昨夜の宿は二段ベッド2つの4人部屋を2人で使ってくれ、とゆうものだった。4人入ればひとり15€。ふたりで使えば50€。妥当なとこか。洗濯もできたし、わるくはない。ただ、ネットが遅くて…ま、いろんなことがある。
今日は15キロしか歩かないから、ゆっくり出発。8時に宿を出て、カフェの朝食。
ドス、カフェコンレチェ。ドス、トスターダ。6€。840円。朝マックと同じか。
日本の方が安いものもある。スペインの方が安いものもる。
どちらにせよ、いろんな文化に触れて、いろんな国の人々との交流、海外旅はやめられない!
昨夜、夕食の店で日本人ツアー客と一緒になった。「かんぱーい!」と奥の席で盛り上がってた。
私に言わせれば、毎日霧で景色は見えず、見えても日本ともかわらんたいしたことない景色。毎日巡礼者の渋滞。少なくとも60万円は使って来てる。気の毒なもんだ。旅は団体ツアーでするもんじゃない。旅はお膳立てしてもらってするもんじゃない。
朝8時、霧の街で菅笠記念撮影隊第一弾。感じのいい夫婦だった。今までにもどこかで何度か会ってる。
ガリシア州には高床式倉庫。もうこの写真載せたよね。
教会かな。人が集まってる。と通過しようとしたら、写真を撮らせてくれ、と人が集まってきた。やれやれ。
撮ってやろう、とゆう。
またか…
途中のカフェは相変わらずいっぱいだ。ま、いいさ。今日は15キロで終わり。ノンストップでもいけないことはない。
案の定、ちょうどいい所にカフェは無くて、メリデに着いてしまった。橋の手前のメリデの街を見上げるカフェ。
おなかもすいた。ノドもかわいた。ビールだ。チーズ注文したの?じゃ赤ワインか。で昼から飲み過ぎて、そこからメリデの街中までの登り。しんどい〜。飲んだら乗るな。飲んだら歩くな。
で、またカフェに入る。コルタード飲んでるうちにホテルチェックイン時間になる。
日本人ツアー客たちは、まだここから15キロ以上歩くそうだ。すでに4時間。私達は今日はここで終わりにする。
このチーズが美味い。
10時半頃だったか。西遊旅行ツアー参加の日本人に追いついた。8時にパラスデレイを出たらしい。私達は9時前に出たが追いついた。
歩きながらの話、昨日は25キロ。私達も一緒だ。それが、今日と明日は30キロ歩くと。むちゃだよ。そこそこ登りもあるし、25が限界だと思う。2日続けて30キロはヒドい。
「どこから歩いてらっしゃるんですか」と聞くので、フランスからピレネーで国境を越えてきた、と。
私が、サリアからよりフランス国境から歩いて下さい。景色が感動が、違うよ、と。すると、「いえいえ、もうごりごり。しんどいです」と。
なんてことだ。この人は歩くのに疲れ過ぎて、感動どころではないのだ。気の毒過ぎる。自分のペースで歩けないことで、カミーノに嫌気がさしてしまっているのだ。
残念だ…カミーノの歩き旅はすばらしいんだよ。涙が出そうなほどの感動の連続なんだよ。
返す返す思うよ。旅は好きなようにするもんだ。連れて行ってもらうもんじゃない。たまには困ることもある。でも、その何倍も自由なのだ。自由じゃなけりゃ、旅じゃないよ。
2時にホテルにチェックイン。洗濯物を干せるテラスかある。シャツだけ洗っとこう。
スマホいじりながら、うとうとシエステ。
夕方5時を過ぎて、うろうろ散歩に。メリデ、けっこう町だね。カテドラルの塔が見える方へ。インフォメーションめっけ。なにも聞きたいことはないけど、スタンプでももらっとくかな。
where are you from ?
how old? french way ?walking?とか聞かれたよ。PCに入力してた。統計とってるのかな。
フランス、サンジャンの巡礼事務所でもらったクレデンシャルはもうスタンプが満タンになった。72個のスタンプ。最初のうちは忘れてることも多かったな。途中から必死でもらうようになった。サリアからは熊野本宮大社の世界遺産センターでもらった共通巡礼手帳に押すことにした。
広場の陰のベンチでぼおっと。風が心地いい。でも7時前にこの日差し。洗濯物は5時から干しても充分乾くはずだ。
7時にプルポの店を予約した。
入口でタコを茹でてるお兄さんが元気だ。私達を見て、ハポネと叫んで壁を指さす。壁には菅笠と日の丸。へえ、日本人がおいていったのか。このお兄さん、BSのカミーノの番組に出てたよ。
そろそろ7時だ。タコ食べに行くかな。
タコも美味しいんだけど、ガリシアンスープ、ピメント、どちらも4€。これが美味い。
スペインは食事が美味しい。これから、ドイツ、スイス、オーストリア…の旅って考えちゃうよ…美味しくないし、同じものしかないし…
ツアーの日本の人たち、今頃、ホテルでぐったりしてるよ。気の毒に明日も30キロ歩くらしい。
私達は明日ものんびり15キロだけ。
とうとうサンティアゴまで残り53キロだ。
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