山中のアルベルゲ。標高は400mほどか。寒い。ヒーターはあるけど、一括調節なのか、自分で温度を上げたりはできない。
Wi-Fiはキッチンのみ。キッチンが又寒い。落ち着かない夜だった。
そんな中、持参のシュラフの気持ちいいこと。一気にあったまる。
あったかく眠れた。
昨日の朝から腰が痛い。やっと首の痛みが無くなったと思えば…なんだよ、全く…
バンテリンでマッサージしてこらえるしかない。
いい歳して、重いリュックを担いで、何十kmも歩く毎日。どっか痛くなるのも無理ないよな…
昨日はキツかったよ。今日は休養日だ。
laurenza まで9kmほど。そんな日があってもいいだろ。
アルベルゲの巡礼者たちは、ほとんど出発した。私達はゆっくり朝食を食べて、のんびり出発だ。
アルベルゲの朝食。
テーブルに並んでる。勝手に食べて勝手に出ていく。コーヒーもジュースもある。パンを焼いて、バターとジャムで。
あと170km。
だから、286メートルは要らんから!
朝はいつも気持ちいい。今日はお天気、もちそうだ。
あ、後ろから昨夜のグループディナーで一緒だったアメリカ人男性。
昨夜、私が聞いた「スペイン語は話せるの?」
すると「いや、あんまり…」的な反応。
「house keeper がメキシコ人で、孫は彼と話ができるよ」と。
house keeper って…お手伝いさん…?
シカゴの金持ちなんだろな。そんな感じのロマンスグレーだ。
教育関係の仕事をしていた、とか。
仕事をリタイアして、余裕があって、こんな巡礼旅をしてるんだな。アルベルゲの団体部屋はくつろがない。個室でないと、みたいなことも言ってた。
うちのパパは、世帯主兼house keeper !
リタイア後の余裕のケタが、私達とは全く違うだろうが、基本的には私達もおんなじだよな…なんてことを考えた。
この男性とは、laurenza で又一緒になった。この人も今日は休養日なんだな。
北海道より、ちょっと起伏がある、って感じかな。
ユーカリの林を進む。
今日はたったの10kmほど。早く着き過ぎても、チェックインはできないし、ランチできる店も開いてないかも。ゆっくりでいいんだ。ゆっくりで。
ゆっくり歩くと登り坂もしんどくないもんだな…
20km歩いてフラフラになってると、やった〜着いた〜って気分だけど、さすがに今日は10km。疲れてない…
大きな教会があるよ。
お昼までに着いてしもた…
スペイン人みたいに、ワイン飲んで、チェックインまで時間をつぶす。
ワインだけ頼んだら、こんなん付いてきたよ。これで、そこそこおなかふくれた。
それにしても寒い。風が冷たい。歩き始めて、フリースを脱がなかったのは今日が初めてだ。
bar の外席、しっかりガラス張り。サンルームだ。皆、冬の格好だ。
お昼12時には、食事をしてる人はいない。皆、コーヒー、ワイン、スイーツでくつろいでるだけ。
ペンションのチェックインは2時、と言われ、リュックを預かってもらって、又うろうろ。
「こんにちわ」と声をかけてきた男性。あ、キヨちゃん以外の初めての日本人だ。歳は一緒ぐらいかな。irun から歩いて来たようだ。真っ黒に日焼けしてた。
キヨちゃん、日焼け対策どうしてるん? 手の甲がまっ黒けになっちゃったよ…日焼け止め効かないのかな。雨模様でも焼けてる…😭
日焼けすると、歳とった時にシミになる…
もう充分歳とってるわ!
2時前チェックイン。やった!この宿はWi-Fi速い、サクサク、ノンストレス!
リビングにこんなの。シンガーミシンって日本製だよ。
もはや、こんな昔のが…アンティークとして飾られてる。今の日本製はダメなのか…
電化製品、自動車、バイク…
なんで勝てなくなったんだろう…
海外製品も故障しなくなったんかな…
退屈ってほどでもないけど、あと9kmでmondonedo、余裕で歩けたな。
思いの外しんどかったり、休養日と思ったら軽すぎたり…ちょうどいい街に宿はなかなか無かったり…
なにかと不便なものだ、巡礼旅とゆうのは…
ま、それも良し。なんといっても、雨が降ってないのがなによりだ。