えちまにはかた

2024/11/21

熊野古道二度目の紀伊路、3日目

和歌山駅近くのビジホを出て、昨日の歩き終わりの山中渓駅まで電車に乗る。

出発! 
ほどなく、山中関所跡。


20分ほどで和歌山県だ。

京都から淀川を船で下り、天満橋八軒家船着場へ。

そこから南へひたすら歩いて、大阪和歌山の県境。

千年以上昔に…

いよいよ和歌山に入る。



中山王子。


10℃か。寒くない。
毎日、ドライの肌着を着て歩き始めるけど、お昼には脱ぐ。

シャツ1枚でいい。あったかい。


あ、阪和道と京奈和道のジャンクションだ。9年前には工事してた。
大林組だ。

すごいね。こんなの…非力な人間が作るんだ…




王子を見つけるとうれしい。昔の人もうれしかっただろな…

王子って、昔の公家の熊野詣のために作られた神社のことで、天満から本宮まで九十九王子ある。

紀伊路、中辺路に限られる。


山口神社に寄り道すると、気持ちいい道だった。


紀伊路も大阪から和歌山に入ると、道標、石碑、道しるべ…親切だ。


これこれ。これがありがたい。四つ角の手前、曲がった先に必ず埋め込まれてる。
え、どっちに曲がるん? あ、こっちか。



川辺王子。鳥居ちっちゃ!


あの山越えて歩いてきた。阪和道が見える。


力侍神社。りきし、と読む。
キレイなトイレとベンチ。ありがたい。



紀ノ川を越える橋。長かった。
山の中腹の阪和道。遠くまで来たなあ。


昔は、もちろん橋など無い。渡し舟だ。


疲れた…もうすでに20kmを超えた…


へえ、こうゆうのでタネ撒きかあ。


和佐王子。ベンチと東屋。これ以上の休憩場所は無い。疲れた〜
横になって足を上げたい。


シューズを脱いで、汗で濡れたソックスを乾かす。足がふやけるとマメができる。
長距離を歩くには、絶対に5本指ソックスだ。しかもウールがいい。
でも、悲しいかな、ウールは耐久性に難あり。生地が薄くなりやすい…


時々、この提灯を軒下にぶら下げてる家がある。これにどれだけ元気づけられるか…見つけるとホッとする。ありがと…


え? これだけ疲れてから峠越えか…
しばらく、しんどい登りだった。


登れば、この景色。
あの山越えて、西へ下り、東に歩いて紀ノ川を渡り、又東へ、又西へ…


倒木が道をふさぐ。人が歩いてないんだな…整備されてない…


峠を越えて下るとみかん畑だ。


貴志川線の伊太祁曽駅までの最後の王子。平緒王子。


今日はここまで〜疲れた〜
伊太祁曽駅。

え?中国人観光客が10人ほどいた。
こんなしょぼい駅に?なんで?


タマ電車。イチゴ電車、ウメボシ電車…
ま、かわいいっちゃかわいいけど…中国からわざわざ観に来るほどのもんか…?


お出かけチャギントン?!
なんじゃ、それ…




4万歩を超えた。しんどいはずだ。


帰りに和歌山駅の観光案内所でもらった。
家にもあるんだけど、最新かもしれない。



今日も和歌山駅から少し歩いてビジホに泊まる。

明日は最終日。

どこまで歩くかなあ…しんどくなったらやめよう…







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