えちまにはかた

2018/06/20

レヒ道を歩く その3 国境を越えてドイツへ

昨日の歩き終わりのプフラッハまでは、ロイッテでバスを乗り換えないと。
でも乗り継ぎが上手くいかない。
宿のママさん、アクティブカードで3€でタクシーが迎えに来てくれる、と。
それはありがたい。9時にタクシーに電話。
アクティブカード、おそるべし。

プフラッハ9:30出発。いきなり気持ちいい牧草地の中を歩く。


耳の長い羊。


アウトバーンの横を歩く。Dがある。いよいよドイツだ。


しんどい登りが続く。でも、登ると景色がよくなる。この城壁、TVでやってた。


とうとう国境まできた。
Tはチロル、Bはバイエルン。オーストリアからドイツだ。アルプ湖まで下る。



アイプ湖見えた!
ホーエンシュバンガウが見えた。
ノイシュバンシュタイン城はどこだ?!




昨日スーパーでパンとハムを買っておいた。
朝食のバターとチーズとレバーペーストをちょっといただいて。
美味しい生ハムやサラミを、こんなにいっぱいはさんだ贅沢サンド。

今日は山の中ばかりで、ランチする所がなかった。
持ってきてよかった・・・
アイプ湖畔で休憩。



 ノイシュバンシュタイン城とホーエンシュバンカウ城。
二つが同時に見れるのは、ここだけとか。
遠いなあ。



今日はいいお天気で、湖面がきれいに青く撮れる。


アルプ湖の周りをほぼ一周する。
これが、湖を見ながらの遊歩道程度と思ったらおおまちがい。
けっこうな登り。湖から離れてからも、長かった。

とうとう、「カルバリエンベルグまで15分」の標識。
佐々木アナが言った。もう終わりかあ。早く着きたいような、着きたくないような、と。私もそんな気分。3日で60キロ歩いてきた。もう終わりかと思うと、さみしい。


最後の登りだ。





最後の Lマークだ。階段を登ればゴールだ。



到着~!カルバリエンベルグ!レヒベグの終着点。やった~♥

なんか胸がいっぱい。パパと抱き合った。達成感でいっぱい。

佐々木アナ、ここで泣いてた。ちょっとうるっとする。


北を見ればフュッセンの街。



南を見れば、歩いてきたオーストリア。レヒ川が見える。あの川に沿って歩いてきた。
今日のスタートポイント、プフラッハの村が見える。あそこから歩いて来たんだ。

山の中へ入り、急な登りに耐え、長い退屈な道にもめげず、60キロ歩いてきた。3日で20時間以上歩いた。



あの山も、あの村も、あの草原も・・・歩いて越えてきたんだよ。



え?!ノイシュバンシュタイン城も見えるの?感動だ!




頑張ってよかった。楽しかった。

しんどい登りに負けないくらい楽しかった。歩いてよかった…



立ち去り難いけど、バスの時間もあるし、フュッセンへ下る。


レヒ川はここでもこの色だ。
この川に沿って歩いて来たんだなあ。


終わったと思っても、又街を歩く。



あ、カルバリエンベルグの3つの十字架が見えた!



結局3日目も20キロ以上歩いた。

ロイッテまでのバスに乗る。帰りはバスで国境を超える。
ロイッテのレストランで早めの夕食。そろそろこちらの料理にも飽きてきた。
大きな街なら中華もあるが、ロイッテでは無理だ。フュッセンにはあったのになあ。





まずまずの夕食を済ませて宿にバスで戻る。

あ、アクティブカードは国境を越えて、ドイツからオーストリアに帰る時も使えた。
4日間毎日バスに乗ったのに、全てタダ!
ほんまにおおきに。



明日からは、観光客になって、ちょっとゆっくりしよう。
でもフュッセンには寄りたいな。ノイシュバンシュタイン城を近くで見たい。
フュッセンか、三度も来てる。

一回目は30年前。転勤で家族でドイツにきた。
あの時は実家の母も一緒に。その母もボケてしまってグループホームだ
二回目は、帰国後家族四人で。二人とも小学生だった。
三回目は大学生の息子と3人で。娘は受験生でお留守番。普通は高三の受験生を残して、旅行せんよな。勤続25年だったので…。

今日で四度目。明日行けば5度目だ。
歩けば三日目かかるが、車ならここから1時間だ。

夜には、足やら、肩やら(ポールをつくので)体中痛い。でも、翌朝にはなんともない。
強くなったもんだ。
これで、今回の旅で一日に6時間以上も歩くことはもうない。

明日はドイツ北部に向かって走るのみ。


ブログランキングに参加しています。 
下の手織りのマークをポチッとクリックしていただけたらうれしいな♪

にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手織り・機織りへ
にほんブログ村