お昼ご飯を済ませて、チャリで出かけよう。
焼きそばと昨夜のダンゴスープの残り。このスープ、なんて美味しいんだ。鴨肉ダンゴだから?茅乃舎野菜出汁だから? とにかく美味しい。
昨日行くつもりが雨になったので。藤原宮跡だ。
早く行かないとコスモスが終わっちゃう。
チャリをせっせとこぐ。
クルマの多い道路はイヤだ。コネコネと狭い路地を走る。パパは「道の天才」だ。一度歩いた、チャリで走った、クルマで走った道は絶対に覚えてる。
私は後ろをついて走るだけ。走ってみると、あ、この道、ここへ出るんや…ふーん…
おふさ観音に寄ろう。ここは住職さんが四季折々花を咲かせたり、提灯や風鈴をぶら下げたり、楽しませてくれる。
今は赤い提灯と四季咲のバラだ。
バラは春の方がいいな。でも、秋のバラは香りが強いんだとか…
「歩けば元気でボケ知らず」合点承知!
たった4kmでいいの? 一昨日は23km歩いたよ…
藤原宮跡、到着!
駐輪場にチャリを停めて歩こう。
(この直後、事件は起きていた。この時は知る由もなく…)
広いって気持ちいいね。
うーん…コスモス、1週間遅かったかなあ。
コスモスは終わりかけてたけど、チャリでここへ来ることに意義がある。
藤原宮跡資料館。前にも来たことある。
隣は JA だ。あ、あの袋…新米だ。
お米の価格…これからどうなるんだろう…
さ、今日はスペアリブだ。そろそろ帰ろ。と、駐輪場へ戻る。
あれ? チャリのカギが無い…確かポケットに入れたはず。なんで…
落ち着け、落ち着け…
資料館のトイレ? いや、鈴がついてるもん。落ちればわかる。
パパはチャリでコスモス畑を探しに行ってくれた。私は歩いて、通ったコースを戻る。だいぶうろうろ探して、最初の道に戻ろう、と…
最初に駐輪場から歩きだした路地。雑草が茂ってた。パパが言う「ところで、家のカギは?」「え?私が持ってたん…?」
なんて言いながら、ほんの2mほど歩くと、パパが見つけた。「あ!あった!!ふたつ落ちてる?」
草むらに人が通るとこだけ草が踏まれて道になってる。
落ちてた! こんなとこで…私…落としたのか…
その瞬間のパパのひとことが忘れられない…
「なんとかなるもんやな…」
家のカギも無いことに、もっと早く気がついてれば、もっと焦って大騒ぎだった…
帰れない…
家にも入れない…
ほんとに私って… ごめんなさい…
いつも、なんとかなってきたけど…
海外でも日本でも…いろんな失敗あったけど、いつもなんとかなってきた…
こうやって、人生ギリギリセーフで生き抜いてやる…
往復とカギ探しで22km走った…
よかった…
夕陽の中をチャリで走って無事帰宅。
暗くなる前に、ギリギリセーフで帰れたよ…
乾杯…
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