えちまにはかた

2022/09/04

サンティアゴ巡礼の旅 ⑯ ブルゴスからオルニージョス 20キロ

 暑さ寒さも彼岸まで。いや、スペインに彼岸は無いな。

めっきり涼しくなった。朝は7時前に暗いうちに出発。今日の気温は10℃。さぶっ!

3枚着ても寒い。歩くうちに温まって脱ぐけど、気温は22℃ほど。風が涼しい。水を飲む量もぐんと減った。これからは楽になるな。ってか寒い心配か。


ブルゴスはやっぱり美味しいもの天国だ。カネダさんとの夕食は最高に美味しかった。でもガルシア州に入ると、食事はもっと美味しくなるんだって。今の10倍美味しいよ、と。10倍…どんなんやろか…


まだ暗いブルゴス大聖堂に別れを告げる。






今日はひとつ目の村タルダホスまで10キロ。2時間半。
そこまで朝食を食べずに歩くのはおなかすくので、ブルゴスで美味しそうなパンを買ってきた。

1時間ほど歩いて、ベンチに座って朝ごはん。
このタイミングが難しい。そのベンチを逃すと、ちょうどいい休憩場所は無かった。セーフだった。

タルダホスの教会。ここもてっぺんにはコウノトリが巣を作ってる。
この街のカフェで、カフェコンレチェで休憩。
休んでリュックを下ろして座ると、疲れはずいぶんとれるもんだ。
スタンプも抜かりなく。



泉の水はすごい勢いで出っぱなし。手を洗うとシャツまで飛び散る。
大地は乾いてるけど、水はあるんやな。


こうゆう壁画がよくある。英語があったよ。
love your neighbors as yourself.
隣人を自分自身だと思って愛しなさい。
巡礼者同士、助け合いなさいってことか。
倒れてる人を助けてる絵だよ。


ラベデラス・カルサーダス。
ここまでは2キロしか歩いてないので素通り。
街を通るだけで、気が紛れる。


おもしろいのあるよ。今はここ。
ピレネーを越えて国境を越えて、けっこう歩いたな。
東はフランス、西はポルトガルだ。



なんか見えないかなあ。あそこまで登ったら、見えるかなあ。


枯れたヒマワリと風車がいっぱい。



あ、そうそう。あの美人に又会えたよ。
ブルゴスで2泊したんだ。だから追いついた。
oh!nice to meet you again !って言ってくれたよ。
もうカラダは大丈夫?って言ってくれたよ。

あの韓国のオヤジにも又会った。皆、ブルゴスで連泊したんだ。
私達も考えたけど、美味しいもん食べてダラダラするだけだ。
ちゃっちゃと出発することにした。

みんな、思い思いのペースで好きなように歩いてるんだ。
同じなのは、目指すはサンチャゴ・デ・コンポステーラってことだ。


初めて見た、タンデムサイクル。
こんなんで登るの無理ちゃう? 前のご主人しっかり!


どこまで行ったら、今日の目的地が見えるんだ…


峠を越えて下りになった!見えた~!
今日の宿泊地オルニージョスだあ!
歩くのもそこそこ速いもんだ。ここから村まで1時間はかからない。

日本で歩く時、1時間歩いてたどり着く場所が見えるとこなんて、無いよね。
この下りがけっこうキツい。真っすぐ下ると足先をやられるから、ギザギザに歩くんだ。


ここまで下れば、だんだん楽になる。

オルニージョス村の入口。この人、巡礼者じゃないのかな。ゴミを拾いながら歩いてたよ。エラいな…


今日の宿、meeting point. アルベルゲだけど、個室もある。他の部屋は二段ベッドの8人部屋だ。あれ、キライ…

冷蔵庫もあるし、洗濯環境いい。まずは洗濯だあ。



お昼はバルで。ま、都会ほど美味しいもんは食べられないけど。



24℃。日差しはあるし、風はあるし、手洗い手しぼりでも乾くよ。


あら、又遍路シール。誰が貼ったんだろ。小さなスーパーの入口。


これだけの巡礼者が泊まってる。ここでも夕食は食べれる。
でも25人以上が狭いテーブルに肩を寄せ合って座って食べるんだよ。
「密」過ぎる…外へ食べに行くよ。

この団体部屋、ひとり14€。もれなくイビキ地獄が付いてくる。

二人なら28€。

この個室、シャワートイレ付、50€。そのぐらいの贅沢は許してもらお。







ブログランキングに参加しています。 

ポチッとクリックしていただけたらうれしいな♪

にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手織り・機織りへ