今日はどんより曇って朝陽は見れなかった。曇りでいいよ。晴れると暑くなる。
ガソリンスタンドがある。え、軽油の方が高いよ。2€。280円!高!
ガソリンは1.8。250円。高いなあ。日本は今160円ぐらいか。
どこかの国で、ガソリンが高騰しすぎだと暴動が起きてたな。日本人は何がどんなに高くなっても、暴動は無いな。いいんだか…
そうだね。ただひたすら歩いて、自分を見つめ直すための時間なんだよ。
自分を見つめ直す…どうゆうことかな…
この女性、今回の旅で一番美人で愛想のいいステキな女性だ。この1週間ほぼ毎日会って、言葉をかわしてきた。
今日はオテルガまで行くの?
そうよ。あなたは?
主人が具合よくないの。胃が痛いって。だから、今日はモンテドオカまでにする。
あら、それはよくないね。気をつけて。よくなるように祈ってるわ。
いつも軽装だけど、荷物送ってるの?
そうよ。次に泊まるホテルに送ってるの。重いリュック、大変でしよ。お大事にね。
といって先を歩いて行った。
なんで、ここは関西弁じゃないんだ。あの美人に似合わんから。
どこの国から来てるのか聞けばよかったな。英語はネイティブっぽかったな。
一度ペースを落として手前の宿に泊まると、もう二度と会えないんだろうな、とちょっとさみしい、
彼女だけじゃない。今まで何日も同じペースで歩いてきた仲間と、もう会えなくなるんだな。
途中2つの村を通過。カフェがないやん。元気な私はおなかすいたよ。そこらの木陰で持ってきてるアーモンドをかじって歩く。
3つ目の村でやっとカフェ。私だけ朝ごはん。パパはスモ・デ・ナランハのみ。食欲ないって。
がんばって!あと1時間かからないから。
元気でもしんどくても、この景色が迎えてくれる。
まだ咲いてるヒマワリがあった。
なんか怖そうだけど、おとなしい。
後ろから来た女性。彼女にも何度も会ってる。胃腸の調子がわるいとゆうと、サントドミンゴカルサーダでオレンジジュースで食中毒があって、巡礼者も何人か入院したとゆう。え〜っ?! たまたま私達はサントドミンゴではナランハは飲んでない。
パパの胃腸はそれじゃないはず。
入院とか…勘弁してほしい…
だんだん晴れてきた。
予定通り、3時間半でビジャフランカ・モンテ・ド・オカに到着。村に入ってすぐの所に今日の宿、発見。10時半だもん、チェックインはまだできない。12時チェックインだ。
陰で横になって休める所を探して休憩。風が気持ちいい、なんていってると寒くなってきた。だろうね。気温は24℃。パパは日向のベンチに移動。
45日の旅なんて、国内でもしたことない。その間ずっと完璧な体調ですごすって、なかなか大変なことなんだな。
パパ、がんばれ!
明日には復活して!