えちまにはかた

2018/06/22

旅の11日目 30年前の懐かしのわが家へ


今日はゲーリーウエーバーのテニスの試合をやってるスタジアムの近くのホテルに泊まる。
そこへは2時間ほど走るだけ。それまで、ケルンとなつかしいヴッパータールへ行ってみよう。

曇ってると思ったら、雨が降ってきた。しかも寒い。昨日は31℃。今日は12℃だ。

ランゲンフェルドの駅前の無料Pにとめて、ケルンまで電車で行く。改札はない。いきなりホームへ。
昔は窓口で切符を買った。
自販機で買って、その横の黄色いボックスが改札機。難しいな。横にいた男性に助けてもらった。




ドイツで電車、30年ぶりだ。




昔、ドイツで暮らしてた時、パパが泊まりの出張でオランダへ出かけて行った。

私は3才の息子と8ヶ月ほどだったかの娘を連れて、3人で電車でケルンへ遊びに行った。ベビーカーをおして。
そうだ、ちょうど今のタッキーとモッキーだ。

そういえば、30年前、3才半の息子は、すごくりになったよ。
ケルンの発音に注意するように言ってくれた。
普通に「ケルン」と発音しても通じないのだ。

3はdrei  ドライ、とゆう。
ドライといっても、よくパンを2つしかくれなかったものだ。3個買いたいのに。

そんな時、息子は、「かか、ドガイってゆってみ。皆ドガイってゆってるよ」と。

その通りに言えば、3つのパンを買えた。

あの子は小さい時から、なにやら賢かった。

阪神大震災の時、ケガをした人が病院にあふれている、とゆうニュースを見て、

「大きくなったらお医者さんになる」と言った。

将来どうなるかと楽しみにしていた。

医者にも弁護士にもならなかったが、四人の子供の父親になった…
医者より弁護士より稼ぐ父親になるんだろう…




車窓からの景色、覚えていないのに、なぜかなつかしい。

ケルンだ。大聖堂、相変わらずでかい。



昔、息子が言った。てっぺんまで見ようとすると、首が痛いと。



大聖堂の中に入ってみる。

ステンドグラスがすばらしい。昔も感動して写真を撮ったものだ。





すると、急にパイプオルガンが響きわたる。なんでだろ、胸がいっぱいになった・・・




駅のトイレ、1€ 130円。いやアウトバーンをタダで走れるんだから…

おしっこをガマンして膀胱炎になることを思えば。気持ちよく払おう。



ケルンで息子二人にビルケンシュトックのサンダルを探す。
ケルンにはビルケンの専門店はない。

だから靴屋を一軒ずつまわる。ビルケンおいてますか。このタイプ、サイズありますか?

今この店にはないけど、シティーセンターの本店ならあるかも、とか言われて、又歩く。一体今回の旅で何キロ歩くんだろ…おそらく100キロはゆうに超えてる。


ケルンに戻る。
買った切符が往復か片道だけかわからない。駅員いない、改札ない、誰もいない。
そのままランゲンフェルドに戻った。

さよなら、ケルン。きっともう来ないかも。



ランチを済ませて、ヴッパータールへ向かう。なつかしいな。覚えてるかな。

まずは以前住んでた家に行ってみよう。なにしろ30年前。
確か、この道を上がったつきあたりの・・・

この窓の三階だ!


ここが入り口。あの頃、寝室の窓からこの木の根元辺りにウサギを見つけた。


この滑り台で遊んでたなあ。家に帰ったらアルバム見よ。
あ、子供たちに持っていかせたんだ。


シュパルカッセは銀行。毎月月末にお給料を出しに来てた。
ユーロじゃなくてDM ドイツマルクだった。
その隣にあったスーパーEDEKA はなくなってた。

この家は、日本から来た社員の家としては、あんまりいい家ではなかったそうで、
電気代水道代を会社が払ってくれた。その方がありがたかったな。
ツーベッドルームにキッチンも広かったし、LD は30畳はあった。充分だったよ。



とにかくシュベベバーンに乗らなくっちゃね。
往復切符とゆうと一日券の方が得だと。


とにかくエルバフェルドへ。
ここへよく買い物に来た。
金曜の夕方、私がシュベベバーンに乗って子供たち二人連れて、ここまでやってくる。
仕事帰りのパパと待ち合わせして、みんなで帰る。

このあたり、にぎやかで昔とそんなに変わってないなあ。


これ、写真なんだよ。本物のパン屋さんみたい。


ラートハウス前の広場。ラートハウスって市役所のこと。



この店で、よくハムやソーセージ買ったよ。
いつも店のおばさんが、子供たちに一枚ずつハムをくれるんだ。



疲れたのでスタバに入った。
そしたら、レシートの一番下に、WC code  4277.

トイレの入り口に番号を入力するところがあるんだ。
注文するなら、トイレをつかっていい、と。

そこが日本と違う。
日本なら、駅、コンビニ、道の駅、どこでもトイレが使える。
こちらでは必ず有料。それより、トイレが街にない。
トイレを使いたければ、カフェに入ってお茶を飲め、とゆうことなんだ。




帰りも乗るよ。
ナナとタカユキも何年か前、ここへ来ている。
住んでいた家を探すのと、シュベベバーンに乗りに。
でも改修工事で乗れなかったそうだ。
これがないと地元の人は困っただろね。
たくさんの人が利用してるもん。





なにしろ、1900年にできた世界初のゴンドラ式モノレールだ。
30年前には、ただの移動手段だったが、今では観光スポットになってるようだ。写真を撮ってる人があちこちにいた。




シュベベバーンの両側にパパの会社がある。二駅分ぐらいずっと続いてる。
ここは工場で研究所は別のところにある。
レバークーゼンに本社。サッカー強いんだよね。

長い間お世話になりました。
パパが35年間頑張ってくれたおかげで、今の毎日があるんだ。




リップシュタッド、今日の宿。
ゲーリーウエーバースタジアムまで車で30分ほどの場所だ。
すっごい田舎にまずまずのホテル。
それに今日のレストランは今までで一番おいしかった。






ドイツ北部では、今がアスパラガスの旬で、
今だけ新鮮なアスパラガスが食べれるらしい。
パパは出張でこの時期に来ると、アスパラガスを食べに連れて行ってもらったとか。

アスパラガスのクリームスープ。美味~。グリーンとホワイトのアスパラガスをクレープで巻いてクリームのソースをかけて、横にはスモークサーモンてんこ盛り~!
日本では食べられないかも。超満足。

明日はいよいよフェデラーだ!


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