えちまにはかた

2022/09/08

サンティアゴ巡礼の旅 ⑳ カリオンロスコンデス〜レオンまでバスで移動 ガンッ!グシャッ!おいっ?!

今日は歩かない休養日だと思って、昨夜は12時まで起きてた。それでも7時前には目が覚めるもんだ。毎日この時間には、真っ暗な中歩き始めてる。
今日はのんびり荷物を片づけ、9時前に宿を出てカフェで朝食。ボカディージョ。ハム入り、サラミ入り、チーズ入り…ハムとチーズ入りはないのか。ここにチーズも入れて、と頼む。そこにレタスとトマトとマヨネーズもお願い、とは言えないな。



寒い。今日は寒い。歩いてる人はダウンジャケットにマフラーなのに半パンの人、半袖半パンの人、10℃だよ。

バスの時間までまだ2時間近くある。宿に戻って待たせてもらおう。部屋は出てリビングで座ってると。
クリーニングに入ってきた奥さまは初対面。昨日はご主人だった。「あなたたち予約してるの?こんな時間にここで何してるの?」的な。下へ降りて、とゆう。英語は通じないのだ。そこであわててこれを見せた。

oh!i  see.  no  problem!と。一件落着。辞書恐るべし。こんなこと絶対に言えん…
Hくんは言えるんだろね。
スペイン語…理解したい…

お世話になった人に、といくつか作って持ってきた。黙って辞書を見せてプレゼント。悔しいよ。なにも話せないなんて。
muchisimasu  grasias  って言ったよ。
こんなスペルやっけな…


「待つ」ってゆうのは esperar ってゆうのかな。語尾が微妙に違うな…


バス停はバルの前。乗る人はそのバルで待つ。一昨日フロミスタまでの運河の船に乗ったドイツ人夫婦が手を挙げてあいさつしてくれた。

寒い。スペインの方が日本より明らかに秋がはやく来てると感じる。
日本はまだお昼は暑いよね。エアコン要るよね。
バスを待つ間、パパはフリースを着た。私はゴアのジャケットを着た。
あと3週間…持ってる服で堪えるしかない。
薄い半パン、お尻が寒い。裏フリースの半パン持ってくるんやったなあ。



ほぼ時間通りにバスは来た。サアグーンで降りる人は右側に、レオンまで乗る人は左側に荷物を乗せる。車窓の景色を見ながらこっくりこっくり。寛ぎの時間だ。今頃みんな歩いてるだろうな。

今まで、景色のほとんどが小麦畑。他にブドウ、オリーブ、ひまわり、の景色だったけど、カリオンからの景色はトウモロコシが多いな。

なんとかゆう駅のバスターミナルで停まる。そこを発車する時、あ、右により過ぎる!と思ったら、ガンッ!グシャッ!車体にぶつかって窓にピシッとヒビが入った。

ガラスこそ落ちないが、窓一面粉々で真っ白になった。幸いそこには座席はなかった。
ありえへん!日本の運転手ならそんなこと絶対に無い! 運転手は何事もなかったようにバックして切り返して出発。その近くの席の客も何も言わない。
こんなんだから、こちらのクルマはボコボコなんやん!

わあっ! 道路の段差で粉々の窓が割れ落ちた! あ、窓は二重だ。外側の窓ガラスが半分以上が落ちて無くなったじゃないか!

おいっ!いいのか!こんなんで走って。走るたびに割れて飛び散ったガラスが、後ろの座席の私の所の窓にガシャッと当たるっ!
おい〜っ!!誰も何も言わない…一気に寛ぎの時間じゃなくなった…
レオンまで無事に走ってくれ。



サアグーン駅停車。そこで降りたドイツ人夫婦。運転手に窓が割れた時の状況を必死で説明してる。運転手は割れた窓をスマホで撮ってなにやら電話してる。ぶつけて窓割れたけど、大丈夫やろ、そのまま走るわ、的な…



窓が割れてからは、車窓の風景を楽しむ余裕もなく…15分遅れぐらいで、無事レオン駅到着。とりあえず、割れた窓を撮っとこう。


さあ、centram はどっちだ?!



まずはランチだ。バル街を歩くと両側から視線を感じる。菅笠だ。
男性が近づいてきて写真を撮らせて、と。かぶらせてあげるよ。「アリガトウ」とゆうので「どういたしまして」と日本語で。きっと日本に興味あるんだな。別れる時には「ジャアネ」と言ってたよ。

なんか私…めんどくさそうな顔しちゃったかな…


レストランで英語メニューある?と聞くと、無いけど説明する、と。親切なお兄さん。
サルモレホ。トマトの冷製スープ。美味っ!アロッツォネグロもイケる。

美味しくいただきました。


レオンって、ライオンってゆう意味なんだって。

大聖堂は立派だ。ステンドグラスも見事だ。



日本ならお寺の内部は撮影禁止だけどね。




スズキのバイク?!こんなん無いやろ。

ポテチの計り売りかい?!


当初の予定はレオンで2泊だったけど、今日移動だけで歩いてないので一泊で歩き始めることに。

なんとなく街をウロウロ歩くも、明日は25キロコースなので、足を休めたい。軽く夕食を済ませて早く寝ないとな。

パンプローナやログローニョ、ブルゴスはバルのタパスやピンチョスがたくさんあったのに、だんだん西へ来ると食文化も違うのかな。タパスを並べてる店が少なくなった。
あれ、少しだけ食べれて便利なのにな。



9月のゴルフを欠席すると、どこへ行ってるの?と高校の先輩の奥さまからLINE。カミーノだと返事すると、ご主人からご丁寧な返事が。

サンジャンピエドポーへは旅をされたそうで、スペイン側へも出かけられたそうで。

「素晴らしいですね。

司馬遼太郎の街道を行くの中でフランシコザビエルの生まれ故郷を巡る紀行文に出てきた町で、その文章通りの街並みを辿って感動したものです。

巡礼の道は憧れです。

800キロはまさにカトリック信徒の苦難の道を巡礼する魂に触れる貴重な経験ですね。

サンティアゴ.デ、コンポステーラの大聖堂の広場に辿り着いた感動は如何ばかりかと今から感動してます。素晴らしい巡礼の終着の感動を味わって下さい。

サンティアゴ.デ、コンポステーラで、巡礼者の感動を肌に感じて巡礼者の思いを、少しだけ感じた記憶が蘇りました。

帰国されましたら、みやげばなしを是非お聞かせ下さい」


ありがとうございます。

なんか…すごいことをしてる気持ちになった…ただ歩くのが好きで、バスクのあの景色の中をどんどん歩きたい…美味しいものも食べたい…絶対に歩ききってやる!ってゆう…

Yさんは勉強家で歴史や芸術にも造詣の深い先輩で、いろんなこと、ご存知で…

私も、足にマメができる心配ばっかりしてないで、もっと勉強しないとな…




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