えちまにはかた

2020/06/25

とうとう3000キロ走破! 宗谷岬に立つ!

8時出発。まだ雨は降り出してない。
でも、どんより今にも降り出しそうだ。昨日かろうじて見えた利尻岳も今日はすっぽり雲の中。

いざ、北へ。
走り出して30分。道の駅天塩。雨はまだだが、寒くてカッパの上下を着る。16℃。
あちこちにルーピンの花が咲いてる。ニュージーランドにはこれがいっぱい咲く。かわいい花だけど、暑い奈良では無理だね。



稚内までの海岸線を走る道路。
オロロンライン。
ここはバイク天国だ。
夏には何十台とゆうバイクにすれ違って挨拶するのが楽しい。
でも今回はバイクはいない。
それどころか、地元の車ばかりで観光客らしい車もほとんどいない。

いいお天気なら、青い空に白い風車がキレイなんだけどね。



天気がよければ、右には広々した草原。左には海岸線。水平線には利尻富士。
曇って全く見えない。
残念だけど、それも良し。

スピードメーターが見える。走りながら強風でこの写真を撮る私もすごい。



エゾカンゾウとハマナスが満開だ。
その向こうに利尻富士、とはいかない。


ひたすら走る。風が強い。バイクと2人と荷物で400キロぐらいか。飛ばされはせんよな、と思いながら必死でしがみつく。

何十キロか北へ走ると0.5℃下がるって感じだ。寒い。とうとう雨がきた。

稚内だ。でもここが終着じゃない。
宗谷岬だ。あと28キロ。
この辺りから又一段と寒くなる。気温は10℃まで下がる。指先が痛い。


60歳をとっくに過ぎて、この過酷な旅はどうなんだ。

家で温かい?涼しい部屋でソファで寛いで、クラシックを聴きながら本を読む、
なんて時間の過ごし方もあるんじゃないのか。

この寒さと雨と強風。
これを修行といわず、いったいなんなんだろう。「愛」と「修行」だ。
一体私たちは何に立ち向かってるんだろ…
もっと快適な旅の仕方もあるだろうに。

宗谷岬まであと5キロ!
わあ、レンズに雨がかかったのか。




九州佐多岬から、北海道宗谷岬まで約3000キロ。
バイク走破の旅の最終日は雨風寒さの過酷な1日になった。

何日走ったかな。えーと。11日間だ。
1日平均250キロか。高速を使わないんだから、大変だ

宗谷岬。とりあえず記念撮影。
寒いっ!



シャッターを押してくれと頼む人もいない。
そこらの石の上にカメラを置いて。とりあえず記念撮影。

60過ぎて、アホで幸せな夫婦だ・・・



こんなとこまでバイク乗入れちゃダメなんだよ。歩道も越えて。
この風雨に寒さ。誰もいないもん。

ちゃちゃっと写真撮って退散。
稚内に戻る。又寒い。

ほんとに何に立ち向かってるんだろ。イバラの道が好きなのか・・・


フェリーは定刻通り出航しそうだ。

稚内駅の2階に、寝転がれる休憩所がある。ありがたい。
バイクで走るから寒いだけで、バイクから降りるだけで温かい。
いや、今日の稚内の最高気温は15℃だから、やっぱり寒いのだ。

北の終着駅「稚内駅」
九州枕崎からここまで3099キロを青春切符で鈍行だけに乗ってやってきたこともある。



特急スーパー宗谷だ!
これに乗ってここへ来たこともある。一体私って何度ここへ来てるんだろう。
あ、7回か。7度目の礼文島だ。




稚内駅と道の駅は一緒になってる。その中のお食事処ふじた。
ランチはここに決まってる。地味目の店だけど、美味しい。

2:40発のフェリーで礼文島へ渡る。
7度目のフェリーだ。もちろん利尻富士は雲の中。


礼文島に上陸しても雨。
う~に~無事到着。
「おかえりなさい~」って言ってくれる。
やれやれだ。
お天気はさえないが、ここで3日ゆっくりできる。

パパさんがゆう。1000人以上のキャンセルだったと。こちらから連絡して断ったらしい。ツライ話だ。通常なら5~9月まではほとんど毎日が満室、とゆう宿なのだ。
GWの客はひとりのみだったと。

スタンプラリーも中止、「うすゆきの湯」も8時で閉まる。
まだまだいつもの日本に戻れない。

「一緒に旅してる気分になれる。ホンマにええブログやあ」って言ってくれる友人がいる。
ありがとね。
でも、今日は過酷やったよ。
あったかい部屋で?「アホな旅しとるなあ」って笑って見てやってください・・・


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