上富良野のちょっとシャレたペンションを出る。
オーナーは、私たちと同年代ぐらいだろうか。
代々続くニンジン農家で、今のご主人の代でワイン造りをはじめられた。
ワイナリー、宿泊、ピザ作りや野菜の収穫など、いろんな体験・・・などなど。
これは昨夜の夕食。
豚のサガリ肉。希少部位らしい。牛肉かと思う味。おいしい。自家製野菜は新鮮そのもの。
ワイン、これもイケる。
500円ほどのチリワインとは違う。
製造直売で2700円。札幌で飲めば倍はする。
勝手に焼いて、勝手に食べて、ゴミ袋を渡されて片付けて、勝手に部屋に戻る。
朝。朝食前に農場散歩。寒い。
昨夜から暖房をつけてる。
農場から十勝連峰。雲の中だ。十勝岳が見えるはずだ。
プルーン。朝食に出てた。おいしかったよ。
朝食がすばらしい。
獲れたての野菜って、こんなにおいしいのか。
トウモロコシ、ニンジン、レタス、カボチャ、ズッキーニ・・・
みそ汁のお味噌も自家製。
シソジュースも美味。枝豆付き。
この豚まんみたいなの、
カボチャまんとポテトまん。うまいっ!
なにもしないサービスもある。すべてセルフ。
部屋に全てほしいものはあって、なんでもセルフ。キッチン付き。
ちょっといい宿だった。
どこでも後継者に苦心する。
子供たちは、町の大学へ行き、
都会で就職して、そこで知り合った人と結婚。
帰ってきて、家業を継いでくれるか・・・
う~に~は次男夫婦が帰ってきてくれることになったようだ。
よかった・・・
ママさんも大変だ。おばあちゃんも戦力外通告だしな。
せっかくあれだけのお客がついてる。
やめる手はないよな・・・
でも、子供が帰って来てくれないと、歳をとって倒れるまで働くのか…
ワイナリーとペンション・・・ちょっといい感じだ・・・
そんなことやってみたい、と思ったこともあった。
でも・・・いろいろ考えて・・・
今の暮らしが一番なんだって思う。
のんびり遊んで暮らすのが一番いいんだよ・・・
もう充分働いたよ・・・
ところで、最後の日は余市岳に登る予定だったけど、
ロープウェイが休日しかやってないので断念。
富良野から走って、ロープウェイなしで下から登るのは無理だ。
そこで、あんまりお天気も良くないけど積丹へ走る。
まずは黄金岬。歩いて15分って言われたけど、10分かからないくらい。
展望台で写真を撮って、観光案内所で見せると、ストラップくれるって。
先着1000名にくれるって。
先着1000人?!
いつから?!
今年初めから?ってゆうぐらい、誰もいなかった・・・
次は島武意海岸。しまむい。
大型バスが来てる。又中国人だ。
みんなトンネルを抜けてぞろぞろ海岸の方へ行く。
私たちは反対方面へ歩く。
ん?! 遊歩道?
歩くしかない。
まだまだ道は続くけど、戻るのが大変だ。
けっこうアップダウンがある。
このぐらいにしとこう。
1時間ほど歩いた。
バスやレンタカーがいっぱい停まってるのに、ここには誰も来ない。
なんでだろ・・・
積丹出岬灯台。
駐車場に戻って、こちらが中国人まみれの、しまむい海岸。
お天気がイマイチで、海が青くないのが残念。
下まで降りて、また上がってくるのはけっこう大変だ。
団体客は上から写真を撮るだけだ。
お次は天狗山へ。
頂上まで車で行ける。
曇ってるけど、けっこう見える。
暑寒別まで見える。
あの海外線を稚内まで走った。
5時にはもう薄暗くなる。
奈良より日没が早い。
港が見える。フェリーはあそこから出る。
景色を見ながらぼうっとしてると、すぐに暗くなってきた。
明るいうちにやってきて、夜景をみるまでいるとは。ヒマなんだよ。
登山口まで2キロ、ってゆう標識があった。
歩いて登れるんだ。覚えとこ。
フェリー代金に、到着時のホテル一泊と、出発時のホテルの夕食がついてる。7:30にオーセントホテルへ。
何も食べない小樽、なんてつまらないんだ。
ホテルのディナーはまずまずだった。
フェリーにはまだ時間がある。
なにしろ、港に夜の10時に行けばいいんだ。
なのに、いつも小樽に早く戻り過ぎて、退屈する。
夕食後の散歩。1時間ほど運河あたりをウロウロ歩いた。
帰る当日にも、充分山に登れるんだ。
でも、今日はお天気があまりよくなかった。
フェリー乗り場の待合室で本読んどこ。
明日の夜には、舞鶴だ。
ナナコがインプラントの手術をして、弱ってるようだ。助けてやらないと…
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