台湾の夜11時。時差は1時間。私の頭は日本時間の深夜12時。さすがに7時間待つのは長い。
ちなみに、ウォシュレットはラウンジのトイレだけで、ラウンジ以外のトイレにはなかった。世の中、カネだ…
眠くなって搭乗。
台湾までは空いてたけど、パリ行は混んでる。高性能マスクに替える。こんなとこで感染して、歩けなくなってたまるか。帰りのPCR検査で陽性も困る。隔離なんてことになったら大変だ。テツさんも絹ちゃんも無事に帰国してるもん。無事に帰る!
45日もの長い旅は初めてだ。今までの最高は、南北アメリカの1ヶ月。
体調を崩さずに歩き続けるって、大丈夫なんだろうか。足にマメができたり、歩き過ぎて足首やヒザを傷める心配ばかりしてたけど…
頭は夜中の1時半。食事だ。寝るか食べるかと聞かれる。食べるよ…
搭乗前に、料理を選択しておいた。サカナだ。これなんだろ。白身だ。美味しいよ。
座席は広いしフルフラットとはいえ、台湾で7時間待って、14時間飛ぶ。さすがに疲れるよ。エコノミーだったら死んじゃうよ。ビジネスクラスだったら、飛行機に乗ってる間も楽しい、ってゆったけど、あれウソだ。ビジネスだったらなんとか耐えれる。
稼ぐアスリートが自家用ジェットに乗るのもわかる…
スマホは日本時間か。腕時計は自動的にパリ時間になってる。一体何時間寝たんだろう…
おいおい、これってロシア上空飛んでるんじゃないのか。南回りじゃなかったっけ…
カラダを動かしたいよ。まりなのダンスやりたいよ。
こんなにしんどい思いをしてたどり着くから、現地の絶景は何倍も心にしみるんだろうな。
早く地上に降りたい…でも、パリからビアリッツまで、又飛行機だ。バイヨンヌから列車に乗換える。ピレネー山脈を越えるフランス側の拠点サンジャンピエドポー。全くなんて不便なとこなんだ。
スペイン側のパンプローナから歩くのなら、マドリッドからバスがある。それじゃダメなんだ。どうしてもピレネーを歩いて越えたいんだ。フランスから歩きたいんだ。ピレネー越えのあの景色の中を歩きたいんだ。
そういえば、モンテネグロのコトルへ行くのも大変だった。クロアチアに入って、バスで検問を受けながら国境を越えて…
なんてマニアックな所へばかり行きたいもんだ。でも、絹ちゃんなんかもっとすごいんだから。
こうゆう旅をすると、ヨーロッパアルプスの山旅なんて、どんなに楽に行けることか。
西遊旅行がカミーノの歩き旅のツアーを再開した。荷物も次の宿まで運んでくれるそうだ。巡礼宿じゃなくてホテルだそうだ。なにもかもお膳立てしてくれる。そんなのイヤだ。
四国遍路も同じだ。7割の人はツアーバスで行くそうだ。私はそれじゃイヤなんだ。自力で行きたいんだ。重い荷物も自分で担いで歩くんだ。
根性と体力はある!
あと7時間でパリだ…
又ちょっと寝れた。あと4時間か。
ヒマだから、思いついたことをメモしてる。
灯りがついた。朝か。一体どれだけ寝たんだろう。ちゃんと横になれるから、うとうと寝れるもんだ。あと2時間。
朝食だ。大きいテーブルを広げてテーブルクロスをかけてくれる。じっと寝てるか座ってるだけでもおなかはすくもんだな。
ホタテとキノコの入ったタマゴ粥とゆうか。美味しい。フワカリのクロワッサン。
いよいよパリに到着。ここまでで何時間かかったんだろう。わからん…ちょうど1日ぐらいか。
ヒマだから、つい書いてしまうけど、読んでくれる人、めんどくさいよね。すみません。
シャルル・ド・ゴール空港。何度かtransitで降りたことある。
なんと入国手続に長蛇の列。ざっとこのフロアに5000人はいるぞ。1時間並んだ。荷物をとって、国内線はどこだ。
外に出てシャトルバスで、ターミナル2へ。あれ? 涼しいぞ。朝8時半のパリ。20℃。半袖1枚じゃ寒い。熱波は去ったのか。
ビアリッツまでも貯まったマイルでビジネスでとれた、とゆう。
又ラウンジだ。おなかすいた。
家を出て40時間ほどかかって、サンジャンに着くまで、一銭のおカネも使わずに過ごせる。ビジネスのありがたいとこだ。
再び搭乗。国内線で1時間。
ビアリッツ空港着。小さい空港だ。
バイヨンヌまでのバスはどこから乗るんだ。チケットはどうやって買うんだ。乗り場がわからんぞ。来たバスに聞いてみる。駅へ行くバスはないと。近くのバス停で降りて歩くようにと。200㍍だと。バス停手前で、この橋を渡って左だとゆってくれる。親切だったよ。英語ができる人でよかった。
やったー。やっとこさバイヨンヌ駅。荷物の整理。ここから1時間ほど列車に乗ったらサンジャンピエドポーだ〜!
駅のトイレ。便座が無い!空気イスかい?!しかもペーパーが真後ろにあって、空気イスのみならず、腰をおもいっきりひねってペーパーをちぎる。なんだよ!横につけとけよ!肩とクビがツリそうになった。今度こんなトイレだったら、ペーパーは先にちぎっとく!
巡礼の心得。旅の途中にどんなことがあっても、神の思し召しだと受け入れること。
なるほどそうだな。トイレが使えるだけでありがたいと思おう。
またここで1時間半列車を待つ。
台湾ではスッチーも防護服にフェイスガードの完全防備。なのに、パリに着くと、皆マスクもしてない。
台湾で7時間。パリで4時間(そのうち1時間は入国審査に並ぶ)ビアリッツからバイヨンヌ駅へバスで20分。駅で1時間半。全く…神の思し召しもなかなか厳しい…
コロナで飛行機も便数が少ないから仕方ないのだ。悔しかったら直行便に乗れよ。いやいや、それは高いのだ。ヒマなんだから…待つよ…
「どこでもドア」でサンジャンにひとっ飛びしたら、きっと感動も無い!
一体水曜の朝9時前に家を出て、何時間かかったんだ。計算してみると36時間かかった。
列車に乗ること1時間15分。とうとうサンジャンだ!
げ、雨だ。ポンチョを来て。街へ歩く。
わあ、you tube で何度も見た場所だ。ワクワクだ。ホテルに荷物をおいて、巡礼事務所を探す。英語、フランス語、スペイン語。日本語のできる人はいないな。クレデンシャル(巡礼手帳)に初めてのスタンプをおしてもらう。
ピレネーのふもとにある、いい感じの街だよ。
おなかすいたぞ。ホテルオススメのレストランへ。english menu? non!で終わり。料理の説明をしてもらおうにも英語ができないのだ。よくわからないままに2つ注文。
マルだった。やれやれ。美味しかったよ。そういえば、フランスで食事で失敗したことはあんまりない。
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