ママさん、愛想よしだし、いい宿なんだけど、問題は部屋が寒過ぎるのに暖房が無いこと。街のレストランが休んでたこと。
持参の寝袋が無ければ、寒くて寝れなかったと思うよ。
今年は異常に寒いのかなあ。去年の今頃、フランス国境を越えて、irun から西へ向かって歩いてた。ヒーターが欲しい、なんて思ったことなかったなあ。
5/1から歩き始めて、フリースを着ない日は1日も無い。
さあ、今日もいいお天気になるはず。
9時。やっぱりカフェは開いてない。
昨日スーパーでドーナツを買っておいた。よかった。それ食べて出発だ。
arzua まで10kmだ。ドーナツでもつよ。
頑張ろう、とゆうほどでもない距離を毎日ぼちぼちだ。もうちょっと歩きたいほどだよ。
今日はいよいよ、2年前に歩いたfrench way のarzua に合流する。
saria からの道は、めっちゃ人が多いはず。
今、ここです。
フランス国境から、770km歩いてきた。
あと48kmだ。
あ、二人連れが歩いて行った。この2人はarzua へは行かない方へ歩いて行った。
ヒョウさん、この街boimorto は分岐点で、labacolla まで直接行く道があって、28kmあるんだ。
私達はそれだけ一気に歩く自信がなくて、arzua 経由にする。途中に宿が無いらしい。
lavacolla 経由の方が、サンチャゴには近いんだね。
ぼちぼち歩けばいいんだ。こんな気楽なことは無い。
10kmでarzua 。
あの山の向こうに、saria からの道があって、この先のarzua で合流する。
おいおい。おとうさん、スクーターにそんな長いもん積んで走るん？ぐらつくので、カマでおさえてた。
arzua に着いた！ どこに出たんだ？！
わぁ、なつかしい。ここ、覚えてる！
民泊の場所が見つからなくて、ウロウロ歩いて、いろんな人に聞いて…
あぁ！このカフェだ！ 歩いてたら「osaka！」って声をかけられた。
私が大阪出身だってゆったら、会うたびに「osaka！」ってゆうにぎやかなスペイン人グループに又会った店だ。
なんか、なつかしいよ。2年前の9月だ。
やっぱり、カミーノの旅は楽しいよ。
ヒョウさん、絶対にもう1回歩いてほしいよ。絶対に楽しい。
カタさん、もうすぐ出発だね。プリミティボ歩くんだよね。
不便なこともあるよ、そりゃあ。
でも、それにも増して、なんともいえない、楽しい旅なんだ。
やってみた人にしかわからない…
日本の旅では感じられない、いや四国遍路なら、ちょっとだけ似てるかも…
paella は alozo negro だね。マヨネーズが合う！
腹ごしらえして、まだ歩く。
今回は2年前に泊まった大きな街を避けて泊まることにした。
さあ、それが吉と出るか凶と出るか。
静かに歩けるか、レストランも無いような村か…
arzua を出る。ここは2年前に歩いたはず。覚えてないもんだ。
ヒョウカタさん、覚えてるでしょ、この道。ほとんど渋滞状態で、巡礼者がひと目50人は歩いてた、あの道だよ。誰もいない。
だって、ゆっくり食事して arzua を2時半に歩き出したからね。時差出発だね。
皆、arzua を朝に出発してるか、20km歩いてちょうどarzua に着くか、ってゆう時間だからね。
さよなら、arzua 。
ところで、今日の宿。カミーノからちょっと離れてる。
残り34km地点が分岐点。ここから、下り坂で（明日は登るのか…）13分ほどかな。
2人部屋。50€。
な、な、なんと。バスタブのみならず、ジャグジーか？！
トケイソウだ。うちの庭にも植えたんだけどなあ。芽は出たんだけど…ダメだった…
今回の旅の終着点は muxia だ。2年前はイベリア半島最西端の fisterra だった。
fisterra まではバスで。そこから北へ。muxia まで歩いて、そこで旅を終える。
NHK BSでやってたカミーノの旅も最終地はmuxia だった。
あともう少しで Sanchago だ。
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