こうゆう街は脱出するのに時間がかかる。
ひとつ矢印を見落とせば、どんどん間違った道を進んでしまうことになる。
必死でキョロキョロ探す。
カフェで休憩。街のカフェのピンチョは美味い。
グッゲンハイム美術館。ここは外からだけでも観ておかないと。カミーノをちょっとそれる。
わあ、人がいっぱい。今日は土曜日だ。
なんじゃ、これ? you tube で見たやつだ。スパイダー? アリ?
うわぁ、ドライアイスかあ。
すごい…日本はこうゆうのにおカネかけないからなあ。やっぱり遅れてる…
入場料18€。2700円。高い…今日はここで時間をとる余裕が無い。
ビルバオの街を通過するだけで2時間以上かかった。
ビルバオ郊外に出た、と思ったら登りだ。
さよなら、ビルバオ。200m近く登る。
ビルバオから、今日の宿泊地barakald までは、山をふたつ越さないといけない。
それがキツかった…
登ったら、又下る…
疲れた…足しんどい、肩痛い…
こんな道沿いで…のたれ死んでるみたい…
最後の登りだ…くそう…
石畳? なんだよこんなん! 熊野古道でイヤほど歩いたわ。
登りきった所で、なにやらイベントが。
皆集まってきて、飲物を持っていけ、肉を食っていけ、と口々に。コーラと水をもらって、歩き出す。皆に「buen camino !!」と送り出される。
スペイン人は陽気だ。グラシャース!
さあ、最後の下りだ。
これを下り切ったら、今日の宿だ。
まずは、menu のあるレストランを探して、何時までに来れば食べさせてくれるの?と聞く。4時にclose だと。
今3時。先に宿にリュックをおいてから出直そう。
ところがまたまた、ペンションのドアがなかなか開かない…またか…電話しながら…
やっと1枚目のドアが開いた。
次は2枚目。よし、次は無人のレセプションのドアを開ける暗証番号入力。開いた!
次はキーボックスにまたまた暗証番号。
ボタン?どのボタンやねーん?!
これか?! 開いた~鍵入ってる〜
かくして、誰にも会わずに部屋に入れた…疲れる…
でも、めっちゃキレイな部屋だ。レセプションには、冷蔵庫、電子レンジ、ポットにコーヒー紅茶。
なかなか行き届いてる。67€は高くない。
なかなか親切で、スペイン語のわからない私達のために、スマホで料理の写真を見せてくれた。グラシャース。
でも、だいたいはわかるようになってきたよ。
前菜のスープは洗面器ほどでかいポットに。これだけでおなかふくれる。美味い!それにサラダ。
メインはステーキと、イカスミのシチュー?これがまた美味いんだ。
デザート、生ビール込。納得の19€。
疲れて宿に戻ると退屈しないのはなぜ…
キツかった…山を3つ越えた。累計標高は700m以上だ。
40000歩を超えた。距離は25キロ。
なかなかうまくいかないもんだ。距離と標高差と…
フランス人の道は、こんなことはなかった。毎日20〜25キロほどのほぼ平坦な道ばかりで、計画しやすかった。
北の道はキツい…
明日は今日ほどしんどくないはず…なんだけど…
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