えちまにはかた

2021/01/11

生きていくしかないんだよ

寒さは幾分やわらいだか。
朝から、粕汁を作る。

テニスクラブのYさん、年明け早々に奥さまを亡くされた。
クラブを代表してお悔やみと励ましに。
歩いて出かける。3キロ以上はある。そこそこの散歩だ。

73歳。早いよ。75歳の夫を残して。さぞ心残りだったろうな。

お悔やみを済ませてリビングダイニングへ。
ホームコタツがあって,まわりにいろんな物が散乱してる。葬儀から一週間。仕方ないよな。

料理は一切したことが無いとゆう。
台所のどれが何に使う物なのか、どこに何があるのか、全くわからないとゆう。
ご飯を炊いたことも無いとゆう。ネットで調べる、なんてことはできないのか。

とりあえず、粕汁と柿の葉寿司。これで明日の昼まではなんとかなる。

お米はどこ? お米を研いで炊飯器にしかけるところまで教えてきた。
お惣菜を買っても、ご飯ぐらいは炊きたてを食べてほしい。

帰り道、歩きながら考える。
料理が全くできない年寄りがひとり残ると、あんなことになるのか・・・

うちのパパはあんなことは無いだろう。
私が入院したり、先に死んだりした時のために、覚えてもらおうと、
料理は必ずふたりでやる。毎日見てるだろう。
何かにつけ、これはこうやったよ。これはこうもありかも、と説明するようにしてる。
6年で色々覚えただろう。



世の中の奥さま。私が先に死んだって、後のことは知ったこっちゃない、のたれ死んでも知らん!とゆう人でないなら、台所、いや家中のどこに何があるか、それと最低限の料理は教えておいて下さい。

女性がひとり残って、めんどくさいからお惣菜を買う、ってゆうのと、
全く何もできないのとは違うよ。

明日も行って、片付けと簡単な料理を教えてやろう。なんだか放っておけない・・・
帰り際に、「料理できたらええやろうなあ。なんか元気出てきたわ」と。
残された者は生きていくしかないんだよ。悲しんでばかりいられないよ。

こうゆう時、娘がいればいいのにって思うよ。

なんてエラそうに料理のことばっかりゆってるけど、
私こそ、おカネや保険や・・・パパに任せっきりで全く関知してない。
それこそ、どこにいくらあって、どこからおカネを使ってるのか。
何も知らずにペイペイやカードで支払うだけだ。これもヤバいな・・・

やっぱ、家のことは全てふたりで管理してわかってないとダメだよ。

大学の恩師が亡くなった時も、奥さまは何もわからず、大変だったようだ。

ぼおっと生きてちゃダメなんだ・・・



帰り道、蠟梅だ。



ハーモニカレッスンに出かけた。
そうか。今日は祝日か。いつもにもまして電車は空いてる。


今日は成人式だったんだ。ショッピングセンターで晴れ着の若い人がいた。
今年の成人式は大変だろうね。
私が44年前に着た振袖を、娘が着たのも15年前か。




ホタテとネギトロの海鮮丼。錦糸卵はパパ担当。あんまり錦糸になってないけど。
キクナはお浸しは面倒なので、炒めて塩コショウで。粕汁には柚子と七味。

今日は、粕汁と一緒に柚子まで届けたんだよ。






お相撲が始まったけど、コロナ感染で休場の力士が山ほど。
なんてこった。炎鵬 もいない。
昨日は宇良と琴勇輝。宇良は関学出身、琴勇輝は小豆島出身。
まっつんはどっち応援したのかな・・・宇良は今日も勝った。大鵬の孫に。






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