えちまにはかた

2021/12/03

「四国病」にかかってしまう

 28番大日寺近く「遊庵」の朝。

やばいぞ。ぼちぼち足のあちこちがいたくなってきた。
朝食6:15。遍路宿の朝食は納豆に味噌汁なので、パンはうれしい。
コンソメスープの美味しいこと。これにコーヒー。


下のログっぽいのがご自宅。おそらくひと部屋。上が遍路宿。
下の小屋はご主人手作りだって。


ママさんがお遍路の心得?今までの遍路客に聞いた話、いろんなことを話してくれる。
今後参考になることばかり。
遍路客の世話をして、色々話すのが生き甲斐で活力の元なんだな。ほんとにいいご夫婦だ。一泊2食4500円、じゃない。素泊り4500円。朝夕2食はお接待、なのだ。

見えなくなるまで手を振って見送ってくれた。お世話になりました。きっと又来ます。

なんでそんなにとりつかれたようにお遍路旅を繰り返すのか。
「四国病」とゆうんだそうだ。

確かに楽しい。しんどいけど楽しいのだ。

さあ、快晴で冷える朝。まずは10キロ先の国分寺を目指す。





ん?! 歩き遍路だ。リュックでかい。マット持ってる。テント泊か。歩くスピード速い!


道標に丸い筒。地図が入ってる。どんだけ親切やねん。


あと1時間!



物部川。


寒いけど、歩けばあったまる。札所に着いてしばらくすると、汗が冷えて寒い。
ダウンジャケットを着たり脱いだり。
寺のトイレ。
便座は冷たい。普通ならひぇ~っ!って飛び上がるとこだけど、寒くてお尻が冷えていて冷たさを感じないのだ。やっぱり修行やな、これは。


29番札所 国分寺。着いた~



テツさんとふたりで般若心経を。


次は善通寺。7キロ。2時間か。
今日はこんな道が多くてうれしい、国道はこわいし面白くない。
ひたすら歩く。ただ前に進む。足を前に出すだけ。
はるか前方遠くに見えていた目標物、煙突や高い建物がどんどん近くなって、いつしか追い越して後ろになっていくのだ。ヒトの足も速いもんだ。たかが1時間に4〜5キロだけど。



がんばれ~あと1時間!


高知市街までもう少し。


坂を登るとしんどい。でも登ると景色が見える。


30番善楽寺。到着!



ホームセンターのような店。「休んで行って下さい。トイレもどうぞ」と書いてある。

おトイレお借りします、と入った。
お礼を言って店を出ようとすると、「どうぞ、これ持って行って下さい」とお茶をくれるのだ。納札を渡して目一杯頭を下げた。「四国病」にかかりそうだ。感動…


31番竹林寺まで、又7キロ。

竹林寺前バス停15:03のバスで高知まで行きたい。
今回は「四国病」が重症化する前に、このぐらいで奈良へ帰ろう。

あともう少し。


ちょっと遅いけど、コスモス畑。



ちょっと人懐っこい地元の小学3年生。コスモスは2年生の時に植えたと。


げぇ~っ! 最後に登るんかい?! きつ~っ!




今回最後の札所。これが遠かった。おまけに、嫌がらせのように、又最後の登り。
もう疲れ果ててるんだ。足首も痛い。足のつけ根もつり気味。ヒザも時々痛い。
満身創痍ってこんな感じ?

竹林寺って普通の観光地?紅葉の名所なんかな。人が多いぞ。
でも歩き遍路は私達だけ。格好でわかる。
「ご苦労さまです」と声をかけてくれる観光客がいる。

くそ~! ここへきて階段~!




フラフラになってお参りと御朱印を済ませ。急いでバス停へ。あと10分。間に合った。

5日間一緒だったテツさんとここで別れる。
明日もう一日歩いて、夕方のバスで大阪へ帰ると。私達は昼過ぎのバスで帰る。

たまたま遍路宿で一緒になっただけの不思議な縁で一週間一緒に旅した。
変だよね。普通の旅なら、こんなことって無いよ。「四国病」かな・・・

ヒッチハイクをしてでも桂浜まで行く、とかゆうので、菅笠をプレゼントした。
それかぶって歩いてると、お接待で乗せてくれるよ。きっと。


朝から家の前を掃いてるばあちゃん、
「ご苦労さま。今日はええお天気で」と声をかけてくれる。
昨日、じいちゃん「今日は風がきついでな。気ぃつけて。足が達者でええわな」と。
歩き遍路さんには、皆優しい。

この言葉に癒されていい気持になった瞬間に「四国病」にかかっているのだ。

難儀なことに、これに効くワクチンは無いそうで、又四国へ渡るしかなさそうだ。


バスで高知はりまや橋へ。ホテルリッチモンド。汗を流して祝勝会?




今日も4万歩を突破。25キロ以上歩いた。




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