6時半から朝食をやってるとゆう店。ほんとにやってるかなあ。ちょっと不安。
6:45にやっと灯りがついた。今日のパンがまだ届いてないから待ってくれとゆう。
なんでやねん。6時半開店の前に届くように手配しとけよ。
待ってられるか。クロワッサンをかじって出発。
小さい村に泊まると店が少なくて不便だ。しかも昨日は日曜日。マーケットの類は休みだ。
昔のドイツは土日はスーパー始め全ての店が休みだった。金曜日にはパンや牛乳やハムとチーズなど、切らさないように買ったもんだ。今は土日も開いてるそうだ。
日本で土日に休んでるスーパーなんて考えられないよね。
薄暗い街を出る。
今日は今までで1番たくさん星が見えるぞ。すごいよ。写真に撮れないのが残念だ。今日もいいお天気になる。
でも寒いよ。ウールのレッグウォーマーも付ける。
さあ、今日もがんばる! 今日は長いぞ。27キロだ。
後ろの小高い山の南側を巻いて歩いて来た。ちょうど朝陽が登ってきた。
朝はいつも最高に気持ちいい。このためにがんばってるんだ、と思う。
がんばってるから、これがあるのか。
後ろから来た男性が、菅笠をほめてくれた。抜き去り際にゆう。あの上り坂をがんばらないといけないよ。30分で登れるよ、と。あれを登るのか…キツいな。
朝陽が当たって、山が赤い。
みんな一気にペースが落ちる。自転車だあ。あれもしんどいで…
案外ちゃっちゃと登れたよ。25分。
すごい! 一体どこまで続いてるんだ…
一体どこまで歩くんだ…
果てしない…とゆう言葉しか浮かばない。
彼女が又後ろからやってきた。今日こそ一緒に写真が撮れた。
かわいい人だよ。でも、ここだけの話、近くで話すと、けっこうシワが深い…歳いくつだろ…
この橋が県境らしい。ここまではブルゴス県、ここからはパレンシア県。バレンシアはここじゃないもんね。パレンシアだって。
休みたいし、おなかすいた。
そこらで休憩。
オシッコもしたいし…
オシッコの極意。まずは後ろからくる巡礼者との距離を考えて、ここまで追いついてくるのに、3分以上かかりそうなら、そこらの草むらでOK。前を行く人が後ろを振り向くことはほぼ無い。
しかし、困るのは自転車だ。考えてるより速いのだ。すぐに近づいてくる。
なんて、しょうもないことでも考えないと気が紛れないほど、歩いても歩いても道は続いてるのだ。
やっと着いた。ボアディージャ・デル・カミーノ。名前、長いねん!
ところが、この街は5分ほどで通過てきるほど小さくバルどころかカフェも無い!!
すでに12時を過ぎてる。朝もろくに食べず、昼を過ぎた。
すでに20キロ歩いて、足も痛くなってきた。
目指すフロミスタはあと6キロ先だ。
目の前真っ暗…でも歩くしかない。バスもタクシーもあるはずない。
疲労と空腹と絶望の中、30分ほど歩くと、運河だ。船着き場があって。
観光用の船。「フロミスタ〜、2€〜!」と大きな声で女性が。
え? 2€でフロミスタに連れて行ってくれるの? 乗るよ乗るよ、乗る乗る!
神の思し召しだ…ありがたや…
そこからはなんと楽ちんな。気持ちいい風に吹かれながら、運河を進む。横には巡礼路。リュックを担いだ巡礼者が歩く横を。なんとなく申し訳ない気持ちがするも…
船はゆっくり進む。巡礼者が歩く速さより少し速いぐらい。私達を追抜いて行った巡礼者達をゆっくり追抜いて行く。
フロミスタの街の手前で船を降りる。
それでも25きろほど歩いてる。
カテドラルをゆっくり観る元気もなく、とりあえずレストランへ
このスープ美味い!
おなかいっぱいになって、宿を探す。あったー。
アルベルゲだ。シャワートイレ共同。ま、いいさ。個室ってゆうだけでくつろぐ。
小さいスーパーへ水を買いに。飯ぬきで歩く非常時のためにクッキーでも…なんでそんな大きいねん!マフィン50個入り!そんなん担いで歩けるか!チョコ、どんだけデカいねん!重たいわ!
共同シャワーは良好。タオルや服を置く台もある。充分あったかいのが元気に出る。20秒ほどで止まるけど、ボタンを押せば又20秒出る。ただ、いつものことだけど、アルベルゲのシャワーは固定式で背の低い私はツラい…
ここのカテドラル。軒下の彫刻。ひとつひとつ違う。人や動物。顔が違うので有名なんだとか。
明日も早起き。もう寝よ。10時消灯だ。
ちょっとおもしろいデータ。今日の宿に今までに泊まった巡礼者の国別人数。
そりゃあスペインが1番だろうよ。へえ、アメリカ、オランダ、フランス、ドイツ、イギリス、カナダ、イタリア、中国……ここに泊まった日本人は12人かあ。私達で14人になったかな。
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