えちまにはかた

2023/08/03

みちのく潮風トレイル 8日目 宮古〜浄土ヶ浜〜釜石

宮古のボロいビジホを出る。でも、朝食は思いの外、マルだった。

昨日、三陸鉄道で宮古駅に降りた時、暑い!と感じた。
明らかに、北から歩いてきて、宮古まで南下すると暑い。平井賀辺りでは雨の後とゆうこともあって、最高気温は29℃ほどだった。今日は35℃になるらしい。

スマホとゆうのは高温続きに弱いもので、パパはカメラのシャッターがおりなくなった。スマホがおかしくなるほどの暑さに、大きなリュックを担いで歩く…まったくどうかしてるよな…

そういえば、スマホは低温にも弱い。真冬の釧路川でカヌーに乗った。マイナス10℃。スマホがおかしくなった。まったく、私達って過酷な旅に懲りないもんだ。ダイヤモンドダストがすばらしくキレイだったな。

宮古から浄土ヶ浜まで歩く。5km。暑いけど1時間ちょっとだ。

またもや宮古湾に沿って巨大防潮堤。これで宮古の町を守ろうとゆうのだ。

巨大な堤防の海側には、魚を水揚げする場所、たくさんの漁船…又津浪がきたら、またもや全て流される…堤防のすぐ外側には加工工場。地震がきたら、いちもくさんに車で避難するのか。

漁師の皆さん、地元業者の皆さん、頭が下がる…


堤防の海側にたくさんの船。少しの津浪でも、船は全滅する…



げ?! この階段上るんかい?! と思ったら、クマの目撃情報があったから、しばらく通行禁止? 
それは大変。やめときます。
もう階段と山道はイヤだ。


あちこちに津浪到達地点の石碑。

神戸の地震も大変なことになったけど、津浪の脅威…やられる範囲が半端ない。


浄土ヶ浜。ま、観光客が来るとこだ。写真を撮って退散。浄土ヶ浜ビジターセンター。真新しい情報は無かったが、とにかく涼しい所で休ませてもらえる。



観光客も歩く遊歩道。歩きやすい。こんな道ばっかりなら25kmは歩けるんだけどな。





そこでガイドをしている男性と話したことが収穫か。トレイルのこと。整備されてない不明瞭な森の中が多すぎますよね、宿泊するとこありませんよねって話で。

それがトレイルのいい所でもある、と。

宮古へ戻ったら駅前の三鉄ショップへ寄ってみてくれ、と。「三陸鉄道は我々の宝だ」とゆう言葉に力を感じた。

三陸鉄道リアス線。長い距離をゆったり乗ってみたい。


バスで宮古へ戻る。行きは暑い中歩いた。帰りはバスでのんびり。


駅前で海鮮丼ランチ。牛乳瓶? けっこうたくさん入ってる。美味い!


12:31の釜石行きに乗って、浪板海岸下車。なんでこんなとこで降りるんだ。吉里吉里駅(きりきりえき)まで3kmほど歩いとこう。暑いのに、もうあるかもなくてもいいんじゃないのか…



車窓の風景。
陸中山田、岩手船越…どこにも巨大な防潮堤。その内側は芝生地帯で住宅は無い。流されたんだ。
小高くなってる場所には家がある。

浪板海岸。こんなとこで降りる客はいない。
暑いけど、青い海を観ながら歩ける。
3km。ゆっくり歩いても1時間かからん。



巨大な防潮堤に囲まれた海水浴場。平和な感じがするけどな。


吉里吉里駅までのんびり1時間。予定通りの列車で釜石へ。

この駅で列車を待ってる時、
「こちらは大槌防災センターです。本日14:40頃大槌の堤防沿いでクマの目撃情報がありました。付近の方々はご注意下さい」

堤防付近? 町に出て来てるのか。14:40? 
活動は早朝や夕方じゃないのか。
今年は熊の目撃情報がすごく多いんだと。

もう絶対に森に入るのはやめよう。



釜石駅。街だ。新日鉄じゃなくて、日本製鐵か。さすがの大規模工場だ。


これは、今日泊まるホテル。
3.11。このホテルの2階からの撮影。地震発生から40分後。
このホテルも2階までは流された。


ホテルの玄関。3.11から一週間後。


こちらも水がひいて一週間。この「つぼ八」今はちゃんと営業してる。


ホテルは、今はきれいにリニューアルされてる。少々高くても泊まってあげようと思った。




ホテルの部屋の窓から見えた「生カキ」のノボリにつられて入った居酒屋。
これが美味い。
三陸はうんめえもんいっぺあるがら食っだよ。



東北は日本酒だね。九州へ行けば酒は無くて、焼酎ばっかりだ。
おっとっとっ…一番下のお皿にもあふれるまでついでくれた。


今日は21000歩。14kmほど。暑いからのんびり。


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