rioseco 。なんにもない田舎だ。こんな所にこ洒落た宿。ママさん、英語ができる。
ただ、屋根裏部屋?最上階で天井が斜めで、頭をぶつけそうで落ち着かなかった。
laredo 行きのバスは11:30発。10時にもあるけど、途中で乗り換えないと行けないから、11:30の方がいい、と。
11:30…こんなとこで、それまで何すんだよ…
世話になったな、よくしてもらったな、と思う宿には、折り鶴を折って、その国の「ありがとう」を書いておいておくことにしている。紙はなにかしらあるもので。
ところが、折り鶴の折り方、あれ?こうやっけ?いや、ちがう。こうか?!
なんてこった。ふたりでああでもない、こうでもない。あ、思い出した。情けない…
gracias !
ヒマな時、考えることはいくらでもある。
「フランス人の道」のように、毎日20〜25km、前に進めばいい、って訳にはいかない。まず、山があって予定通りには進めない。1番に困るのは予約できる宿が圧倒的に少ない。20kmは進みたいのに宿がないから、15kmの所で、となる。それを無理して25kmの山越えをして、死にそうになった。
バスの時間まで、朝の散歩。といっても5分も歩けば通り抜けてしまうほど、小さい村だ。
カミーノの道標があった。この道か…あの山を越えるんだな…ちょっと残念な…いや、しんどいのは、もういい…微妙な気持ち…
何人かの大きなリュックの巡礼者が歩いて行った。私達はバスか…微妙な気持ち…
村は小さくても、教会は立派だ。でも、珍しくカラスがいて不気味だった。
おんなじ家が並んでて、団地って感じかな。それでも、いい窓がついてて、庭もキレイでシャレてる。
日本人はセンス無いんや…
明日はこの浜に沿って6km歩いて、船に乗る。
バスを待つ。バス停といえど、バス停の名前無し、時刻表無し、ほんとに来るのか…不安になる。
あれ、雨? ポツンときたぞ。菅笠にカバーを付ける。私達って、ほんとモッテる、なんて思ったのもつかの間。
5分遅れで来たバスが停まらず通過する! え〜っ?!なんで〜?!
あ然……宿に電話するも、なんでやろ的な。TAXiを呼んでくれる、とゆうが村には1台しかなく、busy だとゆう。
さあ、どーする?! 最大のピンチ!
しかも雨降ってきたあ! 6km歩いて戻れば、昨日のisrales 、そこからなら、バスもTAXiもつかまるかも。
雨の中、ポンチョを着て歩き出す。2kmで次の街 el pontarron 。カフェで聞く。1時間半待てば、laredo へ行くバスがある、と。ほんまかいな…
ビール飲んで待とう…
待つのは、もう慣れっこだ。雨は上がった。
待ってる間によかったこと。こんなふたり?
ひとりと一匹に出会えたこと。感じのいい男性だった。
この男性、なんとロバを連れて巡礼。荷物積んで歩いてくれるんやな。
でも、男性も大きなリュック。お前だけに持たせないよ、と。
おしっこもウンチもするし、街中は大変だろう…
なんか、ほっこりいい関係。
いろんな人がいろんな思いで巡礼してる…
2:20のバス。え〜っ?!ぎょぇ~っ?!
なんで停まらんの〜っ?! また行ってしまった…
カフェのママさんはこのバス停だとゆう。バスの運ちゃんは、ここは違うthe other side だとゆう。結局、バスには乗れず…
もう、暴れてやる〜っ! 関西人をナメてんのかあ! といったところで、どうしようもなく、カフェのママさんにTAXiを呼んでもらう。
5分で来た。ほんとに来た。
最初からこうすべきだったか…
20€で無事 laredo のホテル着。ほっ……
ホテルで勧めてもらったレストランへ。
げ!定休日。今日はこうゆう日だな…
くさらず、反対方向へ又歩く。結局美味しいレストランでmenu を食べれた。
ウェイターの男性、日本人か?と聞くと、日本アニメの大ファンだとゆう。samurai みたいなことゆってたな。カタナで切る格好してた。日本人はちょんまげだと思ってんのかな。
この海老、美味っ!
laredo 、ここも大きいビーチリゾートだ。
ビーチバレーかあ。私、50年ほど前にはバレーボールやってたんだ。今、ここに入れてもらってもできる気がするけどな。
浜辺のベンチでハーモニカを吹くのも気持ちいい。
ま、いろんなことがあるのが海外旅だ。終わり良ければ全てよし。
下船後、15km歩く。けっこうキツいぞ。