今日の行程は29キロ。無理だ。これが難しいところで、それならちょっと手前でやめよう、ってゆうのがイケる場合とできない場合がある。手前に宿泊できる村がないのだ。
そこでどうするか。ログローニョは大きな都市で、しかも泊まってるのはホテル。タクシーを呼んでもらえる。それで適当な所で降りて、適当な距離を歩く。今日はそれだ。
途中の村の手前に遺跡があるそうだ。そこまでタクシーだ。
で、8時に予約したはずのタクシー。8時半になっても来ない。フロントは電話をするようなフリはするけど、混んでるから、と。何が混んでるんだよ。道なんかガラガラだ。
これがスペインだ。これも神の思し召しだ。ぼおっと待つしかない。
前の通りをリュックを担いだ巡礼者が歩いていく。こんな時間にログローニョを出るなんて遅い人もいるんだな。13キロ先のナバレッテでやめるんだろな。
ぼおっとフロントでタクシーを待ってると、ブルドッグが普通にホテルに出入りしてる。おとなしい良い子なんだね。
タクシーは40分遅れで来た。ナバレッテ手前の遺跡へ、と言ったのに、ナバレッテの街の入口で降ろされた。カミーノを戻るのもなあ…巡礼者はどんどん歩いてくる。街へ進もう。
おなかいっぱいだ。これで到着するまで、なにも食べない。
相変わらずすごい景色だ。ブドウ畑まみれ。
出発が遅いと、歩き始めてすぐに暑くなってくる。朝は15℃だったのに。
夜7時。といってもまだ明るい。ノドがかわいたな。外に出る。ちょっと雨が降った。念のためにカサ持っていこ。
しっかり食べたら、しっかり歩こう。ナバレッテの村を出て、6キロ先のベントーサを目指す。
タクシーが遅れ、朝食に時間がかかり、ナバレッテ出発は10時前になってしまった。
ナバーラ州からリオハ州に入った。
リオハワインは有名らしい。
白い馬2頭。荷物運んでるよ。巡礼者のリュックだな。
ついでに乗せてほしい。荷物だけじゃなく、私が乗りたいよ。
今日もいつもの顔ぶれだ。だいたいペースは同じだ。
1日20〜25キロ。宿をとる村もだいたい同じになる。
how are you ? are you ok?
元気? 大丈夫?
まずはこれだ。
fine! but a little tired…
途中に分かれ道。どちらでも行けそうだけど、書いてることがわからん。左に行く人の方が多いぞ。左だ!
カミーノあるある。カフェで休んだすぐ後に、木陰で休めるこんな場所。これ、欲しいのは今じゃないんだ…パス。
着いた〜暑かった〜!ナヘラだ。
今日は16キロぐらい歩いただけなのに、暑くてそこそこしんどかった。
腹ごしらえだ。漢字書いてる店。中華だ。
ここだ。ドリンク付ランチメニュー13€。
安い。美味い。
焼きそば、焼き飯。カリカリのエビに牛肉の炒めもの。おなかいっぱい!
食事は1日3回食べてないな…いろいろだ。
今日は3時にこれだけ食べたらもう寝る。
みんな、どうしてるんだろな…
ナヘラは赤い街といわれるそうだ。
今日の宿は、赤土がむき出しの崖のそばのオスタルだった。
宿を探してキョロキョロしてると、又2mのおっちゃんに会った。自分は宿に荷物を置いて身軽だった。
can i help you?と言ってくれる。
カミーノを歩くとみんな仲間なんだ。同志なんだ。
すると急に雷と大つぶの雨になった。水とアクエリアスを買って急いで戻るやいなや、ものすごい雷雨だ。でもすぐにやんで、一気に涼しくなった。
明日はまじめに?20キロ歩く。