目が覚めたら5:58だった。うれしかった。目覚まし時計は6:10にセットしてる。あの音で起こされるのはキライ。
今日からお出かけ。チャイ帰ったしな。パパはすぐにお出かけを計画する。
ま、基本的に企画部長は私だ。パパは宿泊、乗り物係り。
クエを食べに行こう。白浜は高い。尾鷲。食べるだけではあかんやろ。しゃあなし?に歩くか。
尾鷲を越えて、二木島から峠越えで賀田まで歩いて戻ってクエ宿に泊まる。
翌日、賀田から新鹿まで列車に乗り、新鹿から松本峠を越えて熊野まで歩く。
熊野から松阪に戻って泊まり、松阪を13kmほど歩いて帰る。とゆう計画。
7:36五位堂から 五十鈴川行急行に乗る。仕事の人と学生か。遊んでる私達は幸せだ。
松阪下車。新宮行き普通列車に乗換。
ここで改札を出て、二木島までの切符を買う。PiTaPaで入ると無人駅では出られないのだ。
向かいの席の2人。Suicaで入ったようだ。運転士さんに相談してた。滝原で降りた。現金で支払い、Suicaの入場記録を消す証明をもらってた。
パパエラい。さすが!いきものがかりならぬ、のりものがかり。
1980円。各停で…遠いよ…2時間列車に揺られる。これ、退屈しないから不思議だ。
懐かしいよ。田丸から歩いたなあ。栃原、川添、滝原…
何度でも歩きたい…
パパはなんで覚えてるんだろう。
この橋渡った。もう少し行ったらピンクの建物の歯医者がある。
駅前に教習所あった、ほら。中華料理屋あるはず。とか…
脳の回路が違うんかな…
あ、雪がちらちら。いいお天気だ。どんまい。
3年前に歩いた道だ。変わってることといえば、ソーラーパネルがあちこちにいっぱいできてる。
海が青い…
え?クマ?! カネを鳴らしまくる。
こんなの3年前は無かったぞ。
いきなりの急坂だ。
しんどっ!
木の間から海が見えるとうれしい。
ひたすら登る…
昔は、病を抱えてる人が、それを治したくて巡礼の旅に出る。病気なのに…病をおしてしんどい峠越えの古道を歩き続ける。
カラダは悪くなる一方。力尽きて死ぬ人も珍しくないのだ。
病気の人が古道歩き…無理だよ。むっちゃキツいんだから。トレッキングシューズも無いし、五本指ソックスも無いし。
健康でもしんどいんだから…
行き倒れるんだ…
供養塔。街道沿いにはよくある。伊勢本街道にもあった。病だけじゃなく、山賊に襲われて死ぬ人もいた。
地元の人は巡礼者に優しい。病の人は医者に診せ、死んだ人は手厚く葬る。
四国でも、地元の人はお遍路さんに親切だ。「お接待」なんて言葉まである。
スペインも然り。アルベルゲなんて巡礼宿まである。安いし、オスピタレイロは優しい人ばかり。
命がけなんだな、昔の巡礼って…
私は…命までは懸けないよ…
下りが楽かといえば…そうでもないんだな、これが…
コケの岩場はこわい…
賀田が見えた。下るのもあと少し。
集落まで下ってきた〜
キツかった〜 しんどかった〜
甫母峠は難所だ。
こちらからの登山口にも、クマ…
去年、ツヅラト峠付近で古道歩きの女性が襲われたんだ。ニュースでみた。
峠越えがひとつだけ、と思ったけど、峠越えしかない。平地が全くない。集落を歩く、とか全くない。キツかったなあ。
二木島からいきなりの急登。ずっと急登続き。下ったら又登る、の繰り返しだった。
前は伊勢から歩いてるから、賀田から歩いた。どっちから歩いてもキツい…
なんでこんなしんどいこと、したいんだろ…
着いた〜
尾鷲シーサイドビュー。3回目かな。4回目? 一年中クエが食べれる宿だ。
クエの生簀がある。大きなクエいたよ。
クエって「九絵」って書くの?
尾鷲のクエは白浜のクエより丸いんだ。