えちまにはかた

2022/08/29

サンティアゴ巡礼の旅 ➉ ログローニョ〜ナヘラ 無理だよ 29キロなんて

 今日の行程は29キロ。無理だ。これが難しいところで、それならちょっと手前でやめよう、ってゆうのがイケる場合とできない場合がある。手前に宿泊できる村がないのだ。

そこでどうするか。ログローニョは大きな都市で、しかも泊まってるのはホテル。タクシーを呼んでもらえる。それで適当な所で降りて、適当な距離を歩く。今日はそれだ。

途中の村の手前に遺跡があるそうだ。そこまでタクシーだ。

で、8時に予約したはずのタクシー。8時半になっても来ない。フロントは電話をするようなフリはするけど、混んでるから、と。何が混んでるんだよ。道なんかガラガラだ。

これがスペインだ。これも神の思し召しだ。ぼおっと待つしかない。

前の通りをリュックを担いだ巡礼者が歩いていく。こんな時間にログローニョを出るなんて遅い人もいるんだな。13キロ先のナバレッテでやめるんだろな。

ぼおっとフロントでタクシーを待ってると、ブルドッグが普通にホテルに出入りしてる。おとなしい良い子なんだね。


タクシーは40分遅れで来た。ナバレッテ手前の遺跡へ、と言ったのに、ナバレッテの街の入口で降ろされた。カミーノを戻るのもなあ…巡礼者はどんどん歩いてくる。街へ進もう。


朝食抜きで出発した。まだ歩いてないのカフェで座るのはもったいないけど。ナバレッテでカフェに入る。待たされた。こんなベーコンエッグ作るのに10分もかからないだろうに。
おなかいっぱいだ。これで到着するまで、なにも食べない。


しっかり食べたら、しっかり歩こう。ナバレッテの村を出て、6キロ先のベントーサを目指す。
タクシーが遅れ、朝食に時間がかかり、ナバレッテ出発は10時前になってしまった。


相変わらずすごい景色だ。ブドウ畑まみれ。
ナバーラ州からリオハ州に入った。
リオハワインは有名らしい。

白い馬2頭。荷物運んでるよ。巡礼者のリュックだな。
ついでに乗せてほしい。荷物だけじゃなく、私が乗りたいよ。



今日もいつもの顔ぶれだ。だいたいペースは同じだ。
1日20〜25キロ。宿をとる村もだいたい同じになる。

how  are  you ?   are  you  ok?
元気? 大丈夫?
まずはこれだ。
fine!  but  a  little  tired…


途中に分かれ道。どちらでも行けそうだけど、書いてることがわからん。左に行く人の方が多いぞ。左だ!



出発が遅いと、歩き始めてすぐに暑くなってくる。朝は15℃だったのに。


自転車もよく通るよ。後ろから「オハヨー!」とか言って走り去るヤツもいた。



1時間半ほど歩いて、ベントーサのカフェで冷たいものを飲む。

カミーノあるある。カフェで休んだすぐ後に、木陰で休めるこんな場所。これ、欲しいのは今じゃないんだ…パス。


ブドウ畑の遥か向こうにナヘラの街か。
がんばれ、あと少し。




あ、又2mのおっちゃんに抜かされた。
180㌢のパパが小さく見えた。




暑い…休憩場所めっけ。巡礼者で陰のベンチは取合いだ。
いいよ、私は地べたで。気持ちいい。横になると、血液がカラダ中にまわる感じがするよ。


明日のサントドミンゴまで20キロ。
ブルゴスまではまだ89キロもあるのかあ。


暑い。といっても気温は30℃無いのだ。日差しが強烈だ。陰に入ると涼しいのだ。ブドウ畑ばかりで陰がなかったよ。



着いた〜暑かった〜!ナヘラだ。
今日は16キロぐらい歩いただけなのに、暑くてそこそこしんどかった。

腹ごしらえだ。漢字書いてる店。中華だ。
ここだ。ドリンク付ランチメニュー13€。
安い。美味い。
焼きそば、焼き飯。カリカリのエビに牛肉の炒めもの。おなかいっぱい!
食事は1日3回食べてないな…いろいろだ。
今日は3時にこれだけ食べたらもう寝る。

みんな、どうしてるんだろな…




ナヘラは赤い街といわれるそうだ。
今日の宿は、赤土がむき出しの崖のそばのオスタルだった。
宿を探してキョロキョロしてると、又2mのおっちゃんに会った。自分は宿に荷物を置いて身軽だった。
can  i help you?と言ってくれる。
カミーノを歩くとみんな仲間なんだ。同志なんだ。




夜7時。といってもまだ明るい。ノドがかわいたな。外に出る。ちょっと雨が降った。念のためにカサ持っていこ。
すると急に雷と大つぶの雨になった。水とアクエリアスを買って急いで戻るやいなや、ものすごい雷雨だ。でもすぐにやんで、一気に涼しくなった。

明日はまじめに?20キロ歩く。





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