えちまにはかた

2022/03/06

お遍路旅第五弾 5日目 47,48,61,62番を打つ

「長珍屋」の朝。

クラツーの団体は早々に出ていった。

宿を出て1km先の八坂寺へ。今日もいいお天気だ。ありがたい。
雨でポンチョを着ることなく帰れそうだ。
こんなにずっといいお天気。お大師様、ありがとうございます。



八坂寺にツアー客がいた。追いついてしまった。
全員でニャンニャン読経してる。ツアー団体は鐘はつかないんだな。
そりゃそうだ。何十回もゴンゴン鐘が鳴ったら、お大師様もびっくりするわ。

私が鐘をついて、お参りを済ませた時には、ツアー団体の納経は終わってた。
よかった。20人以上いるんだよ。



さあ、先を急ごう。5キロ先の西林寺へ。

今回は山ばっかり登ったので、街の寺は久しぶりだ。
平地はしんどくないけど、歩道の無い道は車がこわい。
やっぱ田舎がいいな。しんどくても山道がいいな。

お大師様、ここに泊まったんだって。札始大師堂。トイレがあってありがたかった。


48番西林寺到着。 ま、普通の寺だね。特に感動は無いな。



ローソンであったかいカフェオレ。でも座る所は無い。
店内で座れるコンビニはまだまだ少ない。歩き遍路にはツラい。



次の浄土寺からは前回参拝済。

新居浜特急バスに1時間乗る。運賃はふたりで2700円。バスは高い。
列車の方が安いけど、線路はどこにでもあるわけじゃない。

バスはいいよぉ。うとうとしててもいい。ぼおっと景色を観ててもいい。
とにかく、歩かずに座ってられるだけで幸せだ。

小松総合支所バス停下車。


歩き遍路では、なかなか昼ご飯にありつけないことって、いくらでもある。
それを「ランチ難民」とゆうそうだ。コロナでやってない店があるし。
あやうくランチ難民になるとこだったけど、ファミマ発見。
コンビニがなければ、歩き遍路は生きていけない。

座れるファミマ。天国だ。これを逃したら「ランチ難民」になる。速い安い美味い! 



腹ごしらえして又歩く。62番宝寿寺。鐘撞堂もない小さい寺だ。
でも、風鈴がいっぱいぶら下がってて、チリンチリンいい音だった。


ここは逆打ちになった。61番香園寺。これがちょっと変な寺で。
外から見ても劇場とゆうか映画館みたいな。


本堂には靴を脱いで入る。
中には何百もの座席がある。時間あるし、ちょっと休ませてもらったよ。


今日のお寺はこれで終わり。
後は今日の宿まで5キロほど歩く。

国道を避けて田舎道を歩いてると、車が停まって、
女性が「これ持って行ってください」とオロナミンC を二本くれた。
しかも「今これしかないんです」と申し訳なさそうに。うれしいお接待だ。
すかさず、キーホルダーをお礼に渡した。
女性はびっくりしてたなあ。
「これ、私作ったんです」
「どちらから来られてるんですか」
「奈良です」
「遠い所から。道中お気をつけて」
歩き遍路はお接待でいろんな物をいただいても、
お返しするものを持っていないもんなんだ。
いただくばかりでお返しができない葛藤も修行なんだとか。



そういえば、今日、青信号を渡ってると左折車が来た。頭を下げて早足で渡ろうとすると、その運転手は窓を開けて「お参りご苦労さま。道中気をつけて下さい」と。交差点内にわざわざ停まって窓を開けて、だよ。「ありがとうございます」早く曲がって下さい。後ろに車がいますよ。

四国の人って……龍光寺のくそ坊主以外は。


いい気分で一日を終えれるよ。

明日はしんどい横峰寺。あの山の方向だ。雪があるぞ。



今日の宿は、横峰寺登り口の小町温泉「しこくや」

隣には産直。
愛媛の人は、こんな単位で柑橘類買うんだねえ。
どんだけ食べるん・・・

昔、ドイツに住んでた頃を思い出した。
ドイツ人はジャガイモを何十キロもの袋で買ってたよ・・・



27000歩 17km。今日は山道の登りが無くて楽だった。

明日は「遍路ころがし」だ。キツイ一日になりそうだ。

テツさん、今日登ったみたい。雪らしい・・・



四国にいる一週間で、ウクライナは収まりそうにないのか。
21世紀の今、人が殺しあう、そんなことがあっていいのか・・・



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