こんなに乗客がいないことって…気持ち悪いほどだ。物流のトラックやコンテナまでほとんど乗ってない。
どうゆうこと?コロナ禍で物流もまわってなかったのか。
これって赤字だよね。
このイスって、普通は空いてないんだよ。本読む人、ビール飲む人、カップラーメン食べる人。誰もいない。
船内イベントも全て中止。人が密にならないように?
密になるだけのヒトがいないよ。
船内でも、なるべくそこらに触らないように気をつける。揺れてもこらえる。
ネットが使えないって退屈なもんだ。これはメモしてる。思ったことは思った時に書いておかないとわすれる。
デッキに出てみよう。もちろん誰もいない。いつもならテーブルとイスがあって、乗客が寛ぐ場所だ。写真を撮ったり、陸地を探したり。イスも片付けられて無い。
なんていい天気なんだ。今じゃないんだ。この天気がほしいのは。
佐渡ヶ島を過ぎてから、海以外に見えるものは無い。
カフェのイスを持ち出して、2人でぼおっと海を見る。
ハーモニカ、こうゆう時に吹くために持ってきた。
知ってる曲なら吹けるよ。
なにせ、まだレッスンを受ける前だ。これで何回かレッスンを受けたら、帽子でもおいといたら、チャリンって小銭ぐらい入れてもらえるんじゃないの?
あ、聞いてくれるはずの乗客がおらんわ…
ジムも映画館もなにもかもやってない。
なんで旅立ち前にケガをする…バカヤロー。
靱帯を傷め剥離骨折してギブスして鯖街道を歩いたとゆう知人がいる。
「冷静に考えてみれば、私は一体何に立ち向かっているんだろう」って。
わかるよ、すごくわかるよ。
弟に言われた。「何もそんな足で富士山歩かんでも。富士山逃げるんか」
そうだった。富士山の周り一周を歩く旅の直前にも足を傷めたんだった。
何に立ち向かうのか。自分でもわからんけど、立ち向かいたいのだ。
夕方4時。北海道が見える。奥尻島の横を通過。あと4時間で上陸だ。
お風呂に浸かると、テーピングがはずれる。キズがあるわけじゃないのに、足を上げて湯船に入る。
なんだ、ここまできてこの不便さは。
見とけよ!
あと3日で山を歩けるようにしてやる!
今これか。もったいない晴れだ。
キレイな夕陽を見れて幸せとゆうものだ。
礼文島を目指す。
礼文島で3日。その3日間ずっと雨の予報…
ま、しゃあない。考えようによれば、「走る時に雨」よりましか。なにせ、バイクだ。
え~下船口から降りる客、私ひとり?!
車の人は下船は同乗できるのだ。徒歩での乗船はひとりもいないとゆうことだ。バイクは同乗で下船できない。
車両甲板はこの状態。
いつもは乗用車とトラックでいっぱいなんだよ。
小樽港、無事到着。夜9時。
さあ、美味しいビール飲みに行くぜ。
広いレストランに客は私たちともう1組だけ。ドイツの音楽流れてて雰囲気満載なんだけど。客はいない。
さあ、明日は一路北へ走る。
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