さあ、今日も暑くなりそうだけどがんばろう。宿の玄関の水道でビショビショに水をかけまくって、涼しく?出発。
少し歩くと、今日もこれ。ポチポチッとふたり分。カウンターは1120人。
高架が3つ。手前は高速、次は三陸鉄道、一番海側は国道。3つとも、震災以降に作られたんだな。三陸鉄道は津波でやられたからか…
ここは海抜5mほど、津波がきたら、養殖場は流される…
高いとこまで上ったぞ。海まで下る。
これはトレイルでもあるが、津波の避難階段だ。
松磯海岸。東屋、トイレ、水場、自販機。
完璧な休憩場所だ。
ここからも遠くに、小袖海岸、陸中野田の防潮堤が見える。北からどんどん歩いてきたなあ。
水場にいた男性。盛岡から釣りに来てる。
「ソイ」が釣れてると、見せてくれた。ソイかあ。礼文島で食べた。
このトンネルを進めば、県道で楽ちんだったのに、トレイルは左にそれて山道だった。しんどい登り続きだった。
水道を見つけるとこれだ。ビショビショ作戦。しばらく涼しく歩ける。
え?!こんなとこから山に入るの?!
「クマ注意」…踏まれてない山道だ。クマのいそうな雰囲気満載だ…こわい…ふたりでクマよけ笛をピーピー鳴らしながら。おまけになんて登り坂なんだよ。しんどいわ、こわいわ…薄暗い森の中をどんどん進む。
地図には、難所、道迷い注意、沢歩き…やめればよかったか…
沢に出た。これが又大変で、水のたまった沢道。どろんこ道。コケ道。石かと思えば、ズボっと入る。わあ、靴がどろんこ〜
2回転んだ。パパまで転んだ。
やっと普代駅まで歩いた。なんとあの山道は2km歩くのに2時間かかった…しんどかった…
普代の道の駅でロング休憩の後、まだまだ歩く。
普代の水門。
23mの津波…あんな上まで…
きらうみ産直まで2km歩く。暑い。とうとう33℃。
あの海から、津波こんな高いとこまできたのか…
「東北お遍路巡礼地」 そうかお遍路か…
あんなとこまで津波は到達してる。水門よりはるか上だ。震災の後にこんなの作ったんだな、と思ったけど。
きらうみの産直でイカ焼きとホタテ焼きを食べた。焼いてる愛想のいいお父さんが話してくれた。
あの水門は震災前に、村民が税金の無駄遣いだと反対したのに、町長がそれを押し切って作ったそうだ。水門は12m。
それをはるかに越える23mの津波がきたけど、水門のおかげで勢いが弱まって、村は流されずに済んだそうだ。
そうなんだ…町長はエラかったのか。
野田村は防潮堤が無くて、村は全滅だったと。野田村のバカでかい防潮堤…見ながら歩いてきたよ。
こんな静かな海水浴場なのに…
黒崎展望台。きらうみの海水浴場が見える。双眼鏡無料。