5:50起床。
タケノコご飯のおにぎらずを作って、重いリュックを背負って、花盛りの庭に出発の挨拶。
リュックの重さは6.2kg。一週間でも3日でもあんまりかわらない。洗濯しないだけだ。
出かけるには命題が必要だ。四国歩き遍路の旅、88番まで打ち終わって無事結願。
そこで帰宅した。
しかし、実はまだ続きがあって、「お礼参り」といって1番札所霊山寺に戻るんだそうだ。
お大師さまはその後、徳島から船、多分手漕ぎだったんだろうな、で和歌山に渡り、町石道で高野山へ参られたそうな。
その通りに行ってみようじゃないか。
お大師さまは、もちろん全て歩かれたが、
徳島港までと、極楽橋までは乗物を使わせていただこう。
7:25の急行。混んでるな。大きなリュックは迷惑だ。
パパは35年もこんな混んだ電車で通勤してたんだ。
37年で定年だったけど、2年ぐらい早く辞めても、バチは当たらんだろう。
長い間ご苦労さまでした。あなたのおかげで、
子供たちも1人前になり、今の私達の生活があります。
又大好きな高速バスだ。ゆったり座って、車窓からの景色がうれしい。癒やしの時間だ。
神戸は渋滞だ。かまわないよ。左に海、右には六甲の山並み。最高じゃないか。
淡路島通過。
高速大内下車。遍路道に近いインターにバス停を作ってくれてるんだ。
さあ、まずはシール。発見!
歩き遍路の醍醐味は札所の参拝より、このシール探しかも。
曲がり角、山道への入口、渡る橋、キョロキョロ探しながら歩くのが楽しいのだ。
え? サクラが散ったら、もう田植えなの? 早いなあ。
「また来てなあ」ってよ。うん。また来るよ。
遍路宿の主人の話。韓国人が勝手に自分たちの作ったシールを貼るようになって、
へんろ協会が、全部はがして歩いたとか・・・
協会のシールしか許可しないとゆうことらしい。
そういえば、いろんな種類のシールがある。
一応遍路地図は持ってるけど、おおざっぱで、このシールがないと歩くのは無理だ。
成重上バス停まで3キロ歩く。バス停前の休業の工場の前に座りこんでランチ。
塩鮭のカマ、焼いて身をほぐしてタケノコご飯に握りこむ。最高に美味い。
こんなとこに座り込んで何してんだか・・・
バスで「長野いこいの家」で降りようとしたら(乗客は私達ふたりだけ)、
「大窪寺へ行かれるんですか」
「いいえ。結願したので、切幡寺に戻ります」
「それなら終点の境目まで乗って行きませんか。料金は同じですよ」
歩こうと思ってたけど、親切にゆってくれるので乗ることにした。
ま、斜めに走るので1キロほど楽した勘定だ。
番外與田寺。ま、まだ番外を打つ余裕はないので。厄除けの寺で有名らしい。
なんで10番か。88番から1番にお礼参りする国道は、まず10番札所を通るのだ。
そんな時コンビニを見つけると、どんなにうれしいか。
お腹空いたら、なんでも食べれる。
コンビニにはトイレもあるし。