えちまにはかた

2021/12/23

歩いて、列車にも乗って岩本寺へ

 5:50起床。当然真っ暗だ。冬至やもんなあ。

朝一から巡航船に乗る。朝食を済ませ6:50船着場まで送ってもらう。
あちこちの島に寄って学生を乗せる通学用の船。したがって土日祝は運休。
でもこれが正規の巡礼路らしい。


だんだん明るくなってきた。日の出だ。

お遍路旅って楽しい。船にのったり楽しい。じっとしてるのに進むって素晴らしい。
たまにはこんなので楽させてもらってもいいよね。次の札所まで60キロ近くあるもん。

お大師さまもここは船に乗られたそうな。手漕ぎ船だよね。漕ぐ人大変…

養殖イカダ? 船頭さんに聞いてみた。鯛の養殖なんだって。すごい数だ。


ここがこんな地形になってるって関西人は知らんやろ・・・


今日はちょっと足を休ませるゆったりdayだ。歩く距離は15キロほどか。
だんだん日が昇ってきた。今日もいいお天気で歩けそうだ。

毎晩足は痛む。なのに翌朝はバンテリンを塗りまくってガチガチテーピングで宿を出る。
これが又、痛みを忘れるのか、仕方ないと思ってるのか、歩けるから不思議ってもんだ。


船は50分で横浪に着く。8時、ここから歩き始める。
どっちかな、と思ってキョロキョロするとお遍路シールがある。不思議と迷わない。
須崎まで歩く。

このシールだよ。
日に焼けて見えへんやん。やぶれてるやん。確かに→だ。「へん」だけ見える。


ひたすら歩くのみ。


ミカン畑を見ながらひたすら歩く。


→めっけ! 前方の山を登るのかと思いきや、トンネルだった。しかも歩道無し。命がけ。
大型車にあうことなく無事通過。


荷物をいっぱい積んだ自転車遍路さんとすれちがった。
お互いにエールを送る。がんばろね。
そやけど・・・男一人に、荷物多すぎじゃない・・・?


青龍寺から20キロ歩いてきた。あと36キロ~! 全部歩くのは無理・・・


お遍路休憩所。ありがたい。トイレもあった。


須崎まで歩くこと2時間半。ランチの店を探す。

鍋焼きラーメン「まゆみの店」ん?TVの撮影?取材? 
ま、美味しいことは美味しいけど、大騒ぎするほどのこともない。
でも、11時過ぎから客はいっぱい。すぐに満席。外に並ぶ人まで。
とりあえず、ランチにありつけた。

ディレクターが聞く。「ラーメンを土鍋に入れただけじゃないんですか」
レポーター、返事に困ってるやん。


塩並650円、塩大750円。


ランチ後、土佐新荘から列車に乗る。まだ30km以上ある。
列車旅もいい。うとうとしてる間に30キロ進む。

窪川駅下車。駅から10分ほどで岩本寺。なんか英語書いてる。


久しぶりに鐘をついた。



土佐といえば、坂本龍馬。
予定より早く岩本寺を出たので、特急に乗れた。

それが、なんとJR じゃなくて、「土佐くろしお鉄道」鉄印の鉄道じゃないか。
思わぬところで鉄印get。





ホテルに着いたら、まず氷をもらって足を冷やす。今日は15キロ。足は大丈夫だ。

今日は洗濯しよう。洗濯機200円。乾燥機100円。
四国では、お遍路さんのために、どんな宿にも必ず洗濯機と乾燥機がある。
洗剤はお接待で。


明日はバスで足摺へ向かう。次の札所まで80キロ。全部歩けば三日かかる。
少しぐらいバスに乗ってもお大師さま、怒らんやろ。

バスは以布利で降りて15キロ歩くよ。足摺まで乗ってもいいのにね・・・





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