えちまにはかた

2021/11/04

歩き遍路旅4日目 ひぇ~雨はご勘弁~

ゲストハウスもりあんの朝。 
なんにもしないサービスもある。なんでもご自由にと。無料のコーヒー紅茶はもちろん。
ビール、おつまみ、カップヌードルまで、勝手にとって勝手に置いてあるお皿にお金を置く。
普段は9時消灯だけど、昨夜の客は私達だけだったので、ご自由にと。
寝る時に適当に消して下さいと。スイッチがどれがどこか探すのが大変だった。

朝食。お昼のおにぎり付き。



ランチがこんなに。
梅干も塩昆布も持って行こ、と思うとナイロン袋もラップも置いてある。
このおにぎりの下には紙袋。いたれりつくせりとはこのことだ。


旅の想い出ノートがあった。半分以上は外国人だ。外国人まで、ちゃんと納札を貼ってあった。お接待を受けたと思ったんだろな。
私も感謝を述べて、納札を貼っておいた。

そうそう。「ゲストハウスもりあん」ね、四国お遍路宿居心地ランキング2位なんだそうだよ。なんかわかる気がするよ。

お接待でいただいたミカンを道中で食べた。甘い!美味しい! お接待だから身にしみるのか。四国は柑橘類天国だ。

4度目の歩き遍路だとゆう人に「泊まる所、飲み物、3回の食事…なんか困ったことありませんでしたか?」と聞くと、「それが不思議と毎回なんとかなるんや」と。
「なんとかなる」…なんかわかる気もする。

四国の人はとにかく歩き遍路に優しいのだ。気持ちよく歩けるのだ。
歩き遍路のいいところは、地元の人とのふれ合い、なんてガイドブックに書いてたけど、
イマイチどうゆうことかわからなかった。こうゆうことなんだな。

歩き遍路は最高だ。


見送りに出てくれたママさんと記念撮影。カミーノはもちろん、空海が勉強に行ったとゆう西安から歩いたと。ただ者ではない。世界中を旅して、その後四国お遍路にハマり、これしかない!とゲストハウスを…なるほどな。


ここから山道に入る、ってゆうとこまでママさんは送ってくれた。明るく元気なママさん。
「逆うち」する時、又来るよ。

大日寺へは下るだけかと思ってたのに、登り・・・あるんや。どんまい。



野宿遍路さん用の小屋なんだけど、マナーが悪ヤツもいて宿泊禁止になったと。

その代わり、こんなことを言ってくれる人もいる。


下に里が見えていい景色だったんだけど、逆光だあ。


里に下りてきた。


まだ12キロもあるのかあ。3時間以上かかる・・・



え~まだ12キロ~?! さっきからいっぱい歩いたのに~



沈下橋ってなんかいい。



1200キロ、歩けば45日。



標高740mから下って、19キロ歩いてきた。あと5,4キロかあ。


ところが、ここからが大変だった。急に暗くなって大粒の雨が降り出した。
ラッキーなことに、空いてるガレージがあって、そこで雨宿りさせてもらう。15分ほどで小降りになったので、歩き始めるも又降り出した。カッパを頭からかぶって道路の端を歩く。車がガンガン通る。歩道無し。車が来ると水はねをかけられる~。
何キロかそんな状態で歩いた。それが疲れた。

やっとの思いで13番大日寺到着。歩いて疲れたとゆうより、雨と歩道のない県道に疲れた。
今日は宿からお迎えに来てくれることになってる。まだ2時。もう少し歩けるぞ。


県道から離れて、田舎道になると、なんともホッとする。これじゃなくっちゃ。
あれ、又パラパラ降ってきたぞ。


すぐに晴れてくる。いったいどうなってるんだ・・・



14番常楽寺。わあ、又降ってきたあ。


次の15番までは、たったの800m。それぐらいは行っとこう。
わあ、また降ってきたあ。

15番国分寺。なんじゃこれ?! 本堂前がこのデコボコ。雨で滑ってこわいし。


結局、ここであきらめ、お迎えを待つことに。

今日はここまで。結局この4日間で一番歩いた。4万歩、24キロ。
歩いて疲れるのは、距離ではなく、どんな道を歩くかに左右される。
車の多い国道歩きは一気に疲れる。
地道よりアスファルト道は疲れる。
少々上りでも、国道を歩くよりはずっといい。

さあ、明日はどうする?! 4日で90キロ以上歩いたぞ。




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