えちまにはかた

2022/09/20

サンティアゴ巡礼の旅 ㉜ ポルトマリン〜パラス・デ・レイ 25キロ、最後の踏ん張り!

 昨夜、テレビのニュースで(何ゆってるのか全然わからんけど、映像だけ)初めて日本の台風のことゆったよ。九州の避難所が映った。台風、大変なんや。日本のみんな、気をつけて。今朝、広陵町からのLINEで避難所開設知らせ。そんなの初めてだ…スペインもバレンシアは大変な洪水で、そのニュースの後に日本の映像が出た。どちらも温暖化の影響だ。

スペイン北西部は穏やかだよ。

それと、台湾の地震。帰国は台湾経由なんだけど、空港は大丈夫なんかな…地震は温暖化とは関係ないか。なんにせよ、災害が多過ぎるよ。


さて、グーグルで見てみたら、もうこんなとこにいるんだよ。フランスからピレネーで国境を越えてスペインに入ったのが、ちょうど1ヶ月前だ。

そこから歩いて歩いて、700キロ以上西へ来たよ。あともう少しだ。



今日は朝7時からパパはお仕事がある。日本は午後2時か。こんな地球の裏側でPCも無し、スマホでお仕事ができるとは、エラい時代になったもんだ。

従って、今日は出発が遅くなった。

さあ、今日は最後のしんどい日! 今日頑張れば、もう20キロ以上歩く日は無いのだ!

最後の25キロ! 頑張るのみ! 足は大丈夫。毎日歩いて700キロ。傷めてる右足首がもつかと心配したけど。大丈夫! 

気合いとゆうか、アドレナリンとゆうか。なんとかなるもんだ。

8時半過ぎて出発。今日も霧だ。ポルトマリンを出る。


向こうの橋を巡礼者が渡ってるよ。手前の道を下って、あの橋を渡るんだな。


え?! 赤ちゃんだっこ?! それで巡礼?! 後ろにはヤングパパがベビーカーをおしてる。まだ1歳になってないよ、この子。こんなガタガタ道でベビーカー…死んじゃうよ…


霧でわからんけど、どんな景色なんだろ…


常にこの状態。道路は全くクルマは通らないのに、巡礼者が渋滞だ。


矢印どこかな、とか、これどっちに曲がるんかな、とか考える必要も無い。



渋滞ではないな。流れにのって歩くのみ。
前の人を抜かしたい時も特に問題無い。


霧が晴れて青空になったけど、特に感動するような景色じゃないな。


あ、日本人だ!!
8人ぐらいいたかな。やっぱり「西遊旅行」のツアーだ。
サリアから歩いてるようだ。

この人まみれの中で、この程度の景色、遠い日本からやってきて…気の毒だよ…
皆さん、サンジャンから歩いて下さい!


道の左側は人まみれ。右側に渡ると人のいない写真も撮れる。
ここまで、キツい上り坂が続いて、むっちゃ疲れたとこ。






3ヶ所でカフェがあったが、注文するのにこの行列。トイレも行列。休憩はあきらめて先へ先へ歩くしかない。





13キロほど、ノンストップで歩いた。11時半。たどり着いたカフェはやっと空いてる。今日の宿泊地パラスデレイへの到着は3時を過ぎるだろう。
なんか食べとこ。 
ま、カフェのパスタなんて、こんなもんだ。
私は今日はビール飲まないよ。まだ10キロ以上歩くんだ。




ここから先が長かったよ。

わあ、馬に乗って巡礼?! そんな手があったのか…気持ちよさそう。
私、馬、乗れるよ。何度か乗ったことある。
いや、歩いて巡礼!って決めたんだ。




やっぱり20キロを越えると、さすがにしんどくなってくる。
カフェで休もうと思っても、おなかすいてない、ノド乾いてない、ただ座ってぼおっとしたいだけ。

モホン(標識)の残りの距離の数字は確実には減っていく。でも、1キロ進むのがなかなか遠い。500m進むのが、なかなか大変なんだ。

疲れた〜っ!
3時半。出発して7時間。パラスデレイの街の標識!
着いた〜!づがれだ〜っ!

宿へ入る前にビール飲んどこ。
わたったんだ。私ね、ガルシアのビールは好きじゃない。苦いし炭酸キツい。好きなのは mahou ってゆうビール。これはやさしい味で好き。
バルに入ったら、カニャがmahou かどうか調べてから注文する。

ビールにはタコ? これ、美味いんだよ。
タコはプルポってゆうんだよ。


バルは疲れた巡礼者で大にぎわい。しゃべっても聞こえないほど。



近くのアルベルゲの壁に、歩いて来た街の名前が。この全ての街の宿に泊まったよ。
もうすぐだ…




今日の宿。星ひとつかい? まあ、キレイでわるくないよ。



洗濯環境が整ってる宿では洗濯する!
夜8時まで日差しがあるから、充分乾くよ。
みんな、いっぱいほしてるよ。このテラスも気持ちいい。









さあ、しんどいロング・ウォークはもう無い!




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