えちまにはかた

2020/06/28

礼文島を去る 温泉じゃない天塩温泉へ

礼文島を去る朝。予報通りの雨だ。
よくもれだけ何日もお日様が見れないもんだ。
小樽に着いて5日か。一日も晴れない。

昨日、礼文林道へオフロードバイクでウスユキソウを見に来た男性がいた。30代後半か。相模ナンバーだった。
利尻岳に登ったと。
頂上からの景色がイマイチだったので、翌日もう1回登ったと。はあ?!あの過酷な登山を2日続けて?!

私は往復10時間かかったよ。きっと超スピードで登るんだろうね。
「度々は来れない所ですから」と。
そりゃまあ…

昨夜、うーにーに泊まった女性客。
神奈川から。その前は利子岳に登り、下山後テント張って自炊。翌日礼文に渡って来ている。
あの登山の後にキャンプ、しかも食材担いで。ひとりで、だよ。

世の中には、私たち以上に「何かに立ち向かう」過酷な旅が好きな人、いるもんだよ。
あ、その女性は私より2つ歳上だった。

私なんか、まだまだだよ。修行が足りん…

こうして、靭帯を傷めた左足を引きずり、礼文島を歩き回った3日間は、1度も晴れることなく、無事に過ぎた。
一度も大雨にうたれることがなかったのが奇跡的か。
足をかばって歩くもんだから、身体中筋肉痛だ。

うーにーで3泊。毎日6人ほどの客。連泊する人はいない。
私たち二人以外は日替りで客が変わる。なんで皆1泊だけ?  
このお天気に1泊じゃ、何もできないじゃん。
1泊のためにフェリーで2時間かけて、稚内から渡ってくるのか。
ま、私たちは3日かけて渡って来るんだけど…


最後のおいしい朝食を食べて、パパさんママさんに別れを告げ、港へ。又来るね。

これまた奇跡的に、降ってた雨がやんだ。


うーにーの食事。

ホッケ、カレイ、ニシン、ハッカク(ワニみたいなこわい顔したやつ)ヤナギノノマイ(メバルの1種)など、お魚が色々出てくるが、なんでこんなにどれも美味しいんだ。
温泉宿に泊まったら、たいそうな固形燃料のコンロで炙って食べる魚がカスカスでおいしくないことなんかザラだ。

うーにーのお料理はどれも美味しい。こんなにたくさん食べたら、太る一方だ、どれかは食べずに残さなきゃって思うけど、どれも美味しいのだ。
困ったことだ。ここに3泊もして…ぶくぶくに太ること間違いなし😢

3日目の夕食。ママさんが「カニがいい?お肉がいい?」と聞いてくれた。北海道へ来てから、魚ばっかり食べてる。お肉で! 宗谷牛とゆうらしい。大きなステーキ。むっちゃ美味しかった。
今日から少し控えよう…

フェリー稚内到着。
え?雨降ってないの?  じゃあ走ろう。
途中のマックでランチ。やっぱりモスの方がおいしいな。

今年はエゾカンゾウの当たり年らしい。
エゾカンゾウがたくさん咲く年はイカが豊漁らしいよ。

カンゾウがいっぱいのサロベツを見たい。
あれ、雨を覚悟したのに、晴れてきた。久しぶりの青空だ!


わあ、咲いてる咲いてる!
前に来た時は、雨、カンゾウ少ない、利尻見えん、の三拍子で、なんやこんなとこ、つまらん。って思ったけど。
利尻山はスソしか見えんけど、辺り一面黄色いよ。カキツバタもキレイ。

かろうじて、利尻山、見えてるよね。
あそこにあることはわかる。頂上はあの辺りだとわかる。



どうせ雨で寒いだろうと、いっぱい着こんでる。
暑い・・・稚内の寒さはハンパない。
70キロ南へ走ると、少しあったかい。といっても18℃。






ピートを掘削する船?



しばらくぼおっと休憩。年寄りのツーリングはこうでなくっちや。
雨で旭川まで走るのは無理だと、ずっと手前の天塩温泉へ。

でもね、ポンプが壊れて温泉を汲み上げれないので、温泉じゃないです。
ただの大浴場です、だって。しゃあないか。少し安かったよ。

壊れたら直せよ。わかってるさ。コロナで客が少ないから修理するお金を使いたくないんだ。
フロントは流暢な日本語のアジア系男性。ネパール?って聞いたら、ミャンマーだって。

小樽の次に泊まった初山別温泉といい、ここ天塩温泉といい、こんなとこに?ってゆうか。
それがけっこうコスパマル。今日の食事もおいしかったよ。

あらま、夕方から雨になった。奇跡だねえ。これってきっと明日の朝は降ってないんだよ。



明日はどこまで走ろかなあ。




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