えちまにはかた

2022/09/16

サンティアゴ巡礼の旅 ㉘ ベガデバルカルセ〜フォンフリア 最後の難所オ・セブレイロを越えた!楽しい24キロ

 ペンションは朝食込みだった。といっても、パンとマーガリンとジャムと紅茶だけ。昨日作ったゆで卵食べとこう。

だんだん明るくなるのが遅くなってきた。お天気がわるいのもある。8時前まで暗い。ヘッドライトはなんとか無しで。


ロールマットも担いで、あの帽子に杖、猛者風。buen camino と言葉を交わして、さっさか抜かして行った。


今日もお天気があやしい。ポンチョはなんとか無しで。


ラ・ファーバ。昨日この辺まで歩いてきとけば、今日が楽だったか。


標高が上がるにつれて、雲が出てきた。
わぁー見えないよ。
すごい景色かもしれないのに…


すると、あれ、雲が上がってきたぞ。


あ、山の端が見えてきた!


一緒に歩いてきた女性ふたりと、喜んで写真の撮り合い。


見えた!


見えたよ!
神さまは遠い日本から来た私達のために、霧を晴らせてくれたよ。


ガリシア州に入ったんだな。


オ・セブレイロ到着!
標高650から1330まで、標高差700mを登りきったぞ。しんどかったけど、楽しかった!


教会でスタンプもらお。

オ・セブレイロは観光バスが来るような観光地でもある。土産物屋さんがあるよ。

荷物になる。今はなんにも買わない。


カフェでちょっと早いけどランチ。ボカディージョ、サルチチョンやっけな。トマトもはさんで、と頼む。こうゆうの頼んでも追加料金とらないよ。これで1人前。ふたりで半分こで充分だよ。



さあ、最高地点は過ぎたけど、今日の目的地まで、まだ12キロ以上ある。
この時点で、すでに4時間歩いた。 


霧は完全に晴れたな。この景色を見ながらの3時間。



この犬、ほとんどオオカミだよ。シェパードより大きい。このレベルの犬が放し飼いだ。主人がトラクターで出発すると、喜んであとを追って走って行くんだ。


あ、これ。本に載ってたな。巡礼者が強い風に帽子を飛ばされないようにおさえて歩いてるんだ。




この坂登るの、キツかった〜!
振り返ればこの景色。小さい村だった。


アルト・デ・ポイヨ。ポイヨ峠。峠ってゆうぐらいだから、登りがしんどいはずた。

今日も菅笠撮影隊。大人気だね。


メールで写真送るって、アドレス交換。
めんどくさいやっちゃなあ。


あと4キロあるから、私はビールやめとこ。それにね、ガリシアに入ってから、私の好きなビールじゃないんだ。カーニャの味が違う。苦いんだよ。スモデナランハ。

今日のお泊りはフォンフリア。あともう少しだ。


着いた〜っ! 標高差700mを登り、距離は25キロ。がんばった~!
ちょっと疲れたけど、全然平気!
なかなかキレイでいい部屋だよ。シャワートイレ付き。



夕食は道路の向かえの建物で。え?これ? 
むっちゃ寒い!気温は12℃。



中に入ると、あったかい!うれしい、暖炉だ!
夕食は巡礼者みんなでグループディナー。レストランがあるようなとこじゃないから。



まずはスープ。寒いからあったまる。美味しい。


segundoは、ビーフシチュウってゆうのかな。皆で取分ける。美味いよ。肉、柔らかいよ。ライスってゆうのが又いい。赤ワイン、水付き。


隣りの席のオランダ人男性と南アフリカの女性とのおしゃべりが楽しかった。ふたりともスペイン語は話せない。不便なことあるよねえ、と。
酔った勢いの英語のおしゃべり、私の英語耳もまあまあだ。



スペインの玄関ドアのノブ。真ん中にある。
なんでだ…?端の方が使い勝手がいいだろうに…


洗濯機は無いので、パンツと2日着たシャツだけを洗面所で洗う。

あれ?これヒーターやん。これならすぐ乾く。バスルームの暖房か、タオル掛けか…



昨日は歩き足りなくて不完全燃焼だった。

今日は、いっぱい登って歩いて疲れて、充実感!

よく眠れそう。



キツい上り下りはジグザグに歩くので、歩数も距離も伸びるよ。






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