えちまにはかた

2023/06/16

カミーノ「北の道」を歩く 24日目 barquera 〜unquera

毎日5時間から7時間歩くのも、今日が最終日。
なんてさわやかな朝だろう。鳥の声以外、なにも聞こえない。

こんな所で、畑には野菜、果樹、ピザ窯、犬はリード無しで走り回ってる。庭?どこまでが庭なんだ。たまに来る客を泊めて、用意するのは朝食だけ。
なんか、いい生活のように思うのはなぜ?

さあ、せっせと歩くのも今日で最後だ。
がんばろう。



毎朝、出発してからの2時間。さわやかで疲れてなくて、涼しくて、鳥の声が聞こえて…この2時間のために歩いてるのかもしれない。
それぐらい気持ちいい。

それが、3時間4時間…となると、疲れてくる…


この景色の中を歩くのも今日で最後かと思うと、なんかさみしい、なんか愛おしい…

立派なお屋敷か。そりゃあ、こんなの芝刈りしてられない。ロボット要るわ。いや、職人さんにお任せか。


なんとも気持ちいい。少々の登り坂もゆったり歩けばいいんだ。かみしめてゆっくり歩こう。




高速の高架を越えていく。明日はバスでsantander まで戻る。ここを走るかもしれないな。


前を行く4人が、道の相談?スマホを見て。悩むことなんて無いよ。矢印と道標の通りに歩くだけじゃん。


しんとい登り坂を上がると、バルケラに続く橋が見えた!
あの橋渡ったよ。あんなに遠くに小さく見える。あそこから歩いてきたんだ。





あれ、普通の家? 小型アルハンブラ宮殿だ。トウモロコシ御殿かな。

今は小さい苗だけど、あと2ヶ月も経つと、トウモロコシがいっぱい実ってるよ。そいで、9月には一面黄色になるんだ。


そこらに書いてること、ほぼわからないんだけど、これはわかるよ。

「巡礼者に注意!」


これ、なんだろね。巡礼者が持ち物を置いていくんだな。置いていくもの…無いよ…



ごちゃごちゃしたとこでやってるなあ。
おじさんがヒツジの毛刈りだ。これ、ニュージーランドでみたよ。
片手でしっぽをつかまえて刈るんだ。ヒツジが暴れて、おじさん怒ってたよ。痛くないはずだよね。夏用にスッキリしなくっちゃ。



サンチャゴまで482km。まだまだ遠い。


これこれ。自動芝刈りロボット。999€。15万円か。そら、ルンバより高いわな。


とうとうunquera に着いちゃった…5時間半。もう終わりか…
おなかすいたな。


これ、前菜。メインの写真撮るの忘れた。
イワシのグリル。ニンニクたっぷり。美味い。



なんでここで終わりかとゆうと、unquera はそこそこの街でバスが通ってる。山の中の小さい村で終わると、帰る方法が無いのだ。

ちょっと中途半端感は否めないけど、いいのさ…


宿にチェックインして、しばらく休憩の後。夕方、といっても涼しいけど陽射しはキツい。

うろうろ散歩といっても、すぐに終わってしまうような小さい街だ。


チャイの水浴び。


カヌーが盛んなとこらしい。男性が転覆!でも、足がつくほど浅いんだ。


明日からも続けて歩くなら、巡礼道はこれだ。キツっ。

めーちゃん、パジャマパンツ。帰りにはくパンツは温存。もう着るものが無い…







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