さあ、今日は海から、海抜ゼロから400mほどの山登りになる。おそらく、途中にカフェは無い。6時間はかかるだろう。
そう思って、昨日スーパーで買物しておいた。パン、生ハム、チーズ、トマト、どれも安い。
マヨネーズ、カラシ、バター、オリーブオイル…食事した時に、余ったらもらって持ち歩いてる。
ほら、豪華なボカディージョできた。
さっきまでパラパラ雨だったのに、晴れてきたぞ。ついてる。
さ、街まではエレベーターで標高を稼ぐ。と思ったのに、エレベーター閉まってるやーん! なんで?! 9時から?
とほほ…歩いて登れ…
青空だ。うれしい。
おしゃれは海のリゾートだね。
さよなら、リバデオ。
ガリシアに入って、モホンが頻繁に立ってる。サンチャゴまでの残りの距離も表示。それはうれしいんだけど…
あまりに頻繁にあり過ぎて…
こんなしんどい坂上がってきたのに500mしか進んでないの?って感じ…
しかも、なんで少数第三位まで?
352mとか…そんな細かいとこ、要らんやん!なんて…わがままな気持ちになる。
あ〜後ろからの2人組。1週間前peon のアルベルゲで一緒だったベルギーとイタリアの青年だ。
私達はバスで40kmをぶっ飛ばしたのに、追いついて来た。
ベルギー青年が言う。
「いよいよ、海とお別れ。今日はどこまで行くん?」
「villamartin gtande」
「それ、どこかな。何km?」
「18km」
「ぼくらは28km先まで行くよ。」
「あんたら若いやん。いくつなん?」
「32歳」「僕は23」
「23?! 孫みたいなもんやわ。あんたら2人とも、私らの息子よりずっと若いやんか。私らみたいな年寄りにかまってんと、先行きなさい」
で、前を歩いて行った。もう会うこともないだろね。私達より、何日早くサンチャゴに着くことか。
何百kmも、しんどい歩き旅を続けようって、悪いヤツなはずがない。いい子たちなんだよ…
家がほんの何軒かしかないような、かわいい村をいくつも過ぎる。
店などは全く無い。
後ろからやってきたイタリア人。写真を撮らせてほしいと。菅笠ファンだね。
見えた! あの村だよ。今日のアルベルゲがあるのは。