連泊だけど、昨日と部屋がかわって東側。海の見える部屋だ。
4時半。ご来光だ。海から上る朝日。なかなか見れるもんじゃない。
昨日洗濯して干した。朝日が当たって乾く。
昨日、いつの間にか、走ってる車は、岩手ナンバーだ。海沿いの道には県境の標識は無かったけど、歩いて青森から岩手に入ったようだ。
暑い暑いっていいながら歩いてるけど、実は30℃以下なんだ。天気がよくて陽射しが強いだけで。
民家の前を歩くと、エアコンをつけてる家なんか無い。どこの家も網戸でレースのカーテンがひらひら揺れてる。
歩いてると暑いけど…やっぱり東北だ。
同宿の夫婦はオランダ人だった。奥さまはおしゃべり好きで陽気だ。私のリュックを見て、camino santiago ? と。
camino の話で盛り上がる。奥さまはmany many years ago サリアから歩いたと。
very very beautiful way.だったとゆう。違うよ。サリアからなんか、人は多いし、感動するような景色なんかなかった。ほんとにすばらしいのはもっと東だよ、って言いたかったけど、英語はめんどくさいのでやめた…
欧米人は歩き好きだ。35kmでも歩くと。この暑さに35km…無理だ。今年のヨーロッパは40℃になってる所もあると。日本の暑さはなんでもない、とゆう。
2泊した種市の宿を出て、8:10の列車で陸中夏井下車。
井戸水が湧いてる。ネックゲーターをビショビショに濡らすと気持ちいい。
そうか、冬でも首をマフラーであっためるよね。首だよ、首。ついでにシャツもタイツも濡らす。30分も歩けば乾いてしまう。その間、気化熱で涼しい。ってことは、洗濯して乾かなくても着ればいいんやん。そうか。
すごい堤防だ。長い…どこまで続くんだ… 震災後に作ったのか…
水道を見つけるとビショビショ作戦。工場みたいな所で水道を見つけて濡らしてると、遠くから「その水、飲んだらダメだよ~!」の声。「はーい」 そうか、飲めない水もあるんだ。勝手に水道使って、すみません。
ま、歩くのはしんどいんだけど…
海女センターで景気づけにウニ食ってやろう。ひとウニ1000円。ほんのひとくちずつだ。
ここ、ここ! 「あまちゃん」で宮本信子が潜ってたとこ。
小袖海岸からバスで陸中野田へ。小袖からはかなりキツい山道で、この暑さでは無理と判断。バスで峠を越える。バスでさえかなり上った。歩くの無理だ…
野田の道の駅でランチ。磯丼、ウニホタテの卵とじ。
涼しい場所で150円のアイスコーヒー。生き返る〜。さあ、また水道でそこらじゅうビショビショに濡らして、炎天下を歩く。
野田玉川駅まで歩けば、今日の宿「えぼし荘」から迎えに来てくれる。
すごい堤防だよ…
でも…自然の力には勝てないよ。堤防で防ぐのにも限界がある。負けを認めて高台に移住した方がいいんじゃないのかな…
地球の温暖化は人間の仕業だけど、地震に津波は人間のせいじゃない。どうしようもない。
ほんの7kmほどだと思ったのに、思いのほか時間がかかった。坂道もあった。陰の無い暑い道も長かった。疲れた…
野田玉川駅でへたれこむ。あとはお迎えを待つだけ。
疲れた…
国民宿舎えぼし荘。小高い丘の上にある。震災の時は避難所になってたようだ。
うれしいことにランドリーコーナー。なんと洗濯機60分100円!
スペインでは洗濯乾燥で13€だった。2000円…日本ってすばらしい。部屋のベランダの室外機から出る温風で一瞬で乾いた!
ちょっと左足向こうずねがツッてるってゆうか…痛いぞ…
「三陸にはうめえもんいっぺあるがらくってけろ。あづさにけつげて」
とLINEがきた。これが「はづのへ弁」か…
そういえば、道の駅でふたりのばあちゃんが話してた。「あづい」ってことばはなんとなくわかったけど、会話は全く何ゆってるかわからんかった…
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