早朝6時発の飛行機。
3時に起きないと。と早く寝たが少し寝て目が覚めて眠れない。そのまま2時には起きてしまった。タクシー、ちゃんと来るんかなあ、と心配したけど、3:45にフロントから電話。ちゃんと来るんや。
え?歩ける距離なのに…ちょっと遠回りして、それでも5分。20€。やられた…仕方ない。
考えてみれば、カミーノの旅は安上がりだ。15€で巡礼宿に泊まれる。2人40€で個室にも泊まれる。ヨーロッパを旅してふたりで40€の宿なんて無いよ。これから、ヨーロッパのどこへ行っても、高いと感じるだろうなあ。
食事。美味しい。ヨーロッパのどこの国より美味しい。しかし安くはない。定食を食べれば、安ければ10、高くても20ぐらいでおなかいっぱいになる。定食には2人にワインが一本ついてくるのだ。やはり海鮮は高い。でも、日本なら2人で二杯ずつ飲んで8000円。55€ぐらいか。こちらでは、飲み代が安い。ビール、ワイン、全て200〜300円。飲まない人にとっては安くはない、ってことになるのかな。
ふたりで45日の旅で、正確には42日。往復の移動に3日かかるが、ビジネスに乗ると、その3日間で一切おカネは使わない。全て機内とラウンジで済ませられる。
42日の間、ひとり1日5000円では足りない。7千〜8千円ってとこか。
相馬くんと話したよ。ツアーで来る人たちと同じだけの費用で、ツアーなら12日。私達なら45日の旅をしたって計算になる。ツアー客はサリアからの114キロ。私達はフランス、サンジャンピエドポーから820キロの旅ってことになる。
おカネは使い用だ。(ビジネスクラス利用は別)
ツアー客はアルベルゲには泊まらず、全泊ホテル。重い荷物を担ぐことなく、全部配送。スペイン語で難儀な食事の注文をすることなく、全食事付…
そうそう。
完歩証明書のことだけど。
サリアからの100キロと中辺路だけを歩いた人ってそこそこいると思うけど、
小辺路、中辺路、大辺路、紀伊路、雲取り、伊勢路の熊野古道全てとカミーノのサンジャンからの820キロ、これだけ歩いたヤツって、おるかな…そうはおらんと思うけどなあ。もしかしたら私達だけ?!ってことはないか…おるやろかあ…
パリから台湾。長いよ…14時間。
消毒液たっぷりのおしぼりを何度もくれるので、手が荒れる。ハンドクリームもくれるけど。
いよいよ台湾だ。パリの出発が1時間もおくれたので、乗継は忙しいかも。
それにしても、今回の旅は今までに無かった感動だった。これって、旅の概念、変わるよ。これからどんな旅をするんだろう…
パリ シャルル・ド・ゴール空港。
エールフランス航空では、CAはマスクもしていない。
なのに台湾エバー航空のCAはマスクにフェイスシールドに防護服。この温度差はなんだ。
夜中に?私の頭は夜中なんだかどうかわからんけど…
「オカノサン、お夜食にインスタントヌードルを召し上がりますか」と台湾人のCAさん。ビジネスクラスは担当のCAさんが決まっていて、いつも名前で呼んでくれる。
これが、チキンラーメンみたいな味で、久しぶりの味でむっちゃ美味しかった。日本へ帰るんだなあって思った。
もうすぐ関空だ!
四国上空を飛ぶ。高知県だ。あの辺り、海外線を歩いたとこだ。
徳島だ。ここから遍路旅は始まったんだ。
無事関空に到着。
このリュック、なんて重いんだ。
こんなの担いで40日も700キロも歩き続けたのか…
暑い…日本は暑いな…
バスに乗って、電車に乗って、駅から歩いて、無事帰宅。
お寿司食べに行こか…
いつもお客がいっぱいでなかなか入れない人気店。
5時なら入れた。バイク飛ばして15分。パパは生ビール飲んで、帰りは私の運転で。
ガルシアの海鮮もいいけど、やっぱり日本のお寿司はいい…
明日からなんでも食べたいものを作って食べれる…
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