかってた。
残念。咲き始めか。あと一週間早かった。
満開の桜と天守閣、観たかったなあ。
今さらだけど、中国人はひとりもいない。
ここなら、白浜と黒潮市場と和歌山城・・・なんて外国人が押し寄せる所だろう。
京奈和道も通らず、一般道ばかり走って2時間で無事帰宅。
あったかくてバイクで走るのも快適な一日だった。
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