えちまにはかた

2022/08/25

サンティアゴ巡礼の旅 ⑥  パンプローナ〜プエンテ・ラ・レイナ 24km 疲れた…

以前ブログをみてメールを下さったイタリア在住日本人のSさん。

スペインへもよく出かけられるようで、ヨーロッパのコロナ事情など知らせて下さった方。

ヨーロッパへようこそ、と歓迎 you  tubeを送って下さった。


  https://youtu.be/plYJquEZVyk


なんかいい…モチベーションアップこの上なし。涙出そう…

ありがとうございます。がんばります!



さあ、昨日はゆったりしたので、今日はがんばらないと。

ホステル1階のカフェは7:15開店。朝食を食べて出発。

ワセリンぬった!テーピングOK。



宿を出る時、デイパックだけの軽装の夫婦。トレッキングポールは持ってる。あ、大きなリュック。なにやら札が付いてる。これ、次の宿泊施設へ送るんだ。そうゆうやり方があることは知ってるけど…
いや、担いで歩くと決めたんだ。




カフェの朝食。残念なことに、開店すぐにはハムをはさんだボカディージョはなかった。デニッシュのみ。今日もカフェコンレチェが美味い。


これ、すごいと思う。影のつけ方、光が当たってる感じ。芸術だ。



さあ、パンプローナの街をぬけよう。リュックを担いだ巡礼者もあちこちから集まってきた。
さすがに、昨日まで一緒だった顔ぶれとは違う。連泊したからな…




はるか遠くに見える山の上の風車目指して。
峠を越えて下るまでの飲み物…重い…
私7kg、パパ9kgってとこかな。重いよ…しんといよ…
軽装の人には、すぐに抜かされる。

四国遍路と同じで、「区切り打ち」の人もいるんだな。1週間だけとか。



皆、同じ方を目指して歩くのみ。
速い人には抜かされるけど、休憩してると又追いつく。
横に並ぶと、ニッコリしてお互いに Buen  Camino!とあいさつ。
オラ! とブエンカミーノ! で全て片付く。



どうよ、この景色。一体どのあたりから歩いてきたんだ。
パンプローナははるか遠くで全く見えない。




風車の足元まで登って来たぞ。しんどい…すでに出発から4時間経過。



やった〜っ!!
とうとう来たぞ。BSでもyou  tube  でも見たペルドン峠だ。
巡礼者のモニュメントに勇気づけられて、この先も歩くのだ。

汗をかいたカラダに風が気持ちいい。標高790m。






東京のカネダさんの奥さま。ご主人は元気に歩いてますよ。



こっちの景色もすごい。
目指すサンチャゴ・デ・コンポステーラはまだまだ西へ700キロか。
今日の宿泊地、プエンテ・ラ・レイナはどこだ。


さあ、下るぞ! 下りが楽だとゆうのは、大まちがい。
下りの方が足にはキツい。



この下り、ツラい。
小石がジャリジャリで歩きにくいし、足が前に詰まって指先が痛い。


何百キロも歩くと、靴がダメになるんだね。
テツさん、ワークマンの靴あかんよ。



ウテルガの街でカフェに入る。カフェではスタンプを押す。1日2個まで。
トルティージャ、卵とポテトだけじゃ美味しくないけど、チーズやベーコン入りなら美味い。
私はビールはやめといた。まだあと2時間以上歩かないと。


この辺りがツラかった。
アップダウンはそんなになくなったけど、暑い!とにかく暑い!
35℃。今まで1時半頃までには宿に着いてたけど、この時点ですでに2時。陰に入りたい。




プエンテ・ラ・レイナまでの最後の街、マルツァバル。
あと1時間か。



暑くてしんどくて足も痛くなって、フラフラだったけど、向こうの空がちょっと暗くなってきた。ありかたい。強い日差しが無くなった。雨も歓迎だ。
目指すプエンテ・ラ・レイナか見えてきた。
あのままのカンカン照りが続いてたら、倒れてたかも。
これも神様の思し召しだ。


街に入ったからといって、宿がすぐあるわけじゃない。


これ、私が描いたよ。指で簡単にタネが外れる。
ヒマワリはもう終わりだね。


今日のオスタルはどこかな。





やっとたどり着いた。オスタル、ラ・プラザ。
もうフラフラだ。足は痛いしノドはカラカラ。
なのに、入口はカギがかかっていて誰も出てこない。
また、これか?! 
困ってると、買物帰りの近所の奥さま。スペイン語でよくわからないんだけど、裏の通りに同じ名前のバルがあるから、そこへ行ってみなさい。ってゆうことのようだ。
グラシャスとお礼を言ってバルへ。なるほどチェックインできた。

そんなこんなで、いつもなんとかなるけど、あの女性が通りかかってくれなかったら、どうなってたんだろ…

8時間歩いた。疲れた、とゆう言葉以外無い。
25キロ。しかも峠越えの登り下り。しんどかった…
なのに、三階の部屋。階段…もう無理…

新品の靴がこれだ…



とりあえずシャワーだ。と思ったら、今度はお湯が出ない。
又服を着て階段を下りて裏のバルまで歩いて…

とにかく、なんか飲もう。
これだよ! 普通のビールも美味しいんだけど、お昼のカフェで前の人が注文してた。レモネードをグラスの半分弱ほど入れて、そこに生ビールを注ぐ。
辞書で調べた!
リモナーダ・デ・セルベッサ! これ美味い!!
.


メニューを見てたら、食事は19時からだとゆう。今はタパスだけだと。
そのタパスが又どれも美味いんだ。
タパスでおなかいっぱいになっちゃった。



ビールも食事も大満足。
あとはシャワーだ。見に来てくれて、お湯は出るようになった。

部屋のベランダから。




宿に着くやいなや、雨になった。こちらの人はカサをささない。
しとしと降る雨なんか平気、ってことかな。

私もスペイン人になろう。
あの暑さの強烈な日差しを思うと、雨の方がいいかも。



いつも最後は死にそうにしんどい。
明日も又歩くのか…ひと晩寝たら、どれだけ回復するんだろう。

足、大丈夫かな…
こんなしんどいこと、やりたいって言ったのは…私です。





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