えちまにはかた

2022/08/21

サンティアゴ巡礼の旅 ① いよいよ歩く サンジャンピエドポー〜オリソンまで  

 フランス サンジャンピエドポーの朝。なんと7時まで真っ暗だ。あと1ヶ月も先には8時まで暗いのか。毎朝、真っ暗な中、ヘッドライトで宿を出るんだな…

あ、そうだ。こちらでは今年4月からYahooはみれなくなったそうだ。従って、Yahooメールを送って下さる方、すみません。見れません。お返事もできませんが悪しからず。


そうか、ここはフランスだ。朝からカフェは開いてない。スペインでは巡礼者のために7時から開いてる。宿で朝食。これがひとり8€。ふたりで2500円ほどか。朝マックならふたりで900円。外国人は日本へ来たがるはずだ。

パン美味い!


さあ、行くぜ!!アドレナリン全開やあ。

え? いきなり坂はキツい。アスファルトで歩きやすい分?キツく感じる。

だんだん標高が上がる。この景色だ!観たかったのはこの景色だ。

ちょっとくもってるけど充分だ。感動だ。この景色を観ながら歩きたいがために、40時間かけて、ここまで来たのだ。気持ちいい。坂道はしんどいけど、最高の気分だ。気温は18℃。長袖1枚で歩くにはちょうどいい。じっとしてると寒くなる。



ouvertはopen  今日は通れる。天気が荒れると、迂回路を通る。




前の巡礼者に続いて歩く。矢印もあるし、迷うことはない。







この子たちと抜きつ抜かれつして歩いた。若いから速い。でもすぐに休憩する。私達はあまり休まないから先に行く。又抜かされる。又追いつく。



陽気なイタリア人、菅笠がお気に入り。写真を撮らせてほしいとゆう。ついでに撮ってもらった。


オリソンまで、昨日巡礼事務所で3〜4時間かかると言われたけど、3時間かからなかった。時差ボケもある。初日は8キロだけでのんびりする。


オリソンだあ。ロンセスまでの唯一のオアシスだ。巡礼客がたくさん休んでる。どうも、この菅笠は人気があるようだ。

写真を撮らせてほしいって何度か言われた。

部屋は二段ベッド3つの6人部屋。

シカゴの夫婦、若い女性二人組。皆、英語でよかった。

シャワーは5分使えるコインをくれる。20秒ほどで自動的に止まる。ボタンを押すと又20秒。何回出るんだろ。合計5分か。




二段ベッドは女性が上って決まってる。

ハシゴで上るのがめんどうだ。夜中にトイレに行く時、落ちたら大変だ。

全体的に雰囲気はわるくないな。なんか楽しいよ、これ。キャンプだ。

ランチして、夕食食べて寝るだけ。ハーモニカのおけいこもできた。シエステか?

いや、夜眠れなくても困るか。

ただ、困ったこと。Wi-Fiが無い!ブログアップは明日2日分。


夕方になって、空が澄んできた。長袖シャツにフリースで外に出る。

わあ、すごい!きれい…なんかじーんとする。来てよかった。幸せだと思う。

まだ1日目でこの感動。明日からの旅も楽しみだ。明日は5時間ほどの行程だ。

東京からの70歳の男性。古希の記念に歩くと決めていた、と。皆、歩く理由はさまざまだ。

私達がここへ来た理由?なんだろ?

ずっとずっと歩きたかったんだ。



夕食、巡礼客でにぎやかだ。

しゃべるしゃべる。たまたま私達のまわりは英語しゃべる人ばっかり。そのうちのひとりの青年。テキサスから。「オオサカスキヤネン。オオキニ〜」とかゆう。大阪で英会話の講師をしていたとか。熊野古道をヒッチハイクで名古屋まで行ったと。反対の隣の男性。16回カミーノを歩いてると。

なんと?! 四国遍路とおんなじやん。四国病やん。カミーノ病やん。まだ半日、たった8km歩いただけなのに、なんかわかる気がする。


テツさん!ここには来ないといけないよ!絶対に!

端から自己紹介だ。ドイツ、オーストラリア、オランダ、南アフリカ、シンガポール、フランス、スペイン、ベルギー…

英語のできないフランス人はフランス語だったよ。私はもちろん英語しかできんけど。

なんだろう。この一体感。皆、明日からとりつかれたように、サンチャゴを目指して歩き続けるのだ。







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