昨夜もイビキ合戦だった。耳栓が効かない。夜は9時半頃から、皆寝静まる。朝6時まで寝たら9時間。そんなに寝れるはずはないから仕方ない。何度も目が覚めて寝れないけど、合計で5時間は寝てるだろう。
暗いうちに支度を済ませて外に出る。寒い。朝食は少しはなれたカフェで。
サンチャゴまで行くん？
そやで。
いつ着く予定？
ええ質問やなあ。帰りの飛行機は9/27におさえてんねん。
私ら、9/30の便やねん。
全部歩けるやろか。しんどなったらバス乗ったろや。
って、会話はもちろん英語だよ。
日本に4度も来てるそう。昨日も宿帳の書き方がわからなくて困ってたら
「ここにJapanて書くねん」て教えてくれた。
your 関西弁 is 完璧やん！てゆったら笑ってた。
みんな重いリュックを担いで、ひたすら西へ歩く。
菅笠が珍しいんだろね。よく声をかけられるよ。nice hat！っていわれるよ。
これ便利だよ。日除けはもちろん、雨でもカバーがあって小さい傘みたいなもんだ。
かぶってる時、帽子みたいに蒸れないから涼しいし。
水もゲータレードもある。しかし！
買い方がわからん。番号押して、その値段のおカネ入れる以外に、何することあるん？！ そのおカネの入れ方が難しい。やっとわかったのに、出てこない。
誰も近くにいなかったのであきらめた…悔しい…買えなかった…
自転車は下を通る。
みんなで同じ目的で同じ道をどんどん歩くのみ。
前に人がいなくなったら、さみしいし不安になるよ。
2つ買ってペットボトルに入れた。
パンってこんな売り方…
半分ちぎって買う人いたんかな。
ダウンダウンの予定がアップ&ダウンでけっこう疲れたよ。
あ、やっとスビリの街が見えた〜！
下り続きで、ヒザの上辺り、バリバリ筋痛やあ。
あ、今日の宿ここだ。
スビリに到着〜しんどかったあ。予約してるアルベルゲはうれしいことに個室だ。
二段ベッドの大部屋は、2日続くとさすがにしんどい。
今日は昼ぬきで歩いた。おなかすいたな。宿の主人にランチにオススメの店は？と聞く。英語ができる。
ここをまっすぐ行って右側、みたいな説明で探すも…
歩いてる人に聞くと、oh,end of the town と。
ふらふらになって山を下だって、足をひきずって宿にたどり着いたのに、歩いて15分のレストランを勧めるなよ…800km歩く客ばっかりだから、15分ぐらい、すぐやろ、ってか。しんどいねん！
やっと目的の店にたどり着く。午後3時に、飲んでる客、食べてる客、いっぱいだ。
入ると英語のできないウェイターがなんかゆうけど、全くわからん。
ウェイターとウェイトレスがもめてる。
スペイン語の会話って、ケンカしてるみたいに聞こえるのは私だけ？
思うに、二人用の席ないやん。あそこを片付けてテーブルをひとつ離せばいいやん。めんどくさいなあ。みたいな会話だったと思う。
予想通りに二人用のテーブルを用意してくれた。
私ってすごいやん。スペ語わからんでも空気読める。
立ったまま待たされること15分以上。やっと座れた。
いっぱい歩いて、足しんどいねん。
習った通りにゆう。ドス カーニャス！
冷えたグラスに生ビール。歩いて疲れたカラダにしみるぜ。
うれしいことに、英語のメニューあるやん。今回の旅はまだ4日だけど、ヨーロッパの主な観光地に比べて、レストランの食事が安い。
パエージャが出てから、肉…
ビール2杯、ワイン2杯、エスプレッソ1杯で30.80€。安い！
ドイツやスイスなら1品だけで30€するのなんてザラにある。
巡礼路だからかなあ。ありがたい。
カーニャ2杯分、レシートにはついてたのに消してくれてた。15分も待たせたから？ ええ店やった。
37000歩で到着したのに、レストランが遠くて40000歩を超えた。25キロを超えた。25は歩けそうだ。
明日はパンプローナまで21キロ。今度こそ、今日ほどしんどくないはず。
やっぱり個室だよね。くつろぐ〜
アルベルゲだから安いよ。素泊り45€。
シャワートイレ付。
これ、昨日なんだけどね。
keep going ！
ほんとにこれ遍路道だよ。
しんどい遍路道を歩いてると、
「泣いても笑っても歩くしかない。進むしかない」
って書いた札がかかってた。
なんにも考えないで、足を前に出すしかないんだ。
明日も頑張る！
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