えちまにはかた

2021/02/28

熊野古道とカミーノ・デ・サンチャゴ

曇りの日曜日。
出かけない日は、はれでも曇りでも雨でも、かまわないよ。

洗濯がお天気に関わらずできるって、ほんとにすばらしい。
お隣さんは、寒い日には、取り入れた洗濯物のハンガーをカーテンレールに引っ掛けてるのが、カーテン越しに見える。

そうなんだよね。
夕方に洗濯物があまりに冷たくて、家に入れても、そこらに広げておきたくなる。

モコの家は乾燥してるから、家の中でも半日で充分カラッと乾く。
めったに外に干さないよ。
旅から帰った次の日に雨だと困ったもんだ。
今では、雨でもへっちゃらだ。


左手はまだ不自由だ。骨折となると・・・まだまだ腫れてる。当たると痛い。
ゴルフ、テニス・・・いつできるんだろ・・・
足が元気でよかった。
これで歩けないとなると・・・人生は終わりだ・・・


巻取りして糸かけ終了。


ちょっと織ってみたよ。


ジャケットもできた。縦に麻糸を使ってるから、ちょっとパリッとハリがある。




夕食は、昨日のシメサバと、シラスをご飯に乗っける。
シソの大葉てんこ盛り、ショウガの千切りとすりごま。温玉にワサビ。
ちょっとめんどくさかったので、即席のシジミ汁。




パパが珍しくイヤホンをして、なにやら難しい勉強をしていた。
「なんの勉強?」
「腎臓の勉強」 腎臓・・・・・・? 
ハツは心臓、レバーは肝臓、テッチャンは胃?  腎臓って・・・?
「君の腎臓を食べたい」って映画なかったか? あ、膵臓か・・・



私は静かに図書館で借りた本を読んでいた。

「スペイン巡礼道」これしかない・・・

日本カミーノ・デ・サンチャゴ友の会理事長の話。
45日間巡礼のために家をあけた、と。子供二人と夫を残して。
その時「自己責任」で子どもたちはなんでもちゃんとやり、
いい意味での「親離れ子離れ」ができたと。

「かわいい子には旅をさせよ」とゆうが、
「かわいい子がいたら旅に出よ」と説いて回るようになったと。
親が変われば,子も自然と変わってくる、とゆうのだ。

うちの子供たちはまさしくそれだ。
子供達を残して、よく旅に出たものだ。国内海外を問わず。

お向かいの奥さんに言われた。
「どうやったらナナちゃんみたいな子になるんやろ。
ちゃんと挨拶して、ちゃんとゴミ出して、ちゃんと戸締りして学校に出かけて行ってたよ」

親がこんなんだから、子供はしっかりするしかないのだ。


「私の巡礼」と題して。巡礼道を歩いた人の経験談があった。
読むだけで、涙が出そうな一説もある。


絶対に行ってやる。サンチャゴにたどり着いて、思いっきり泣いてやる。
熊野古道、カミーノ、通じるものが絶対にある。



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