ラ・フランカの朝。時差ボケか。5時半に目が覚める。
とにかく寒い。今日も最高気温は14℃。朝の冷え込みがこわい。
安宿でも二重窓で気密性はいい。外は3℃ほどでも室内は18℃はある。
昨日のリンゴとミカン。持って歩くのは重すぎる。朝食に食べよう。昨日のボカディージョも残ってる。腐ってないよな。
カフェ・コン・レチェを2つ注文。
カップラーメンにお湯入れて! リンゴ切るナイフほしい! なんとか通じるもんだ。
部屋へ持ち帰って、朝食を済ませる。
カフェ・コン・レチェ2杯で2.5€。410円。1杯200円は納得。2年まえなら150円だったのか。
朝食は2.5€で済んだ。
窓を開けると、ちょうど大きなリュックの巡礼者の女性が歩いてる。手を振って大きな超えで叫ぶ。buen camino !
女性は手を上げて gracias !
朝から気分がいい。
私達も身支度して、いざ出発!
さぶっ! 5℃ぐらいか。キリっと身が引き締まる思いだ。
線路沿いにも歩いたけど、何時間歩いても、1度も列車を見なかったな…
海へ出た!
これがnorte の醍醐味だ。
牛が出られないように。
カミーノを歩くと、時々これがある。北海道にもあったな。
llanes はこっちだ。あと何kmって書いてほしいなあ。
殻のないカタツムリ?
いや、ナメクジだ。デカい。
気持ちいい道が続くよ。アスファルトじゃなくて地道だし、最高だ。
キャンプ場だ。5月から営業って感じ。寒いもんな。最低気温は1℃ぐらいになるよ。
かわいい花がいっぱい咲いてる。
初秋に、初夏に、春に…違う季節に3度もスペインを歩いてる私は幸せだ。
チャリの巡礼者が buen camino !と言って抜かして言った。
登り坂がしんどいのは歩きもチャリも同じ。でも下りになると、うらやましいほど速い。いいなあ…
プリミティボを歩くなら、あの山か…キツいな…
なんて気持ちいい…
音をお聞かせできないのが残念。
打ち寄せる波が岩の細い穴を通って不思議な音がする。
ブォ〜ッ!かな、バゴォ〜ッ!かな…
これを見に?聞きに? 観光客が10人ほどいた。
疲れた…後半は村が無い…休むカフェが無い…
元気に歩いてる時は、バルやカフェが見つかる…カミーノあるあるだ。
そこらにへたれこむ…おなかすいた…
クラッカー食べとこ。
どうよ、この色!
歩き始めたラ・フランカはどのあたりだろう。歩行時間、5時間を超えた。
疲れた…背中が痛い…リュックを下ろしたい。足が痛い…
ふらふらになって、やっとllanes に着いた。
汚いチャイ…
巡礼者は歩き続けて暑いので、シャツ1枚。そこらを歩いてる人は冬装束だ。
やっとへたりこんだ店で。何?!カニャが無い?! 瓶ビールmahou。これ、あんまり好きじゃないよ…
外席には黒人男性のアクセサリーの押し売り? 巡礼者には寄ってこんやろ…
これ…不思議な木…なんてゆうのかな。
右の幹からの枝と左の幹からの枝がつながってる…
今日の宿。アルベルゲだ。大きい。
二段ベッドのドミトリーはツラいので個室で。54€。安い。といっても9000円。
ところが、晴れてると思って、干したのに、雨が降ったようで…
元々手絞りで、水が滴ってたのに…
明日までに乾くかなあ…
脱水機ってすばらしいよね…乾燥機って、もっとすばらしい…使用料高いんだ…
今日の宿は洗濯機あったんだけど、まだそんなに洗うもの無いし…手で洗っとこ、と…
今日はしんどかった…
とにかく、荷物の重さに慣れてなくて、腰が痛い、背中が痛い…
20km以上になると、とうとう足までいたくなる…
カラダじゅう、そこらじゅう痛い…
こんなんで、明日は今日より長い25km…歩けるのか…
歩き始めは、鳥のさえずり、花がいっぱい咲いてて、緑がキレイで、風が気持ちいい、景色は最高。
「こんな気持ちいいこと、みんな、なんでやらんのかな」
「しんどいからやろ」……
後半は…確かに…しんどい…
ランチが2時過ぎてたので、夕食は部屋で。ありがたい、ポットがある。
荷物が重い。これ食べて減らそ。
尾西の五目ごはん。お湯を入れて15分。
アルペンの株主優待券で買った。石井スポーツなら欲しいものはあるけど、アルペンには欲しい物無いから、カミーノ用にこれを5つ買って担いできた。ひとつ450円。安くはないな。
え?これ美味い!
すごいな。どうやって作るんやろか…
宿の室温18℃。うちの冬の室温より低い。
トイレの陶器の便座…なんて冷たいんだよ…
寒くていいこともある。歩いても汗だくにならないので、水をたくさん担いで歩かなくてもいい…
あんなこんなで、いろんなことあるけど、楽しいのだ。
足も慣れてくる。重いリュックにも慣れてくる。慣れるまで、最初はしんどいのだ。
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