えちまにはかた

2022/03/05

お遍路旅第五弾 四日目 45番岩屋寺制覇 

久万高原のペンション「ガーデンタイム」の朝。寒い。外は氷点下。暖炉がいい。


寒い時期に旅すると、いつも思う。
どこの宿も部屋の「断熱」とゆうものが無いに等しい。
壁は冷え切り、カーテンの下から冷気がどんどん入ってくる。
皆、こんな家でガンガン暖房して暮してるんだ。
原油価格が上がってる。岸田総理がゆってるよ「尚一層の節約をお願いします」って。

日本の家は、もっと考えないと。ね、モコ社長。

いや、安宿限定の話かな・・・高い宿は何とも居心地がいいもんな・・・



今日は45番岩屋寺へ。10キロ。往復歩くつもりだったが、同じ道を歩くのもなあ、と。
行きはバスに乗ることに。8:10伊予鉄南予バスに乗る。8:30岩屋寺バス停下車。
でも、バス停から本堂まで、いつものことながら、坂道や階段でなかなか大変。





88か所の寺のうち、75ほどは回ったんだけど、その中にはそこらの街にもありそうな普通の寺もあるけど、それはそれは立派な寺もある。ここ岩屋寺もその一つ。
まず本堂までの回廊もすごい。後ろの岩山もすごい。寺のあるその山自体がすごい。


鐘の音って、寺によって微妙に違うんだよ。


大きい岩山だ。


この立派な門はなんだろう。この時は知らなかった。
実は大宝寺へ戻る山道への入り口だった。ここから厳しい山道だった。


岩山の途中まで登れるハシゴがあるじゃないか。ちょっと怖いけど、登ってみよう。

降りるときこわかった~


パパは下から見るだけ。無理!


さあ、岩屋寺のお参りを終えて、大宝寺に戻る山道へ。10キロ。最初はしんどい登り。
登ったり下ったり。こんなにしんどいとは思わんかった・・・



たまにはこんな道もないとね。




河合の遍路休憩所。トイレもあってありがたい。
前の建物は昔の遍路宿。
1900年ごろには、ここに15軒の遍路宿があって、
彼岸の頃には300人ほどもの遍路客でにぎわったそうだ。
今は一軒だけあった。歩いてる遍路客はいないな。

最後の難所。県道のトンネルを歩くのは怖い。歩道もないし。
「歩行者に注意」なんて書いてるけど、やめとこう。

そこで、トンネル横の山道を登る。
これがトンネルを越えるだけじゃなく、どんどん山を登る。これがしんどかった~


久万高原の街が見えた~
今日はあそこまで下れば、しんどい山道はない。


ひとりで歩いても、お大師様とふたり。
私たちは3人だから、お大師様と4人だね。


久万高原まで下ってランチ。
店の前にこんな黒板。そうだよ。その通り! 戦争反対! 
悲しいかな、スペル間違えてるけど・・・


ランチ後、バス待合室で仮眠? 疲れた・・・


JR バスに乗る。「塩の森」下車。
ここでテツさんとお別れ。テツさんはそのバスで松山まで。楽しかったね。また次回ね。

さあ、ここからは二人。浄瑠璃寺まで3キロ。うれしいことに下り。もう登りは無理だ。遠くに見えるあの集落に、浄瑠璃寺と今日の宿がある。


くねくねアスファルト道を下る。まっすぐ下る山道なら速いのに。
いやいや、もう足がしんどい。この緩い下りでいいよ。

今日最後の浄瑠璃寺。
普通のお寺だけど、たまには階段も坂道も無いこんな寺がありがたい。




今日の宿は浄瑠璃寺の真ん前の「長珍屋」
アンラッキーなことに、クラブツーリズムの団体客と一緒だ。
ツアー客が着く前に大急ぎでお風呂に入る。今回の旅、初めての大浴場。
温泉じゃないけど気持ちよかった。

クラツーのツアーって、こんな安宿に客を泊めるのか・・・

さあ、山を下りてきたぞ。明日は街の寺を打つ。

スギサポウォークは31000歩、19キロ。でも距離はそんなに歩いてはないだろう。
山道は歩幅が狭くなるから。
16キロぐらいか。それにしてもしんどい16キロだった。




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