今日はサリア手前の村まで20キロ。そんなに早く出発しなくても5時間ほど。あまり早く着くと宿にチェックインできない。
朝食をゆっくり食べよう。トスターダ2.5€、ハモン、ケソ、トマーテ全て1€。生ハムこんなに140円だよ。美味しくておなかいっぱいの朝ごはんだった。
やっぱり、野菜は貴重なんだな。ハム、チーズに比べて、トマトの1€って高いよね。
これ、初めて見た自販機。何が並んでるのかよくわからんけど、巡礼者が必要とする薬類だよ。日焼け止めクリーム、絆創膏、湿布薬、胃薬、ハンドクリーム…
なるほどな…
朝、7時頃、真っ暗な空を見たら、星が見えた。月が見えた。この前満月だったのに、半月だ。晴れるぞ。
さあ、出発。8時半。うれしい!4日ぶりの晴れた朝。15℃でキリッとした冷たさ、気持ちいい。やっぱ晴れてるって、いいな。
今日はちょっとキツい下り坂がある。
牛もカミーノを使って牧草地を移動するんだ。
すごい音がすると思ったら、こんなので高い所の草刈りだ。
トリアカステージャに着いた。
栗の実がいっぱい落ちてる。サッカーじゃなくて、足のゴルフ。私、フェアウェイキープ! パパ、トップしてOB!
2時間歩いたから、スモデナランハで休憩。
これはホントに美味しい!
上からオレンジが落ちて、ギュウっと絞って、下から出てくる。1杯は2個分ぐらいだと思うよ。2.2€。高くない。
黄色い矢印。カミーノはこれが命。
人いるのかな。廃村かな。でも牛いるもんな。
みんな、グラシャス!buen camino !って走り去る。
もうすぐと思いながら、この道が長かった。8時半から5時間。
キツい下りもそこそこの登りも。思ったよりしんどかった。
不思議だよ。
今日はキツいぞ長いぞ、と覚悟して歩き出すと最後までエネルギーが持ちこたえるのに、今日は20キロだし、たいした登りもない、と思うと、案外しんどくなるんだ。
やっと見えた~!サモス村。
あの立派なのは修道院だ。
着いた〜
そこらのバルでランチして宿へ。
しばらく休んで、夕方散歩。もう散歩せんでいいやろ…
でも、夕食できるレストランを探しとかないと。田舎にはあんまり無いから。
ホテルのレストランめっけ。予約できたけど、夜は8時半からディナー営業。全くスペイン人って…せめて7時からやってくれ。
予約した。名前を言う。日本なら「〇〇さま、2名様、8時半ですね」とかゆうだろ。
なんにも言わない。OK、だけ。
ゴミ箱もホタテ貝。
日本に帰ったら、黄色い矢印とホタテ貝を大事にする…?
おいおい…こんなとこに出入りするの無理やん。
壁つぶしてるやん。窓枠外れてるやん。全くスペイン人って…
宿の前で男性2人が自転車の積込作業。
これ、アシストなんだよ。バッテリーはここに内蔵。モーターを作ってるのは、BOSCH とシマノとヤマハだと。誇らしいね。日本の製品は世界中に。
どこの人だろ。英語は上手だった。
牛しかいないような村にも日本の車が停まってる。
日本の技術はすごいんだ。トイレだって断然世界一だ。電化製品だってそうだ。
でも、どこの国へ行っても宿のテレビは日本製だったのに、最近は韓国製が多い。値段で勝てないんだな。
日本人技術者のヘッドハンティングだな。それって裏切り行為じゃないんだろうか…すごい待遇で韓国へ行くんだな…
世の中…カネだ…
夕方、8時半に予約のレストランへ。
カネダさんが、ガリシアに入ったら、海鮮があって、食事は10倍美味しい!と。
10倍かどうかは難しいけど、確かに美味しい。
ホタテ貝、エビ、茶色のは肉じゃないよ。
wild mushroom ってマイタケみたいな。アンチョビ味。美味い!パンは要らない、なんて思うのに、パンを浸して食べてしまう。ベビーホタテも絶品。
vino blanco ってゆうと、
good wine かhouse wine かって聞く。
ハウスワインでいいよ。わかりやすくていいか…
宿に戻ると10時。帰り際にも次々と客が入って来てた。
一体スペイン人は何時に寝るんだ?!何時に起きるんだ?!