えちまにはかた

2022/09/09

サンティアゴ巡礼の旅 ㉑ レオン〜サンマルティン・デル・カミーノ 25キロ…遠い

昨夜のホテル、三ッ星にしては最悪だった。上の階の部屋の足音、廊下からの人の声、丸聞こえ。うるさい! 特に上の人が暴れてる訳では無い。床が薄いとゆうか。歩く音、水を使う音、なんてうるさいんだ。そこで、耳栓をしようと探すもみつからない。え〜っ?! 耳栓はいいけど、耳栓のケースにネックレスを入れてたんだよ! プラチナチェーンにダイヤがついたネックレスだよ! こちらへ来て3日目ぐらいだったか、シャンプーする時に指をひっかけて切れてしまった。帰国後に修理しようと耳栓のケースに入れていた。それが無いのだ。え〜ショック…

音がうるさいのと、ネックレスショックで、なかなか寝付けなかった…

帰ったらネックレス買っていい…?


気持ちを切り替えよう。21日目の朝。
さあ、レオンを出よう。いつもの6:45。真っ暗だ。
あれ、カテドラル、ライトアップしてないの?なんにも見えないな。
ライトアップされた荘厳な大聖堂をバックに…の予定が…

いつも真っ暗で大きな街を出る時は、矢印が見えにくくて不安になる。
後ろから来た巡礼者に先に行ってもらって、後からついていく作戦だ。
皆速いので、ついて行くのに必死。明るくなって道がわかりやすくなると、マイペースで。


昨日カテドラルに入った時に(ひとり6€)くれたパンフレット。スペイン語と英語もある。しかし!重い! 泣く泣くホテルにおいて出る。重いリュックを担いで毎日歩くのだ。荷物は増やしたくない。



7時半。ようやく東の空が赤くなってきた。さよなら、レオン。



1時間半ほど歩いたかな。休憩所だ。そろそろ疲れてきてた。朝ごはんは昨日の残りのボカディージョをかじって出ただけ。
愛想のいいおじさんが、カフェコンレチェに小さなマフィンをつけて出してくれる。いくらかな?え?無料?「寄付」と書いてある。
1€入れたとパパがゆうので、さをりキーホルダーをプレゼントしたら、すごく喜んでたよ。まさしく四国遍路のお接待所だ。果物や飲物も自由に持っていっていいとゆう。頭が下がる。
グラシャス! 「アリガトウ。サヨナラ」って言ったよ。


please mark your city on the map.
東京あたりにひとつ付いてたな。奈良に付けたよ。
世界地図ってこうなんだね。日本は far east ってゆうはずだ。


これは9月の分でまだ8日。1枚めくれば8月、もう1枚めくれば7月。めくっていくと、6月が1番多いな。


歩いても歩いても、街から出れない…

ガソリン、高いよね。軽油2€(280円)レギュラー1.74(243円)



こうゆうの、なんかうれしい。なんて書いてるのか、後で調べるよ。



あと300キロだあ!


ここにもコウノトリの巣だ。コウノトリはどこ行ってるんだろ。
いつ帰ってくるんだろ…


はい、又、菅笠撮影隊。フランス人だった。おっちゃん三人組。フランスかあ。隣りだもんね。バスてすぐにこれるもんね。いいなあ。日本はすっごく遠いんだよ…



歩いても歩いても、この道路から離れられない…
だんだん西へ来ると、こんなんなんかな。フランス国境を越えてきたあの景色が懐かしい。あんなとこもう一度歩きたいよ…

私がカミーノを歩きたいってゆうと、パパは「サリアからの100キロでいいんちゃうん?」って言ったけど、そんなのイヤだ!フランスから歩く!ってゴネてよかった…


あと298キロか。


歩いても歩いても…国道とトウモロコシ畑にはさまれた道をひたすら…



着いたよ~25キロ以上歩いたよ。街を抜けられず、国道から離れられず…

サンマルティン・デル・カミーノのアルベルゲ。レストラン併設、めっちゃ新しくてキレイ!

昨日のホテルとエラい違いだ! 都会の1等地のホテルと田舎街のアルベルゲ。値段は倍ほど違う。おカネの値打ちって…

プール付きって、寒いよ…芝生の庭は広いし。今日は洗濯しないのが残念だ。


アルベルゲだからフトンは無い。寝袋持ってるから問題ない。


どうよ!この最新式のシャワー。



レストランもカフェもあるから、ウロウロ出歩かなくていい。25キロ歩いて、レストラン探しはキツいしね。


これは定食の一皿目。メインノ写真撮るの忘れた。美味しかったよ。
チキンとメルルーサ。







ネットはサクサク! ここは天国だよ。


残り270キロぐらいか。1日27キロで10日。1日13.5キロで20日。1日27キロは無理だ。20日かかったら帰国に間に合わない。ちょうどいいぐらいにサンチャゴに着くはずなんだけど…

サリアからの100キロだけを歩く人が多い。その100キロで証明書がもらえるから。人が多くなると、宿がとれにくくなる。

二段ベッドドミトリーで我慢するか。もう少し歩いて、予定変更するか…毎日それを考えるのが大変でもあり、楽しくもあり…


あ、昨日レオンに着いた時、「日本のどこからですか?」と聞いてきた女性。「奈良です。え、日本からですか」と聞くと、ブラジル日系二世だと。日本語はなんとかできるようだ。ブラジルの仲間とポルトガル語で話してた。

それと、今日レオンから出る時、後ろから近づいてきた若い女性が「お遍路さん、歩かれたんですか」と。これは明らかに日本人だった。「サンジャンからですか」とも聞かれた。「日本語、久しぶり」と私がゆうと「そうですね」と言って先を歩いて行った。速い!若いからなあ。





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