えちまにはかた

2022/09/15

サンティアゴ巡礼の旅 ㉗ ビジャフランカ・ビエルツォ〜ベガ・デ・バルカルセ 

昨夜のオスタル、なかなかよかった。シャワーもバッチリ。


オスタルのバルで朝ごはん。huevo  fritos ってゆってみたけど、non と却下。目玉焼食べたかったなあ。


今日は16キロ。明日は最後の難所でキツい登りだから、今日はもうちょっと先まで行きたかったけど、宿がとれなかった。飛びこみでも行けたんかなあ。それは不安で…とゆうよりドミトリーはくつろがなくて。

今日ほぼ平坦の16キロ。明日むっちゃキツい登りの24キロ、になってしまった。

うまくいかないもんだ。


あらま、今日も雨か。ポンチョを着て出発。



あと187キロだ。


さよなら。ビジャフランカ・ビエルツォ。


でっかい矢印、ありがとう。




今日はつまらない道ばっかりだ。コンクリートのガードレールに守られた歩道。たまに村があっても素通り。
結局、一度もカフェで休むこともなかった。
強くなったもんだ。16キロならノンストップで歩ける。






雨があがったので、途中のベンチでポンチョを脱いでると、「日本のかたですか?」と日本語が聞こえた。栃木のカタヒラさん、愛知のヒョウドウさん。ふたりともツワモノ。
兵藤さんはアラゴンルートからの合流。片平さんは、何年か前に一度ポンフェラーダから260キロを歩いて、今回はサンジャンからの2回目。なかなかのおふたり。兵藤さんはスペイン語ができるそう。なんで?と聞くと、スペイン語の国が好きで勉強したと。
おふたりともおしゃべりで楽しい人で。

片平さん、私達より3日早くサンジャンを出発。オリソンに泊まり、ロンセスバージェスへのピレネー越えは嵐だったそうで。雨、風、雹まで降って、視界は10mほどだったと。ずぶ濡れになってドライヤーを借りて乾かして、ダウンジャケットを買ったと。
恐ろしい…あの快晴のピレネー越え、あの景色が見えなかったなんて悲し過ぎる。
私達は快晴の絶景だった。神様、ありがとうございます😍。

記念撮影したんだけど、私があまりにブサイクな顔してたのでカット。


明日2回目のオ・セブレイロ峠越えの片平さんに聞く。ペルドン峠越えとどっちがしんどいですか?と。ペルドンはまだ最初だけど、1ヶ月歩いた今は「足ができてる」から大丈夫だと。「足ができてる」…なるほどな。1ヶ月歩き続けてるもんな。足もできあがるわな。

その言葉を信じて、明日はがんばろう。オ・セブレイロを無事登って下れば、あとはキツいのは無いはずなんだ。





この2人とも、ここ何日か一緒だったけど、私達は手前でやめるので、先へ進んで行った。もう会わないんだろうな。



この子、1歳過ぎかな。まだよちよち歩きだった。お父さんの引っ張るベビーカートに乗って。これにずっと乗ってるのも大変だろうよ。しんどい、とも言えずに両親と共にサンティアゴ巡礼の自転車旅かあ。



これを引っ張って坂道を登るお父さんも大変だよね。




近いのに仕方なく泊まるベガ・デ・バルカルセ。昼前に着いてしまった。予約したペンションのチェックインは2時。

それまで、どうすんだよ。近くのバルへ。


カーニヤとトルティージャで40分。コルタードで30分。

テラスに座ってると、知ってる顔が手をあげてあいさつして、どんどん歩いて過ぎていく。なんか焦るな。こんなとこでビール飲んでていいのかな。もうちょっと先まで歩きたいのに。


チェックインまであと15分。待つしかない。


どこかのスーパーでカップラーメンを買った。キッチンがあるから食べとこうかな。うーん、どうだろ…やっぱ日本のカップラーメンは最高だ。こんなの日本で絶対に売れないよ。近所のスーパーで卵とトマトを買う。トマトに塩とマヨネーズ。卵は6個でも売ってくれた。ゆで卵作っとくと、明日も食べれる。

外国人が日本へ旅行に来たら、なんでも安くて美味しいだろうよ。コンビニなんか最高だ。三食でもコンビニで美味しいものが食べれるもんな。


明日はキツそうなので、荷物は配送サービスで。

この袋に5€入れて、荷物に付けて明日の朝、宿のホールに置いておくと次の宿に届けてくれる。700円で身軽に歩ける。


食事。スペインは定食が充実してる。とはいえ、さすがに1ヶ月。そろそろ飽きてきた。ガリシアに入ると海鮮が美味しいらしいが、田舎じゃあなあ…

むなしくなるから、あんまり考えないことにしてるけど、お好み焼き食べたいなあ。お寿司食べたいなあ…

いや、サンティアゴにたどり着くのが最大のミッション! 邪念は捨てよう。




カミーノあるある。

カフェでゆっくり休んで歩き初めてすぐに、ベンチのある 休憩場所が見つかる。今じゃないんだ…ってゆう…

でも、ガリシアに入ると、村の間隔が短く、カフェも増えてくるらしい。休む所がなくて、シートを敷いてそこらに寝転がるって少なくなってくるのかな。

洗濯したいのに、なかなか洗濯環境がよくない宿もあるのに、洗濯してすぐにいい宿に巡り合う。昨夜の宿は手洗い、洗濯機乾燥機、干し場、完璧だった。もったいない…帰るまでにあと何回洗濯するかなあ…





明日は1300mまで登る最後の難所だ。がんばるしかない!





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